空気が乾燥すると風邪をひくという理論は人間的なもので、自然界からすればそれは、生命が繁栄する大きな法則というお話。人間規模で物事を考えずに地球規模で考えよう
空気が乾燥する=風邪をひく 咳がでる理由
秋冬は空気が乾燥するから風邪に注意!と知識と実際にそうだからという経験からわかってる人もいると思うけど
逆になぜ春夏は風邪をほとんどひかない?
なぜ夏かぜは馬鹿がひくものと言われる?
不思議なものですね
これシンプルに考えればわかりやすい事なんです
風邪とは風の中に何かしらが紛れ込み、それを体内に摂り入れて拒絶反応が起きるから出る症状
例えば、ハウスダストや生活ごみ・ホコリ、虫の死骸など、有害なものを摂取すると、当然、体内の免疫機能が働いて、そのばい菌などを退治するために、免疫が戦って熱がでます
そこに熱が集中する事で、全体の体温が下がり寒気を感じるようになる
あるいは、鼻水、涙、くしゃみ、咳といった体外へと異物を吐き出す条件反射が起きます
つまり、何かを吸い込んでしまうから発生する訳です
それを考えた時に、人間社会における建物内でひく風邪の8割くらいは、ゴミやほこり、ハウスダストを吸い込んでいる=環境が汚い という事です
どうしてそういったものを吸い込んでしまうのかと言えば、一番の原因は空調です
エアコンなどを使い、密閉した空間で常に室内に気流を生み出す事で、隅々まで行き届いた風が、ハウスダストやほこりを舞い上げて、それを風の中にまとって循環させるからです
はっきり言って、空調という人間が生み出した文明の利器と、掃除をしない環境を汚すという人間の怠惰が生み出した病気
しかし、夏はほとんど同じ状況でも風邪をひくケースは少ないです
それはなぜかと言えば、熱を帯びた湿気があるからです
空気中に含まれる水分がほこりやハウスダストにつく事で空気より重くなり、風邪の原因となる異物が空気中にほとんど舞わないからです
しかし、これが秋や冬といった空気が乾燥して湿気がゼロになると、先にも言ったようにほこりやゴミ、ハウスダストなど目に見えない塵が空気中に舞いやすくなり、それを知らずに吸い込んでしまうから、風邪やぜんそくの症状が起きます
その環境を改善しないでいると肺炎や重度のぜんそくと取り返しがつかなくなっていきます
それを実際に経験したからこそ、プラズマクラスターによって意図的に湿気を作り出すという環境が有効だと気づきました(今年に入って新型コロナにプラズマクラスターが有効という情報もでましたね)
また、その逆で熱を含んだ湿気に悩まされた夏に、空気を除湿によって乾燥させる事によって一気に温度を下げて快適に過ごせる事にも気づきました
これらは経験則で、いかにこれからの自然環境の気象の変化(暖冬や猛暑)に対応していくか?という生活の知恵ですが・・根本的にこれらのメカニズムは自然界にもあると気づいたら、少し物事の捉え方が変わり、人間社会以外でのシンプルな自然の法則に気づきました
秋は命が旅立つ時期
秋という季節は、夏野菜や自然界の花にしてみれば、もう散り終えて次の世代へと種を残す時期
その次の世代への命のリレーはとても多種多様で不思議なものです
例えば、たんぽぽは綿毛を風に乗せて飛ばします
夏とは違い、秋風は湿気がなく落ちる事なくふわふわと飛んでいけます
また、カビや胞子も同じです
本来はじめじめと湿気がある環境で育つ細菌も、乾燥して湿気がなくなると、地面から浮き上がり、から風に吹かれて乾燥し、少しずつ地面からはがれて飛ばされていきます
カビというのは自然界において他の生物が不要になった有機物(炭水化物やタンパク質など)や動植物の遺骸を無機物に分解除去し、環境を掃除する役割を持っている生態系の維持には欠かすことができない生物
これが自然界で生命が繁栄していく手段とした場合、風は様々な命と役割をその身に引き受けます。木々の花粉は植物や菌の栄養素でもあり、それも風に乗せて飛ばします
秋冬の乾いた風というのは、自然界にとって植物や菌の新たな生命の旅立ちの手段
そして、舞い上がった命は、様々な栄養を伴う雨によって新しい地へ根ををおろして繁栄する。それが自然の成り立ちであり、人間がいなくても起きるごく普通のシンプルな生態系の仕組み
ただ、それを吸い込んで苦しむのが人間=風邪 というだけの話です
しかし、人間にもまた、そういった予想外の菌や花粉が入り込んだとしても、体内で対応できるように免疫機能があり、その免疫機能を高めるための自然界の食材というものが人間や動物のためにも存在している訳です
前に花粉症になる人、ならない人について考察した事があります
自然と共に育ち、自然環境の元育てられた食べ物を普通に摂取していた田舎育ちほど、こういった風邪や花粉症という拒絶反応(アレルギー)が出る事なく、摂取できる栄養は共存している体内の菌が吸収し、異物は異物として自然に排泄物や老廃物として外へ出ていく体質になっているから
ある意味、自然と共存していれば、自然界の病気は自然界に治療薬があり、それを摂取する事で解毒になるメカニズムが存在する
ホメオパシーがその原理原則としてインドでは国家資格もあるほど重用されている
それが通用しなくなったのは、人が自然界との繋がりを持つ生態系を破壊してしまったために、エネルギーの循環の輪から外れてしまったから
昨今、アメリカで日本から渡ったオオスズメバチの猛威に困っているというが、本来それもミツバチの生態系が崩れていなければ自然に淘汰されるバランスで成り立っているはずの事
オオスズメバチ上陸にアメリカ人戦慄 専門家「日本人らは共存」、落ち着くよう助言
似たような例で言えば、池の水全部抜いてみましたで出てくる外来種の生命が、日本の魚類の生態系を破壊しているのと同じ事
自然界のバランスをビジネスや娯楽目的で破壊してるのは人間という事です
まとめ 風を邪悪にしたのは人間
風は本来、地球の意志(生態系を整える)振動エネルギーで動く大気であり、その動きに様々なものが乗っかって命を繋いでる
その様々な生命や栄養を引き受けて運ぶ風に邪なもの(自然界に還らない有害物質)を混ぜたのは人間
家の中で掃除もしないでゴミ・塵・ハウスダストをエアコンで空気循環させて、汚れた空気でゴホゴホ苦しむのも自業自得
外に出て、何かしらの有害物質(化粧品・香水・たばこ・工場の煙、PM2.5、排気ガス、汚染された空気)を吸い込む環境にしてしまったのも人間
空気の通り道もコンクリートで固定して気流の流れも悪くし、解毒効果のある自然界の植物すらもない状況
人間が邪気や万病と呼ぶ風邪は、自然界の様々な生命エネルギーそのもの
ただ、それを循環するエネルギーとして取り入れられない身体になったのも・・因果応報という言葉が正しいなら、まさにその人間が創りだした業が人間に返ってきている
例えば、風邪に限らず、エビ・カニ・魚介類の後天的なアレルギーは、海洋ゴミとして捨てられたプラスチックやビニールを餌と間違えて食べた結果、体内で処理されないまま、水揚げされてそれが人間の体内に蓄積する事で起きる拒絶反応
これを自然界に治せるものはない=人間が作り出した不自然な病気=人間の業
それでも自然は今、プラスチックやビニールなども分解する細菌が生まれるなど、汚染される環境をなんとか自己回復しようとしているのだから驚きである
応用して安全に摂取できるようになれば人間の体内に溜まったプラスチックなども処理できる可能性もあり、アレルギーの克服にも繋がるかもしれない・・という食べようするのもまた人間の業か(笑)
この地球規模の法則を考えれば、乾いた風は生態系を新たな地へと命を繋ぐものであり、雨は地に根を下ろすための方法であり同時に栄養も与えている
という完璧なバランスのお話。日本は特に四季に恵まれているからこそ細菌や植物の生命の多様性に溢れていると言える
もしかしたらこれが 八百万(やおよろず)の神 という自然信仰の捉え方なのかもしれない
カタカムナでカミとは力の実態を意味し、八百万(やおよろず)とは【数がきわめて多いこと】を意味する
そう考えると、自然の中に生きる菌類・植物・昆虫・動物、あらゆる所に神(カミ)はいると受け止め、八百万の神と共に生きる=自然を大切にする
その自然の恩恵を体に取り入れるという事が八百万の神に守られている=体内の60兆以上の細菌との共存
というまさに日本人らしい素直な受け止め方が一番しっくりくる気がする
逆に言えば、自然の天然の食材を食べていない=神に守られていない
邪気に負ける=風邪や病気になる
そういう事なのかもしれないね
新型コロナで陽性になった人が、髪が抜ける脱毛の後遺症がという情報の時も、真っ先に浮かんだのは添加物まみれのインスタント生活での栄養の偏り
ちゃんと自然の栄養を摂り入れないとダメだという事・・なのに、その自然農業すらも封じる動きがこれ(ここまで来ると明確に神=自然との分断を感じる)
資本主義が全てを破壊する事に繋がっている事に気づいてヒトデナシからヒトへと戻ろう
自分で家庭菜園をやっていて、植えたはずのない雑草が生い茂るのは、「この地なら新たな生命を育む環境に適している」と風が運んできてくれているという事
そして、そこには知らない内に、どこからともなくその生態系で生活する生命が増えていて、その生態系がエネルギーの循環を生み出して、その恩恵を人が得られているという事
そういう学びもを自然界は教えてくれている事に気づこう
風は振動エネルギーが伝わったものであり、根本は地球の意志の伝達
カタカムナ:かぜ=力を内に引き受ける
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