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ページ表示速度とAMP推奨とインターネット崩壊説の関係

ページの表示が遅いと離脱するというアンケートの結果はSEOの話ではない。そして、AMPという構造がなぜ生まれたのか・・そこにもしかしたらインターネット崩壊説が絡んでいるかもしれないというお話

ページの読み込み速度を上げる事は推奨されている

SEO、検索結果に表示される際、より上位に表示されるようにする対策。そのひとつとして、WEBサイトオーナーができる事に自分が管理するブログやサイトがユーザーの画面に表示されるまでの、読み込み速度を上げる事は常に昔から推奨されてきた事
さかのぼる事、携帯サイトには、パケット通信という問題から、ページングサイズを○kb以下にするため、動画はおろか画像の埋め込みすらも極力行わなず、文字もまた容量を食うために短い短文にし、かつサイト構造をうすっぺらくして、量産し、リンク集を作りアクセスの循環をさせたものだが・・
ユーザーが「ページが表示されるまでに離脱する理由」「ページの表示速度が遅い」という文句に結び付けると大事な事を2つ見落としてしまう

ユーザーの閲覧環境と求めるアクセス層

上記の表示の読み込みが遅いとページから離脱するというSEOのアンケートが世界規模なのか、国内に限る事なのかわからないが、国内事情にしてみれば、なんとなく納得できる事がある

モバイルルーター(※格安SIMによる限られた通信量)でつないでいる可能性

今、携帯料金を節約するために、格安SIMによるモバイルルーターと本体の2台持ちを行っている人は多い。月の携帯料金がだまってても6000円近く安くなるとなれば、そりゃ乗り換える人も多くなるだろう
しかし、そういう人はパケ放題の枠からはずれ、限られた通信量でインターネット接続を行っているため、ページ内に動画や画像が多いと判断したら即離脱する可能性は高い。
これは、個々の回線の問題で、このページは通信量的にやばい!と判断するのであって、コンテンツの良し悪しの離脱とは関係はない。また、ブックマークやお気に入りなどして離脱し、高速データ転送に耐えられるよう、家庭用回線に切り替えてアクセスする可能性もある

SEOをするメリットは「特定の訪問者」に厳選できる事である

サイトオーナーとしてSEOの本質を忘れてはいけない。例え、読み込みが遅いといわれても、そこに必要な情報(コンテンツを明確に伝えるための動画や画像)があるのであれば、それのせいでページの読み込みが遅くなりSEOに不利になるという理由から、動的なコンテンツを取り除くのでは本末転倒
そもそも論として、特定の訪問者を意識したページに対し、その情報を求めて検索して訪れる訪問者が、ページが開かれないから、中身のコンテンツを見る事なく離脱・・などありえるだろうか?
その程度で、離脱するようなアクセスは、SEOで集客されたものではなく、ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアを介して訪れただけの目的意識が薄いアクセスに過ぎないのがほとんど
検索アナリティクスなどアクセス解析をもとに、検索して訪れたユーザーの滞在時間や離脱率を確認すればすぐにわかる事だろうと思う
参考記事:アクセス数とPV数よりページ滞在時間が重要
だから、そのアクセスをSEOと結びつけて考えてはいけない

表示の高速化はサイトオーナーができる事をやればいい

いくらユーザビリティとはいえ、お客様は神様です!みたいな接客業なみに、訪問者様は神様です!とはならない理由として、上記のような、閲覧環境(回線問題)ひやかし客(求めた客ではない)という側面があるからである
最低限、サイトの表示速度を上げるためにサイトオーナーが技術的に意識すればいいのは以下の点

  • ファイルの正規化(データの無駄な改行や空白などを撤去)
  • ファイルの圧縮(ブラウザで展開させるため読み込みは早い)
  • 画像・動画・スクリプトのキャッシュ化
  • スクリプトの遅延読み込み
  • モバイルユーザビリティガイドラインの遵守

※一番簡単なのは、Googleが推奨するModpagespeedの導入(上記全部ワンセット)
参考記事:mod_pagespeedをONにしたらサイト表示が超高速化した(笑)
これさえやっておけば、後はユーザーの回線環境の問題
この大容量高速回線通信の時代に回線の問題はほぼないに等しいのに、回線がクソなら何を言ってもクレーマーに過ぎないので、サイトのコンテンツを削ってまでそこにあわせる必要性はない

AMPをGoogleが推進している背景にあるのはなんだ?

突如現れた新しいサイト構想のAMP。まず、AMPについてちょっとだけ、考察対象として調べた事がある

AMPの特徴

  • スクリプトは読み込めない(Schema.OrgのJSONLDのみ)
  • CSSも読み込めない(HTML内でstyle挿入はできる)
  • 画像などの埋め込みタグが特殊形式

簡単に言えば、携帯サイト時代への逆行である

  • ページ内に極力無駄なものを表示させるな
  • どんな閲覧環境でも、回線がクソのやつでも見れるようにしろ
  • シンプルで味気ないページを創りなさい

という、質素倹約の方向性
意味: 節約しながらつつましく生活すること
はっきりいえば、この流れは乗りたくない
ついこないだモバイルユーザビリティでモバイル端末に対応を義務化し、レスポンシブ化を促したばかり
参考記事:モバイルユーザービリティアップデート後の順位結果報告と今後のSEO考察
なぜ、いきなりこんな意味のわからない方向に舵を取り出したのか・・これが次のSEOになるのか?と考えた時、ピキューン!とニュータイプのように頭を一筋の閃きが走った!

どっかで聞いた「インターネットは8年後に崩壊の危機説」

インターネット崩壊とAMP
ラップトップやスマートフォン、タブレットなどモバイル機器に情報を送信するケーブルや光ファイバはデータを送信する限界に達すると専門家が警告したそうな・・そして、こう結びの発言をしている

  • ユーザーが高いコストを払って維持するか(ネット料金爆上げ)
  • インターネット利用を断続的に我慢するか(テレホーダイなどの時間制限)

これが一般レベル、個人レベルなら、「へ~8年後に崩壊ねぇ・・(鼻ほじ)」という印象しか持たず、都市伝説だろうとなるけれど、仮にこれが事実だとしたら、一番最初に動かなければいけないのはどこか?どのような形で提供していくのか?
それが、Googleの出したAMPという時代逆行のサイト構想なのかもしれない
ユーザーがアクセスするページの読み込み自体が軽ければ、データの転送も少なく、回線には負担がかからない、これがGoogleが管理し、インデックスされたすべてのサイトにガイドラインとして波及していけば、少なくとも、Googleの検索結果を介してアクセスするページにおいては、転送量が大幅に軽減される事になる
つまり、最終目的として、AMPにすればSEOに有利だよ~!
・・じゃなく、2年前に行ったモバイルユーザービリティガイドラインのように
いずれは(インターネット環境維持のため?)AMP対応必須になっていくかもしない
・・とか思ったりしてね
当然、新しいAMP環境に適応した時から、作ったサイトはちゃんとGoogleに構造化を教えたほうが有利だよってのもあるだろう

  • ガラケー用の携帯サイトほど自由度がない訳ではないけれど
  • スマートフォン用のモバイルサイトほど自由でもない

じゃ、今のブログやサイトをAMP対応にしましょう!
っていう軽い問題じゃないから困るんだよね(;´・ω・)ウーン
追記:Googleがモバイル検索結果をPCと分けるってよ・・AMP関係ありそう

Googleが検索結果をPCとモバイルで分けると発表から思う事

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. こんにちは。
    AMPって初めて知りました。
    googleはそんなことを推進しているんですね。
    インターネットの崩壊が現実になったら恐ろしいです・・・。
    今後の動向に注目しておかないといけませんね。
    勉強になりました。

    • 水島さん いらっしゃい
      AMPは私も知ったばかりで勉強中ですが、あまり魅力を感じない(;´・ω・)
      ただ、崩壊説?というと都市伝説っぽいですけどデータ転送量の限界といえば
      ケーブルや光ファイバという消耗品なので、あながちなくはない訳で
      その安定したインフラが崩れるという事を事実として受け止めた場合
      そういう方向性に徐々にシフトしていく可能性も捨てがたいという訳で
      ただ、まだ始まったばかりなので、SEOにどう絡んでくるか
      動向に注目していきたいですね( ̄▽ ̄)

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