インセプション(はじまり・発端)、ユダヤ、ヤコブ12士族、ウイルスと抗体、DNAの新生。世界を牛耳る力を持つ者の潜在意識を変える。普通に見てても伝わらない部分を含めて感想
映画インセプションをなんとなく見たら導きだった・・
この映画は2010年の作品で、現在2021年
私はこの映画の存在を知ってはいたが見た事はなかった
映画好きだったのだが・・なぜか当時は見る気が起きなかったのが自分でも不思議だった。でも、今日初めて見て、なぜ当時見なかったのかそれも「まだ時期じゃない」という導きだったと気づいた
この映画は何の知識も体感を伴う経験もない当時の私が見ても伝えてる本質が見えないままになっていただろう
①ターゲットの夢に潜り込み、潜在意識を書き換えるアクション映画
②ターゲットの身近な人間を利用し、信用させて近づき、根本的な概念を書き換える
ざっくり言えばこんな感じで、なかなかタイムリミットがある緊張感がある映画で見どころ多数なので、普通にその辺の映画より出来がいい・・という話ではない!?(゚Д゚;)
これはメッセージだ!(確信)
これは知識ベースと実際の夢での体感がある人とない人ではまったく受け止め方が変わってくる映画。まさに、映画を見ている人にinception · 始まり、開始{かいし}、発端{ほったん}をもたらすかもしれない
その辺の理解を助ける情報をまとめてみよう。もう十年前の映画だからネタバレ含む(゚∀゚)アヒャ Σ(゚Д゚)
以下私を引きつけたポイント
調合師ユセフと3段階夢構造と12人の繋がれた者たち
夢に入るために睡眠薬を調合し、その眠りの深さを決める事ができる
現実から寝てみる夢・・の中で見る夢・・の中で見る夢・・
階層が深くなればなるほど、夢の中の滞在時間が伸びるという設定
第一階層 1週間 7日
第二階層 6か月 180日
第三階層 10年 3600日
それぞれの階層の夢から目覚めるには「死」ぬか「キック」と呼ばれる強制的に目覚めるショックが必要
もし、それで目覚めなければ、虚夢に落ちる
虚夢とはおいて朽ちる世界で、経験した者じゃないとこれは夢だと気づけずに戻ってはこれない場所
ユセフの導きによって深く深く眠った状態になると考えた時
これはヨセフの導きと置き換えるとわかりやすい
そのユセフの元には12の眠れる者たちがいた
コブはその施設を利用して研究していた
ここで一旦、思考を知識ベースで転換
コブ=ヤコブ
ユセフ=ヨセフ
旧約聖書においてヤコブには12人の子がいて、その息子たちがイスラエル12部族の祖となったとされている
その物語で登場する研究に協力している12人は毎日夢の世界を共有している(伏線)そのうち一人の老人が「夢は現実 我々は目覚めに来ている」と語る
みんなを夢の世界に導くのはユセフ=ヨセフが管理し、第一階層ではユセフが眠ったままの皆を守り導いていた
ロバートとサイトーとコブいう関係性
エネルギー産業を独占する企業の社長が危篤状態で死の際に、「お前には失望した」と告げられ息子のロバートはショックを受ける
その息子がただ跡を継ぐのではなく、潜在意識を書き換えて、父の会社を潰すようにコブ依頼したのが謎の東洋人のサイトー
コブはその世界では妻殺しの罪がかかり、裏の家業(夢に入る)を行っていたのだが、この3者の関係性がとても興味深いのでこう置き換えて考える
危篤の社長 :古い細胞(だいぶ劣化)
息子ロバート:正常なDNA細胞(跡を継いで細胞の複製)
サイトー :メッセンジャー
コブ :RNA
コブはmRNAとなり必要なたんぱく質を形成(仲間を集う)しmRNAウイルスとなり、ロバートという細胞へ侵入→即座に免疫・抗体に追いかけられるも、さらに奥深くへと潜っていく→細胞核のDNAに接触しDNAを書き換える
結果、ロバートは書き換えられたDNAで細胞新生を始める
映画の中ではロバートの夢の中で潜在意識によって攻撃を受けるという表現をしている事から、精神的な防御という意味でも抗体は異物を見つけしだい排除しようと攻撃してくるという事も当てはまる
つまりは夢の侵入とはウイルスと抗体の戦いに置き換えられる。これはマトリックス同様、今の時期の経験と知識がなければ気づかなかった
モル=モルペウス=マーラ
物語のどんな夢の中にも必ず現れコブの邪魔をするモルという女性。このモルという存在はおそらくギリシア神話に登場する夢の神モルペウスから来ていると思う
またはマーラ(カーママーラ)瞑想を妨げるために現れたとされる悪魔、愛の神カーマ
コブの妻、モーリー(愛称モル)はコブと共に夢の中へと深く潜る
夢の中の夢の中の・・と深く潜りすぎた結果、50年二人だけの愛の世界へ。そこで過ごすうちに何が現実かわからなくなっていたモルは現実を忘れ去る選択をした
一方でコブは現実に残してきた子供たちの事を想い現実に帰ろうとするも、モルは潜在意識の奥の金庫に「ここが現実だ」と決めて封印してしまった
夢の中の「死」が現実に戻る方法だと知っていたコブはひとつの罪を犯す
インセプション 始まりはコブの罪
コブはモルの深層意識の奥の封印された金庫を開けモルの潜在意識を書き換えた
「現実に戻るために死ぬ」と
その結果、戻るために自ら死を選ぶ事に同意したモルとコブは無事現実へと戻ったが、モルは夢と現実がわからなくなっていたために
「死ねば現実に帰れるのよ、あなたも一緒に」と現実でも自殺してしまった。モルを殺したのは自分のインセプションのせいだと後悔と罪を背負ったコブ
これって、凄い事ですよね
下層世界=仮想世界って事
夢の中でさらに夢に潜るとは潜在意識へアクセスし、その根本を書き換えるという事
ネガティブ意識をポジティブに
ポジティブ意識をネガティブに
一歩間違えばとんでもない事ができてしまう。ゆえにそれを実行しようと計画する者の精神性が非常に大事
何をどう書き換えるか?
大いなる力には大いなる責任が宿る
意識を変えさせる・・それって・・・「13F」と同じやないかい!って思いました
そして、この「13F」にまつわる要素もまたしっかりとこの映画インセプションには盛り込まれているんですよ
コブの夢 エレベーター12F
映画の中でコブが自分の記憶で再現された夢を見ている時に、アリアドネがこっそりと侵入。コブは自分の夢の中でモルと会っていた
その際にエレベーターという表現が使われ、その侵入に気づいたコブは慌てて12Fのボタンを押す。そこには子供が遊んでる姿が描かれていたがコブはそこに降りようとしなかった
という事はコブにとっての現実とは13F?となる訳です(伏線)
まとめ:この世界は誰の夢の中?
極論を言えば、世界のバランスは、力ある者の意識しだい
世界を牛耳るエネルギー産業のトップの意志が調和や平和の利他を望むならばそれを維持するために世界は動く。だけど、そのトップの意識が利己的な支配を望むのならば、世界は一部の支配者たちだけが得をする既得権益の現状維持の秩序社会になる
だから、インセプション 始まり・発端の意識・意欲を変えれば、現実は変わる という事
それを願うのがサイトー=最も東=極東アジアの者であり、その意思を良い方向へと向けようとしたのがコブ(ヤコブ)の協力者たち
その目的を達成したコブを家に帰したのがコブの父。もしかしたら、これは天の父なる家に帰るというキリスト教の表現なのかもしれない
仮にそれが、仮初の現実(コブにとって都合が良い)だとしても、本人がそれを望むならそれでいいじゃないかというような信仰でもあると同時に
それはモルが望んだひとつの世界だったかもしれない
二人で一緒にこの世界(虚夢)で年老いていこうと
しかしコブは自分が造りだしたモルという幻想との決別という現実を選んだ。そして父はコブにコブの望む現実を与えた
これはモルフェウス=夢の神であり、キリストを誘惑しようとした魔であり、仏陀をそそのかそうとしたマーラ(煩悩・誘惑)でもあり、その誘惑の試練を乗り越えて目的を達成したコブの求めた現実という夢でもある
登場人物名とその役割を見てみよう
D(Dominic Cobb)
R(Robert)エネルギー産業のドンの息子 意識を変えるターゲット
E(Eames)偽造師・情報収集のプロ
A(Arthur:コブの協力者、もしくはAriadne:夢の設計者・導く者)
M(Molly Cobb:コブの妻・潜在意識の住人)
S(Saito):エネルギー産業の改革者 ライバル企業形態を変える依頼を出す
この時点で、全ては夢だよ
だからインセプション=ヤコブの夢 でもある
でも、これは夢オチだよって話ではない
じゃ、この世界(現実)は誰の夢の中にいるのか?
ここから真理の探究が始まる訳で、映画13Fのように、創造主自身が現実だと思っていた世界は仮想(下層)空間であり、潜在意識を変える存在がさらに上から接触してきているという意図とも合致する
という事は・・・深すぎて理解が追い付かない(;゚Д゚) Σ(゚Д゚)
その真理の探究を創造主が良しとしないなら異物として排除されるだろうし、それを創造主が良しとするなら、どんどん導かれるんじゃないかな?
さて、そんな現実世界との共通点ってなんだと思います?
エネルギー産業を牛耳る会社=ロックフェラー
それを継ぐ者の潜在意識を変える計画=インセプション
実はインセプションも13Fも、ロックフェラーを匂わせている上に、それを阻止しようとする者たちが、正当ユダヤの血統でもあるというニュアンス
所で、映画の中で、夢の中にいる時にひとつ上の階層の夢の体が目覚めないまま死ぬと虚夢に落ちるという表現があるんだけど、現在のロックフェラーの孫、ヤコブ=ジェイコブが造ろうとしている夢はVR(下層・仮想空間)です
もし現実だと思っているここが夢だったら、さらに仮想・下層空間へ入るという事は?意識・魂をクラウドでデータ化して肉体を捨てるという事は・・虚夢に落ちる=そこが現実と認識して永遠に出られない
なるほど、ヤコブの夢と天使の梯子か~
やりすぎ都市伝説の話にも繋がってくるね
逆に、今の現実だと思ってきた世界が、夢では?となった時に、外からの導き・閃き、言うなれば、本当の現実の魂の導きのサインを受け取っている人は
映画の中では、目覚めを音楽をサインにしようとしてた訳で何かしらの「キック」で突然目覚めるかもしれませんね。もしかして頭内爆発病とかだったりして?確かにあの時は初めて外部(声)と繋がったし
虚夢の世界が崩壊するサインが暗雲と強風と雷だった事を考えると・・もうそのサインがちょっとずつ出てるんじゃ・・太陽が変な動きをしていたり、ポールシフトっぽい気候の変化と、世界中の大洪水や噴火とかね。強制的な目覚めの前に上と繋がってないと・・
という事はこの世界って虚夢って事やがな。国歌が歌ってた虚仮の世かもしれんな
なんてな(゚∀゚)テキトー Σ(゚Д゚)
眠りとは意識の消失=死
映画の中で眠りながら夢を共有してる12人の者たち
それぞれがヤコブの子孫12氏族を導く長たちだとしたら?
「夢は現実 我々は目覚めに来ている」
守護霊・ハイヤーセルフ(自分自身)・天の声、まぁ、色々スピリット的な霊導は・・
なんてな(゚∀゚)アヒャ Σ(゚Д゚)
おまけ:夢に関する体感済みの話色々
コブはアリアドネに対して夢の世界をどう設計しどう動かすか?を自分の造った夢の中で説明した際に、夢世界の性質や法則を変えるやり方を伝えているが、私も明晰夢でそういうトレーニング経験しました
夢の中の住人はこの世界の異物として判定したものに対し注意深く見張るようになり、排除しようとしてくるというくだりがあったのだけど・・私もそれらは実際に自分の夢の経験で何回も排除される体感をしている
確かに意図しない行動、その世界のルール違反をする事で強制的には排除は起きると思っていたが・・まさか、それがその世界を創造している潜在意識による判定だと思うと・・
①自由自在に自分が創造している明晰夢の空間
②誰かが構築している次元(夢)に無意識にお邪魔してる
そりゃ、言われるわな
「あなた幽体離脱だって気づいてる?」
「これはバーチャルではないぞ?」
ただ、その夢の中だからといって、好き放題した結果「お前はやりすぎた、反省しろ」と幽閉されて何もできない空間に閉じ込められた事もある訳で(-_-;)
映画見ながら、夢の世界のルールは確かに!(゚д゚)(。_。)ウン と強く納得しながら見てしまったw
この映画はさすがに2010年の段階で見てても
①ウイルスと抗体とDNAのメカニズムに当てはまる事
②創世記やユダヤ、キリスト教との繋がりの事
③仏陀やキリストをたぶらかした誘惑や煩悩の存在
何ひとつ知識と経験が追い付いてなくて理解不能だっただろうな(笑)そんでもって、またこの世界がVR(下層空間・仮想空間)の可能性が高まった訳で
真理の探究を続けていくと、ほんと導かれるように必要なモノに出会うんだな~
そして、inception · 始まり、開始{かいし}、発端{ほったん}
潜在意識の奥底の金庫に封印されてるモノ
それが原動力=意欲の事だと確信、私の奥底にあるのはたぶん「好奇心と探求心」オラわくわくすっぞ(*´Д`)
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