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糖質制限すると肝臓に負担!?糖新生によるサルコペニアの恐怖

無計画な炭水化物ダイエットのような糖質制限を続けていくと、体重が減るだけでなく、糖新生によって肝臓に負担がかかってしまい、本来の解毒作用などの役割を果たせなくなり、二次性サルコペニアになる可能性がある恐怖のメカニズムを備忘録としてまとめておこう
肝臓 弱る

糖質制限をすると肝臓にダメージがたまる!?

栄養学に詳しい知り合いから、「急激に体重減ってるけど、筋肉量はチェックしてる?(;´・ω・)」と聞かれたが・・筋肉量ってどうやって測るん?(;´・ω・)体脂肪計で脂肪はわかっても筋肉量ってわからんよね・・
っと思ったら筋肉量を計測できる体重計もあるみたいですねΣ(・ω・ノ)ノ!

筋肉が減ったかどうだかは、糖質制限をする前に比べて疲れやすくなったかどうか?というのもひとつの目安らしいけれど、元の体重-15kgだから、重さが軽減されてる分、疲れはないので判断が難しい(;’∀’)
ただ、この減った重さというのが内臓脂肪や体脂肪だけではない可能性があるという事で、ちょっと怖くなったので色々調べてみた

炭水化物抜き(ブドウ糖)=糖質制限=脳への栄養が遮断

炭水化物(ごはん、麺、小麦)は体内で消化されるとブドウ糖になり、これが脳への栄養素となっているのだが、この炭水化物を抜くとどうなるか?については過去記事でもまとめたとおり、ざっくり最終的には脳には別の形で栄養が体内で作られるようになる「糖新生」が起きる

糖質制限実行で3週間で体重9kg減!


糖新生とは、血糖値が下がった際に、肝臓でブドウ糖を作りだし血糖値を上げる働きの事を言います。だからさらに肝臓で糖を創りだすための栄養素とエネルギーが必要になる訳ですが・・
この「肝臓にかかる莫大な負担」について理解しておく必要があります

足りない糖質は貯蔵したグリコーゲンを利用する

もともと、糖質制限は、グリーコーゲンという貯蔵庫に入りきらなくなって脂肪に集まっている糖を活用し、血中に摂取する糖質量を控える事でどんどん脂肪の糖の貯蓄を使い切って痩せていくという目的なのですが・・まったく炭水化物を抜いた状態が長く続くと、当然、糖の貯蔵庫も空っぽになります
・・すると始まるのが体内でブドウ糖を創りだす糖新生です
糖新生を行うにあたって使用するのが「筋肉のタンパク質(アミノ酸)」
当然ですよね(;´・ω・)だって、内蔵脂肪の糖分は最初に利用して・・次にグリコーゲンの貯蓄の糖分使い切っちゃって・・もうこれしかないの・・(ノД`)・゜・。って泣く泣くって差し出すのが
おい!俺の筋肉!です(笑)
それが過度の糖質制限=筋肉量の減少の要因
病院に入院すると、筋肉量めっちゃ減って THE 病人(›´ω`‹ )
って感じになるのもわかる気がしますね。逆にマッチョ=糖質制限+プロテイン←これが対策
・・ただ、ここで気づいてわが身を治すなら救いはあるけれど・・冒頭でお伝えしたように、筋肉量の減少って普段から計測しないかぎり、よほど見た目が変わるまでまず気づく事も気づかれる事もないですよね
もし、このまま知らずに糖質不足を補うための糖新生(筋肉の消費)が続けられたらどうなるか?

サルコペニアまったなし!

サルコエペニアって初めて聞く人もいるけれど、一時期ダイエットがテレビで流行った頃に、男性のメタボリックシンドロームの影で女性の過度なダイエットによるサルコペニアシンドロームも実は登場してました
具体的な症状としては、低筋肉量、低筋力、低身体機能な状態です

  • 歩くスピードが遅くなる
  • 杖や手すりが必要
  • 階段の上り下りですぐ息が切れる等・・

サルコ(sarco:筋肉)ペニア(penia:喪失)というまんまな言葉です
昔は加齢による寝たきりや活動性が低下する事によって診断されるものも多かったようですが、近年は若い人にも増えている恐怖の症状

一時性サルコペニア(加齢性サルコペニア)

加齢による身体能力・機能の低下以外に明らかに原因がないもの

二次性サルコペニア(活動・疾患・栄養に関するサルコペニア)

  • 不活発な寝たきりなど運動不足な生活スタイルが原因になるもの
  • 重症臓器不全(心臓、肺、肝臓、腎臓、脳)内分泌疾患が原因のもの
  • 消化吸収不良、食欲不振、タンパク質摂取不足、薬物の使用が原因のもの

適度な糖質制限ではなく、過度なやりすぎなダイエットをを実行していくと、この疾患に関するサルコペニアになりやすい原因として「肝臓へ負担が大きい」点があります

肝機能&解毒作用の低下が招く未来

糖新生により、周りの筋肉からタンパク質を集め、肝臓が無理やり糖を作る・・これを繰り返すと、本来の肝臓の役割以外に酷使された肝臓が疲れてしまいダメになってしまう・・するとどういう症状が起きてくるのか
アルコールや薬、老廃物などの有害物質を分解でできないため、有毒なものが体内に残る。その体に有害な老廃物を流すための胆汁を生成、分泌できなくなり、脂肪の消化吸収を助ける消化液を創りだせない
結果、食欲不振という症状が出てきて、栄養不足などになるそうです
アルコールで肝臓がダメになるってよく聞きますよね
あれってアルコールをたくさん飲むから肝臓がダメになるんじゃなくて、アルコールを分解するために、肝臓が酷使されすぎてダメになって、本来は分解できたはずのアルコールや有害な老廃物を流すための胆汁の生成もできなくなった・・全ては「肝臓がダメになった」という事が引き金
肝臓って大事ですね(;´・ω・)コワイワ
という事はサルコペニア(身体機能の低下)はその第一症状、肝臓に負担かかってるよ!の早期発見って事
・・じゃ、その肝臓がぶっこわれる引き金になるのが糖の貯蓄がなくなった事による糖新生での筋肉喪失
そもそも糖のストックが減っていく原因は、炭水化物をカットする事によって
脳への栄養素(ブドウ糖)が足りてないのが事の発端です
となれば、対策は1つ!

適度な量の炭水化物を意識して食生活を改善する

糖質制限中でも炭水化物を摂取したほうが良いと言われるのがまさにこれ。こういう病気が待っているので、完全な炭水化物抜きではなく、適度な食事量の調整で、貯蓄の糖を使わないようにする方法
実際、なんだかんだで14kg痩せた上に、VAPEのおかげで禁煙もできてるし
適度な炭水化物抜き(肉・魚・卵・野菜・キノコ・大豆中心)生活はありです( ̄ー ̄)ニヤリ

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. こんばんは。
    ご無沙汰しております。
    糖質制限が気になって調べていたのですが、危険という話がちらほら出てきてどうなのかなと思ってました。
    その原因って、そういう事だったんですね。
    分かり易い解説、ありがとうございました。

    • 青い森のカズさん 毎度(≧▽≦)
      そう、やってみて危険の意味を体感するという(笑)
      急激な眠気や失神手前の目まいに食生活の偏りでの切れ痔等・・
      そういう目に見えてわかる症状と同時に起きていたのが見えない体の中での肉体変化
      ここを想定しないで炭水化物抜きを貫くと大変な事になるというね(;´・ω・)恐ろしい話

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