好奇心

直感・閃き・気になる事探究を楽しむ

東日本大震災や平成28年熊本地震から学んでほしいシステムや生活の改善

直接的な被災地ではなく間接的な被災地だからこそ、見えた、今後のシステムの改善、対策、そして、個人家庭レベルので災害対策の心得など、東日本大震災から学ばされた教訓を実際に、停電になってから起こした行動の記録を含めてまとめてみました。最近起きた九州の熊本の平成28年熊本地震にも共通する対策です

平成28年熊本地震

4/14日に起きた九州地方の地震の正式名称は平成28年熊本地震と決まったようです
この災害が起きるほんの少し前、「棒ラーメンは九州のソウルフードったい!」と明るく教えてくれた友人。注文して食べてみた結果、パスタでもなく、そばでもなく、そうめんとも違う・・独特な初めての触感のストレート麺に舌鼓を打って、おいしかったよ!と伝えた友人が・・今も断続的に震度3~4の状況、加えて、真夜中の震度5強で震えて寝る事もできない状況。遠方で何もできない自分の無力さを感じてしまう
震源地の熊本の人たちの救援に関しては、初期初動で2000人から、16日時点で15000人に、先日のニュースではさらに追加派遣され、2万人規模になっているらしいです。現地では倒壊の恐れがある半壊の家屋や雨による土砂災害など二次被害のリスクを抱えながらも、自衛隊や警察、消防の方たちが救助任務についているのだから、個人がボランティアで現地入りは返って邪魔になるので絶対やめましょう
で、これから色々な問題を抱えるのは、被災地の近隣県の方です
不安をあおる訳ではなく、東日本大震災の時、直接的な被災地ではないからこそ起きた現実の問題です。これから何ができるか?どういう状況に収束していくのかについて以下の点をよく考えて行動してください

食糧難は意外と早くやってくる理由

被災地に近いけど、意外と被害が少ないという地域の場合、危機感はあまり感じないと思うかもしれません。しかし、近隣県が率先して、物資供給を行う体制に入る事と、さらなる問題は、救助に向かう自衛隊などの組織が通過する近隣地域でごっそりと買いだめしていく事による、慢性的な食料不足に陥る事です。
今回は2万人もの救助部隊が集まっている訳で・・、自給自足する訳じゃないから長引けば長引くほど、近隣県の食料難は続く事が予想されます。だからこその大量人員投入による早期解決を狙っているのかも・・?

ガソリンも一台1000円まで!などの制限がでてくる

一刻も早く被災地から遠くへ行きたい!家族や友人を助けに向かいたい!・・いろんな思惑で一斉に行動する人が増えると、ガソリンを運んでくるタンクは限られているので、ガソリンスタンドのガソリンが枯渇します。また、物資を運ぶためのトラックや自衛隊の給油が最優先されるので、近隣のガソリンスタンドでは、おそらく給油制限がかかります。

節電・節水を呼びかける可能性がある

上下水道管の破裂など、水に関する問題がでてくるため、供給が制限されます。飲み水以外は、風呂場に貯めたり、空のポリタンクに入れたりして保管しておくといいです

停電になったら都市インフラに混乱が発生する

原発が止まるか、風力発電が止まるか、電力会社が止めるか・・いずれにしても、停電になると、都市機能が崩壊します。信号機が付かないだけで、カオスな状況になります。対向車線での追い越しや逆走・・という自分だけが助かればいいという人間の黒さを目の当たりにするかもしれません。
また、東日本大震災の時は3月で雪も降っていて、ご近所さんのオール電化住宅は暖をしのぐもきつかったそうですが、九州は比較的暖かい時期だったようで、その心配がないかもしれません
さらに電気が使えないと冷蔵、冷凍が機能しなくなるため、長期間を見越して保存食がまず食品コーナーから枯渇、次に今すぐの食料として生鮮食品が枯渇、自宅にある食品の賞味期限が前倒しになってしまいます。さらに電気が使えないと、外部との連絡手段である電話やラジオを充電する事ができなくなります。
これらがしばらくは、近隣県の日常になるかもしれない事を考えた上で、以下の行動をおすすめ

災害時のために水と缶詰はバックパックにいれておこう

日常から常に臨戦態勢という訳ではありませんが、こういう事態になったからこそ、次は大丈夫!すぐ動ける!という準備をしておくという事です。備えあれば憂いなし!一度でいいからしっかりとした対策を

停電対策を考えておこう

停電になると、都市インフラが無効になるというのはお伝えしましたが、日常生活においても様々な問題が起きます。その中でも一番の問題は灯りです。
たばこを吸う人は、常時、ライターやジッポ、渋い人ならマッチを持っていますが・・、たばこを吸わない人でライターを持って歩く人はいません。停電になるとIHヒーターなどの調理器具が使えません。
ガスがあれば別ですが、それ以外は基本直火を起こして調理が必要になります。また、夜は一定時間照らす灯りが必要になります。室内であればろうそく、屋外を考えて、車庫や倉庫に一斗缶と焚き木になる木材を用意しておく(アウトドア用の木炭や着火剤でもOK)

東日本大震災の時の我が家の状況

以下の文章はもともとこのページのメインだった記事部分です。今回の熊本地震は震源地が北上している可能性があるとの事で、被災地の1つ、2つ離れた近隣県の人は同じ問題に直面するかもしれないので、一応残しておきます
プツゥン・・
Σ(゚Д゚)ノノなぁぁぁあぁ またか!?
またか・・というのは私にとっては『ブレーカー』にあたる
我が家では過去に二階でダブル同時ケトル使用で落ちてから
電熱器の同時利用は避けるべき・・という暗黙のルールがあった
パソコンへの電力供給が非常に重要な私にとって
ブレーカーが落ちるのは死活問題・・
しかし、今回『ブレーカーが落ちた気配』はない・・
そう・・・この時すでに事態は深刻な方向へ動きだしていた
3/11 14:40数分・・強烈な揺れを断続的に確認
家には母と私の二人で揺れの状況を見て、家の外に飛びだす
それを数回繰り返すうちに事態の深刻さがわかってきた
これはブレーカーが落ちたわけでも・・・
我が家につながる電線が切れたわけでもない・・
その答えは何気なく持ってきたラジオをひねるとわかった
『女川原発の活動停止』
それは東北への全ての電力供給を停止するということ
事態は、一家レベルではなく、78万世帯が同時停電に入った事を意味する
地震の揺れがなくなったのを確認して家に入りふと周りを見渡すと・・
テレビ・ビデオ・エアコン・換気扇・電話・パソコン・電気ストーブ
電子レンジ・洗濯機・冷蔵庫・トイレのスイッチ・携帯の充電器
電気を止められた今、当たり前だったものが
一瞬にしてただの物言わぬ塊と化した
母にはろうそくやマッチ、ラジオを探すように指示し
私は、食料を探してみる事に
幸いな事に、我が家には4つもラジオがあった(なぜ?)
しかし、それを動かすための電池がほとんどない
そうこうしているうちに襲ってきたのは『寒さ』
当然のことながら3月前半は『真冬真っ只中』である
電気ストーブが使えない今、寒さをしのぐには
『灯油ストーブ』か『反射ストーブ』しかないが
幸いにも我が家には、奇跡的に20年前の灯油ストーブが眠っていた
それを引っ張り出して掃除をしていると、父も徒歩で帰宅
私「あれ?なんで歩いてきてんの?車は?」
父「駐車場に電気がきてないから、下ろせなかった」
縦長式の自動で車を制御して管理するビルタイプの駐車場
車が自動的に運ばれて管理されていく様は無駄にハイテクで見る分にはおもしろいが
電気がないから動かせないというのはいかがなものかと・・(・。・;
そんな徒歩で帰宅した父にしてみれば、灯油ストーブは20年前の相棒
それを引っ張り出して、手馴れた手つきで灯油を供給して
マッチで火をつけると勢いよく炎がつき、使える事が確認できた
あとは、ライフラインともなる携帯電話のバッテリー
ダイナモ式発電携帯充電器付きラジオライトを手に入れるために
近場のホームセンターへと車を走らせた
ここで停電ならではのカオスな状況その1に出くわす
『信号機が動かないという怖さ』
これは非常に怖い
緊急事態だから、急いでるから、俺が先に行くんだ!
という顔つきで速度を落とすことなく突き進む人間が多いという怖さ
右からも左からも前からも・・
そして、2車線でありながら、対向車線を平気で逆走する馬鹿もいる
主にタクシーの運ちゃんが数台続いて走っていった
大きな被災地でもない場所でありながらも
正しく導き判断するという信号がないだけ・・・
道というのはここまでカオスになるものなのだろうか・・
そんな中、やっとこ目的のホームセンターについてみると
なにやら張り紙が・・「ストーブ売り切れました」Σ(゚Д゚)
店の前に店員が立ち「何を買いにきましたか?」と聞く
客「ストーブを・・」なんて言うと
「すいません、ストーブは売り切れましたので」
とかぶせ気味に言われてて店に入る事ができない
私の場合は、電池とダイナモ式充電器ラジオライト
なので、スルーして店に入れてもらったが・・
店内に入ると・・そこは真っ暗闇のお化け屋敷のような感じに
それぞれの商品の上にある『何番コーナー』という札も
ただの板の影としてしか見ることができない
店員「何をお探しですか?」と私に尋ねる
私「ダイナモ式のラジオでライトがついてるやつを・・」
店員「でしたら、こちらです」
その店員はライト片手に店の奥へと導いていく
その後ろを私はついていくが、なぜかその後ろへぞろぞろと人は続く
突き当たり、目的の場所に着いたかと思えば
その店員へ、後ろから付いてきた人たちの質問ラッシュが始まっている
私は目的のダイナモ式発電携帯充電器付きラジオライトがあったので
それを手にほっとしていると・・
同じコーナーで足を止めて災害用ラジオを探していたっぽい
となりのおばさんが声をかけてきた
おばさん「おにいさん!なんでそんなもの買ってるの?」
私「え?だって携帯の充電切れたら終わりじゃないですか」
おばさん「Σ(゚Д゚)!!そうだよね!おにいさん頭いい!」
・・っと言った瞬間、おばさんはそのダイナモ式発電・・(以下略)を
全てかごにどさどさっと入れてしまった
当然、その商品はおばさんが大人買い(まとめて購入)・・(いいのかそれで?)
きっと各地で起きている食料品の棚の商品がごっそりなくなっているのは
こういう『買い占める人』がいるからなんだろうと感じた
とりあえず、日没も近い事から急いで家に帰る途中
近所のスーパーで食料品を買いだめしようと駐車場に入ると
多くの車が混雑している
「こんなに人がいるのか・・」
すでに出遅れた・・かと思いきや、入り口まで歩いていき
引き返してくる人が多いことに気づく
『停電のため、休業しました』
入り口は硬くロックされ、この一言が書かれた紙で追い返される
そして、車に戻り、駐車場の出口から出ようとしている
なんて事はない・・混雑している理由は
『食料が買えない長蛇の列』だった
家につくと、我が家の居間の真ん中に
板を敷いて、20年前の灯油ストーブが熱を発してた
思えばおのおの個別の部屋を持つようになってから久しい
家族がそろった団欒の時間だった
テレビもパソコンもゲームもなにもかもがない静かな暗闇に
マッチでつけた蝋燭の明かりと暖を取れるストーブの明かり
「そういえば・・お前たちが小さかった頃・・」と
父や母が思い出話をふりかえる
一見して、暖を取りながら、有意義な歓談のひと時に思えるが
地震の揺れが来るたびに、灯油ストーブを消して
近場にまとめた荷物を持って飛び出す体勢になる緊張感が付きまとう
これを数回繰り返して、だんだんと心身共に疲れてくる
ラジオは常に、かけていないと、『情報が入ってこない恐ろしさ』がある
逆にラジオをかけているからこそ『聞こえてくる恐怖』もある
「地震緊急警報が発令されました!○○地域は気をつけて下さい」
この声にどれだけ場が一瞬で凍りつく事か・・
いつまで続くかもわからない停電
冷静に行動を話しあう・・「全ては夜が明けてから」・・
おのおの眠りにつくが、誰も深い眠りにはつけなかった
私は状況が気になるためダイナモ式携帯充電器を夜な夜なまわし続け
ワンセグ放送を見ていたが・・
そのつど聞こえてくる緊急地震警報音と
たびたび起こる震度2~3の揺れに心が折れそうだった
情報がありすぎるというのも実に怖い
夜があけ、冷静に必要なもの、必要ではないもの
現在の状況を家族で話しあった
「車のガソリンはどのくらいある?」
「冷凍庫の食料は?」
「冷蔵庫の中身で賞味期限がやばいものは?」
「保存食の残量は?」
「水は?」
「ガスは?」
「トイレは?」
ラジオからは宮城震度7、岩手震度6など絶望的な数値が聞こえてくる
しかし、電気のきてないこちらではその状況は想像しかできない
その後、それぞれ分担制にして家族が動き出す
父:みんなの携帯充電にダイナモを回し続ける
母・姉:冷蔵庫の食料の調査および、保存食の管理
私・妹:必要素材(食料・燃料・対策器具)の買出し
道路の状況は先日と変わらず混沌としている
所どころに『譲り合いの精神』を感じさせる人もいるが
その後ろや前の状況とかみ合っていない
『一方的な譲り』によって『多くの人が迷惑を受ける』形になっている
『小さな親切、大きなお世話』
まさにこの言葉がぴったりな状況だ
車の流れ、自分の停車位置、相手の状態
信号という絶対的なルールのない状況では
これらを含めた正しい判断が必要とされると認識した
店の状況も停電から二日目ともなれば一変する
先日は、暗闇の中、懐中電灯片手に店を案内もしていたが
現在は店の中の商品を外部に持ち出し、客を中へ入れない体勢へ移行
当然といえば、当然の判断で先日があまりにも緊急すぎたため
店側も対応仕切れなかったという事
落ち着いて対処すれば、客のニーズよりも一方的な商品の限定
「これ以外は売りません」
というスタイルに固定することで実に合理的に人をさばける
陳列した商品を右から左へ流れるように客は進み
気がつけばレジにつながっているというスタイル
これは、電化製品に限らず、食料品店でも利用されていた
合理的ではあるが、先日、3000円だったものが・・
翌日、似たようなもので5980円というのはいかがなものか・・
※メーカーが違うからか?
とりあえず、目的の物を購入し、家に戻ると
「電気がついた!」
という父の声が聞こえた
部屋の至る場所から聞こえる電化製品の起動音
何もなかった『昭和の時代』から『現代』への復旧が始まった
それと同時に地デジに映し出された
被災地の凄惨な映像を見て我が家は凍りつく・・

hisai.png

チャンネルを回すことで一気に入ってくる各地の被害状況・・
一時的にはワンセグで映像は見ていたものの・・
バッテリー切れから空白の時間のほうが長い
その時間に事態は急転を繰り返していたようだ
ここからは、被災地ではない遠方で状況を見ていた人たちと同じ
ただ、ただ、テレビを見て、親戚や友人に連絡を試みては
通信・通話ができないを繰り返すばかり
ただ、被災地ではないにしろ・・被災地の近隣県であるがゆえに
今後、救援物資は優先的に被災地に送られるため
『近隣県は食糧難に陥る』ことが予想できる
電気も、ガスも、水道も、使えるが
食料に関しては『節約を余儀なくされる』懸念もある
今回の地震から学んだ事は非常にたくさんあり
地震による直接的な被害ではないにしろ
間接的な停電という障害から、多くの問題が露呈した
『都市機関の信号の電気供給システム』
事故こそ、おきてはいないものの非常に二次災害を引き起こす危険
電気供給が切れたら
『自動的に予備の電源(電気を必要としない)に切り替わるシステム』
これを徹底してもらいたいと思う
実際、混沌した状況でもボランティアで近所のおじさんが
誘導棒を持って、指示しだしたら、スムーズな流れに変化した事から
『指標となるものは滞ってはいけない』と実感
『ショッピングモールや立体駐車場などの自動開閉バー』
地震の際に逃げようとした車が自動開閉バーの電源供給が途切れたため
開かないがために駐車場から出られないという事態が起きた
単純に、油圧式でもいいから
『人の手で開けるシステム』がつけばいいと思う
この辺については開発コスト云々じゃなく、必要対策として盛り込んでほしい
『灯油ストーブ・反射式ストーブの見直し』
電気ストーブに頼っている現代、停電被害が起きた際に
私の地元では、真っ先に反射式のストーブが売り切れになった
それだけ多くの人が『電気ストーブ』を利用していたという事
しかし、実際に利用してみればわかると思うが
灯油ストーブと電気ストーブでは部屋の暖まり具合がまるで違う
・・・と『火の揺らぎ』が見えるから
『心理的な安心効果』があるのかもしれないが・・
『安全性』と『燃料』を見直せば十分に利用価値はある
今回の停電でもっとも被害を受けたのは『オール電化住宅』
部屋の温度調節から換気システム、IHの調理器具など
至れりつくせりの環境が一瞬にして使えない状況になったと
近所のオール電化住宅の人が言っていた
オール電化にも今後『何らかの緊急対策』は用意してもらいたい所
『調理法の見直し』
食事に関しても炊飯器や電子レンジに頼っている現代
電気が止まる事で、料理法を知らない人は乾麺などに頼ってしまう
結果、コンビニやスーパーで売っていた限られた商品の中で
カップ麺を大量にかごに入れる人が多かった
棚には多くの味噌・小麦粉・片栗粉などの調味料が残されていた
電気が使えなくても、ガスや水道、火が使える環境であるなら
こういった即席な物に頼らず『保存食を人手間かけて作り出す』
そうした利用をしたほうが『長い期間食料保存』に耐えられる
実は米に関しても、ガス(直火)が使えれば簡単に炊ける
『はじめちょろちょろ、なかぱっぱ』
という昔の言葉は聞いた事があると思う
これは始めは弱火、後は中火でじっくりという『ご飯の炊き方』の表現
米約1合~1合半を目安として考える
といだ米を土鍋などにいれ、手のひらを押し付け指の高さを目安に水をひたす
ふたをしめて最初は、5分ほど弱火、その後15分ほど中火で炊けばご飯は炊ける
圧力鍋を使う場合は、米1カップとして考えたら
水も同量の1カップ入れてふたを閉めて強火で3分
圧力なべのふたの上のおもしがカタっと落ちたら火を止めて
12分~15分ほど放置すると、米が出来上がる
硬さに関しては、水の量を調整するといい
たったこれだけで、米があればご飯は食べれる
夜に多めに炊いて、おにぎりにしておけば、翌日の朝も食べれる
『電気に依存しない調理方法』を意識する事がひとつの『災害対策』ともなる
ボランティアに関して
昔、学生時代に、新潟中越沖地震のの被災地の映像を見ながら
ボランティアは『助けにいくのが正しいか?』『寄付するのが正しいのか?』
という議論で話あったことがある(ただの会話だったが・・)
当時の私は
「寄付するべき事が正しい行動だ!」という友人の意見に対して
「直接助けに行くのが人道的だろう!」と真っ向から意見を返したが
今なら、彼の言っていた事が理解できる
陸上自衛隊、各災害救助隊、支援団体としてのボランティアというのは
それぞれ自分たちの『衣食住の問題は解決できる力』を持ちながら
『それ以上の支援を行える』という前提で動いている
個人のボランティアが身一つ、もしくはテント持って災害救助に向かう
被災地で活動して、食料は配給を受ける。これは『支援』とは呼べない
身近な友人が被災地にいたからこそ何かそいつのためにできないか・・
と冷静に考えてみても、一般車両は救援車両の邪魔になるから走行不能
連絡で励ました所で、腹も膨れないだろう・・
冷静に考えれば、海路・陸路・空路、全てにおいて
直接的な物的支援をできないからこそ金銭的な支援しかできない
一人、一人は10円、100円でも、それが1万人、100万人になれば
きっと、被災地の人たちの食料となり、服となり、復興支援につながるはず
ただ、気持ちをこめた100円の寄付が
被災地に届くかどうかは、支援する団体をちゃんと見極める必要がある
ネットで飛び交う情報を信用しないでほしい
こういった緊急の状況の場合、テレビのテロップに出てくるような
連絡先情報のほうが信用できる
ネットビジネスをしている人は『それらしいホームページ』を作るのは造作でもない
特に集めた資金を何に使ったのかを明かさないケースもある
全てがそうだとは言い切れないが
便乗詐欺も発生していることからもそれは伺える
ずっと以前から支援団体としての『実績や活動記録』があり
今、現在被災地にしっかりとした支援を行っている団体を調べてほしい
『誰かを経由しての寄付』ではなく
『自分自らが直接支援団体に寄付』してほしい
無事を祈るのであれば、捜索隊員が一人でも増えるように
復興支援として『ちゃんと届く場所』に寄付することが最良の行動だと言える

東日本大震災の脅威は去っても慢心するな!と言わんばかりの・・余震

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 5 )
  • Trackbacks ( 4 )
  1. たぬちゃんの書いたこの記事では、いろいろ学ぶことができたわ。
    倉庫に入っていたキャンプ用品をチェックして、
    災害時に使えそうなものをいろいろだしておいた。
    電池式のランタンやラジオ付き懐中電灯など使えるじゃんね。
    ダイナモ式の携帯充電のは、おとといの段階で売りきれてた。
    車のシガーライターで充電するケーブルがあるからそれでいいかな。
    やっぱり石油ストーブも売りきれてたよ。
    停電も1晩なら我慢できるけど、
    何日も続いたら困るよね。
    うちオール電化だから風呂も入れない><
    あ、たぬちゃん、食糧は手に入ったか?
    何か送ってあげたいけど、宅配も東北には届かないみたいだ(* ̄□ ̄*;

  2. ももぴん キャンプ用品はいいかもね(*´∀`)
    車庫にあるもの、古いもの
    その利用価値をもう一度見直すといいよ(*´∀`)
    意外な所で役立つかも
    我が家は20年前の灯油ストーブで暖を取ったが
    ご近所さんは電気ストーブだったために震えて夜をすごしたらしい
    この時期だからこそ、火の大切さを実感した
    それと、人海戦術で、運ぶ荷物は分担制にするといいよ
    今はまだ息子君たちが家にいるからいいと思うけど
    子どもらが家にいないときのことも想定してね
    あ、ももぴんはパワフルだから心配ないかw
    停電に関しては、輪番停電のように、いつから、いつまでという
    線引きがわかっていれば、それは『我慢』だけど
    先の見えない停電はほんとに『耐え忍ぶ』だよ・・
    食料に関して驚いたのは、なんで輪番停電だけの都会で
    あれだけ食料を買い込む必要があるんだ?ということ
    愉快犯が流したツイッターのデマや多くの読者を持つ
    メルマガ発行者の口コミ情報に踊らされたのかね
    冷静に考えれば、わずか数時間の停電なのに・・
    そういうことするから、意味もなく食料難になりパニックが起きる
    また、寄付金も『誰かを経由して』という動きになってるようだけど
    そのお金がちゃんと寄付にまわったか確認できない時点で自己満足で完結
    ・・・でお金も届いてなければ意味ないよね
    たとえば、300万義捐金集めて、280万払ったとしても体裁は保てるから
    残り20万くらい懐にいれてたとしても確認のしようがないね・・
    ああいう義捐金って法的な届出とか必要ないんかな?
    だとしたら、やりたい放題だね・・
    ストーブはもう少しすれば必要なくなるんだけどね
    手に入るタイミングでひとつは手に入れておいたほうがいいね
    ※車庫に眠らせておこう
    できれば、小さいほうがいいよ、持ち運びできるし
    うちは揺れるたびに灯油ストーブの火を消して飛び出したが
    もっと小さければもって逃げれたんだけどね・・
    最悪、いっとかんと角材(笑)
    燃やすものさえあれば暖は取れる(ゝ∀・*)ノ
    食料支援の気持ちだけもらっとく(゚д゚)ウマー
    一応、我が家の食料は大丈夫だとは思う
    今から、ちょっとずつ、食事は切り詰めてるよ
    ちょくちょく店に入荷してないか覗きには行こうとおもうけど
    みんな、乾麺とか即席なものばっかり買うから
    味噌・小麦粉・片栗粉・パン粉とか材料は結構残ってるよw
    あとはアイデア料理だな(笑)

  3. いや~、リアルな話でした(^^;)
    たぬきちさんも、隣接県ということですが、今後が大変ですね。
    私も、大阪なので阪神淡路大震災の時は隣接県でしたが
    スーパー、コンビニに商品がないという状態・・・
    震災直後なんて、自衛隊が支援に向かいながら、道中のお店で買い占めて持って行きましたから
    あちこちで、地元の人と自衛隊が喧嘩ですよ・・・
    オール電化はきついですね。オール電化にするなら、太陽光発電も同時に考える必要がありますね。
    またそうやって販売する業者が増えそうだなぁ。
    募金は、日本赤十字が一番無難なのかな?
    大阪は、自治体の募金も日赤と提携(っていうのか?)してるようなことを、橋本さんのツイートで言ってたし。
    寄付の場合は、証明書ももらえて、税金の控除の対象になるみたいですからね。
    アフィリエイターでも、募金のツイートが流れてきましたが、久しぶりにみたな~って思ってツイートの履歴見てみたら、募金のツイートの前が9月って・・・
    怪しさ満点だ~
    募金サイトも簡単に作れるってのも、きましたね~(笑)
    リツイートで流れてきたので見てみると、それなりのページ・・・
    でも、連絡先が携帯番号とスカイプIDだけって・・・(-_-;)
    リツイートする人も確認してしないとね~
    ツイート元の人間は、Twitterの方に通報しときましたけど
    かなり心配でしたが、とにかく無事でよかったです。

  4. たぬきちさん、
    大変だったんですね。
    と、言葉で言うのは簡単で、
    体験してないものには、
    本当にはわかることはできないです。
    口では何とでも言えます。
    でも知らないと分かれないし、
    分かろうという気持ちを持たないと、
    当事者の気持ちには近づけない。
    だから知ることって大事だと思います。
    こうして「たぬきちさんの経験」の記事を読んで、
    私も知ることができました。
    地震も災害も、はたまた病気も、事故も、
    誰にでもいつでも起こり得るものですもんね。
    心も体も強くしておかないといけませんね。
    たぬきちさんはよく家事をされてますよね、
    わたしも家事はメイン担当なのでしてます。
    前に「家事力は生きぬく力だ」って聞いて、なるほどって思いました。
    「めんどくさいなあ」なときも相当ありますが、
    これは「生きる力トレーニング」って思うと、やる意味を感じます。
    たぬきちさんの今回の経験や、
    野菜作りのお話を読むと、
    やっぱり「生きる力トレ」だなあ、
    と思いました。
    だから、ほんと意味ありますね。
    他人の経験であっても、知ることは自分の力にできるし、
    無駄なやりたくな作業でも、やることで力にできますね。
    日常を大事にして、強く生きていきたいものですなあ。
    たろけでした。

    • たろけさん( ゚∀゚)ノ
      知る事が「はじまり」ですからね
      そこで、「大変ですね」で終わりではなく
      具体的にどんな事が大変だったのか?
      それはやはり体験するか、もっとく詳しく調べるかしないと
      「理解」に到達する事はなく、その大変だった人と「共感」もありえない
      口ではなんとでも言える!
      しかし、たろけさんは関西方面だから阪神大震災経験者だと思います
      また、数日前の地震もあったでしょうし
      それを知ってる立場からすると
      「大変だったんですね」の一言にも重みを感じます
      難しいですね(;´∀`) 人の判断って
      「持ってる情報」で変わってしまうという
      震度7くらってアパートの部屋全損して、真冬にはだしで逃げた友人は
      「あれより怖いものはないわw」って心も体もたくましくなりました(笑)
      やっぱり苦労の経験って、大事です
      >「家事力は生きぬく力だ」
      良い言葉ですねw座右の銘にしようかな(笑)
      私が野菜を作り始めた時はそんな大義名分はなかったですね
      それはもう、畝を耕してる時に隣の家のにーちゃんに
      「・・つーかさ、買ってきたほうが・・早くね?」
      と言われて、心が折れそうになるくらいに(笑)
      ただ、結果的に飽きずに継続させていく試行錯誤の段階で
      だんだん、根本の「野菜を作る意味とは?」という
      壮大なテーマにどはまりして、土・肥料・環境など
      知れば知るほど、理系脳にズビシとくる科学実験なんですよ
      関係ないけど空から降ってくる雪も顕微鏡で見れば
      構成組織は「無限の幾何学模様」ですよね
      そういう意味で「自然」は「科学」なんだな・・って考えると
      やっぱり地球って・・(; ・`д・´)…チキュウガイセイメイタイノジッケンジョウ…
      料理にはまったのもきっかけは母の入院であって最初はほぼ強制
      でも、元々やってた野菜を作る → 料理を創るへ「テーマ」が繋がった気がします
      ここからまた、たぬきちの前に壮大な世界が見えた( ゚∀゚)ノヒロイゼ
      一個の料理を覚えると、その工程や注意点を理解し
      脳内で分解され、ネットビジネスアイデアとして再構築される
      理解・分解・再構築!( ゚∀゚)ノ Σ(゚Д゚;)トウカコウカンハ?!!
      家事力って言い換えれば、ない物ねだりをしないで
      「ある物でなんとかする力」って事だと思う
      で、家事力+必要なのは「生産力」
      「そこに在る物」を増やせるから「再現できる事」が増えていく
      何を学べば生産力が上がるか?
      何を考えれば家事力が伸びるか?
      ほんとうに日常の「ちょっとした事」に答えがありますよ

  1. […] のためのチェック項目なのか?』という根本を知ろうとしない人が多い・・ 『東日本大震災を体感した人』と 『後に歴史の教科書で勉強する人』では その『対策の重要性の理解力』が […]

  2. […] りの6本と共に緊急時に持ち出すバックに入れてます → 東日本大震災 停電から学ぶ、学んでほしいシステム・生活の改善 冷静に考えれば普段は『電池』というキーワードで検索す […]

  3. […] って、全ておじゃんになってしまうこともある訳です 参考記事:東日本大震災 停電から学ぶ、学んでほしいシステム・生活の改善 そう考えた時、貴重なデータさえ生きていればとデ […]

  4. […] きか?』という 地域ぐるみの対策を講じ始めています → 東日本大震災 停電から学ぶ、学んでほしいシステム・生活の改善 さて、そんな我が家でも、家に着くなり、前回活躍した灯 […]

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top