参院選という選挙の結果の意味を「興味がないからじゃね?」とはき違える人が50%もいる現実。そして、新たに増えた「特定枠」という謎の仕組みとその未来について
選挙権を持つ人が増えて50%切りの謎
選挙権は20歳を越えれば誰でも持っている上に、国民の義務であり、それは国民の生活向上のための1票という権利。今ではそれが税金支払い義務のない18歳にまで引き下げられたにも関わらず・・
投票率が過去最低、戦後2番目の低さ というのには驚きだ
これが選挙って何?(゚∀゚)アヒャ っていう若い世代が多い時代ならばそれも仕方ないと思うけれど、少子高齢化社会で、後期高齢者やその中堅世代が増えて、医療の発展で寿命も延びて1票の権利を持つ人も増えている
にも関わらず、投票率が過去最低というのは、発表の数字を出す統計学を疑うべきなのか?それともあまりにも自分たちの生活を左右する政治に対してみんなが無頓着すぎるんだろうか?
「選挙権を持つ、若い奴らが投票に行かないからだ!」・・なんて言えない状況であり、もともと選挙権を持っていた人たちが投票に行ってないというのが露呈した結果に思える
というか、今回の選挙を終えて、やはりおかしいと直感で感じた疑問をまとめていこうと思う
投票率50%でも選挙は無効にならない
正確には全国あわせて48%切りという投票率、つまり、国民の半分が参加していない選挙であるのに無効にはならない不思議。これって投票率がいくら以下になったら、選挙は無効でやり直しになるというルールは存在するんだろうか?投票率が伸びない理由はきっと以下のようなものだと思う
そもそも選挙に行ってない(地域別で投票に来た人は集計してる)
無効になる形で票を入れる/白紙投票する(行ってないないのと同じ)
実は、この50%というのも怪しい
地元の投票所での18時頃、投票を終えて車でニュースを見ていると「今現在の各エリアでの投票率は20%です」という伝え方をしていた
これはおそらく、各エリアごとの場合、住民票を出してる在住の有権者が投票にきたかどうかをチェックしているため、とても正確な実態のある%だと思う
そして、同様に同時間帯のニュースでもやはり約20%という伝え方だったので、これもおそらく正確。つまり、全国的に投票率が圧倒的に少なかったというのは事実なんだろう
※九州エリアは大雨警報でそれどころではなかった人も多かっただろうし
しかし、開票の出口調査を伝えるニュースでは「今年は全国投票率が約48%と例年に比べて〇〇%低く・・」という表現が各民放の特番で急に統一されはじめた事に強烈な違和感を感じた
2時間前のニュースで20%と言ってたのに、そこから30%も増えるか? と・・純粋に疑問だ
特番が始まって出口調査がスタートした瞬間から、自民49 公明10 維新10・・というように数字が出ていたが、これは実際の開票結果ではなく、予想ではこうなるはずというデータの見せ方だったが、あれでは、ぱっとニュースをつけた人は、「やっぱみんな自民に入れてるじゃん」と勘違いするだろう
出口調査とは、開票スタートから中間、そして終了までの途中結果を伝えていく訳なのだが、最終的にこのくらいに票がばらけるだろうという予想数字は、実際の集計数ではなく統計率を使ったと思われる
これにピン!ときたのが、つい最近NETFLIXで見たオリジナルドキュメンタリー映画
計算が導く予測
統計学、統計率というのは、わからない未来を途中経過を利用して算出するという、数学でもなければ物理でも科学でもなんでもない、予測データ管理術
こういう傾向だと最終的にこうなるかも?という予測数字を先にはじき出すだけであって、実際はその確率が90%であれ、逆の10%の結果になる事もあるというなんの保証もない机上の空論
ただし、確率を導き出す条件というのをより詳細にチェック項目を増やせば増やすほど正確性は増していく未来予測の算術であり、現在は天候の移り変わりを予測するのに使われているそうだ
・・が!予測する条件があまりにもどんぶりで適当や使うデータが間違ってた場合、はっきりいって、統計不正の温床、やりたい放題の結果を出す事もできる
予測というより、そこに結果を寄せていけばいい というずるい事が簡単にできるテクニックとも言える
私はこの「計算が導く予測」というドキュメンタリー映画をNETFLIXでみつけたのは、偶然ではないと思う。なぜなら、この統計学の未来予測があまりにも乱暴だと否定していたのがアインシュタインだから
アインシュタインを追っている訳ではないのに、興味を持った事を深堀していくと彼がその先に出てくるのが私には実におもしろい( ̄ー ̄)ニヤリ (゚Д゚;)
さて、そんな統計学で導き出された可能性の約50%という数字を見てどう思うか?
おそらく選挙に行った人は、半分も選挙にいってねー奴がいるのか!と憤慨し
おそらく選挙に行ってない人は、半分も選挙にいってねーのかwと安心する
つまり、だいたい50%なら不平不満も相殺される予測数字と言える
これこそまさに選挙マインドコントロール
仮に投票率70%っていえば、投票行かなかった人たちが焦ったりするし、投票率が70%なのにそんなに票が偏るっておかしくね?( ̄▽ ̄)とか色々推察されちゃうから・・
50%付近がちょうどいいんだよ(意味深)
実際に、どれだけの投票があったのかというのがわからないのが問題だ
かりに全国投票率が30%を切っていても、それでも選挙結果は無効にならないだろう
おそらく選挙自体が国民の税金を使うから、何度も開くのは国民自体が望まない
つまり、やりたい放題やられて出た結果であっても、受け入れてしまう
こんなガバガバの選挙の仕組みで一体なにが決まるのだ?
という事を疑問に持たなければいけないのだが・・
ところで今回初めて聞いたワードが気になった人も多いと思う
比例代表制の特定枠ってなんぞ?
比例代表制の選挙の場合、得票順に当選が決まる非拘束名簿式というものがあり、党に票が集まったら、党内で誰を優先当確させるか?を決めておくものですが、【特定枠】というのは、この非拘束名簿式とは別枠で増えたものらしい
2 特定枠制度の導入
今回れいわ新選組から2人が特定枠で当選した際に、難病のALSと全身まひの障害をもつ方が、スポットを浴びたので政治に【障害者枠】というのができたのか?と思って知らべたら、どこにも障害者とも肉体的に不利な人的な明示はまったくない
体に不自由があっても政治に参加できる!という意味で候補者を立てたのならわかるが、特定枠という優先的に票が確実に集まり当確するというポジションにこの二人を置いた理由はわからない
ただ、当確した後の会見を見ていると寝たきりやしゃべれない二人の代わりに、インタビューへの受け答えを山本太郎代表がしていたというのが問題
これを見て、国会でこの人たちはあの魑魅魍魎の論戦の国会で答弁できるのか?
国会中継はこれから毎回、移動やら何やら時間配分も大変になるのでは?
こういう前例をつくれば、今後は他の党も同じ用に障害者を立ててくるのでは?
ゲスな勘ぐりをしてしまえば、「実務に耐えられる自信が無いので辞退します」 や「体調不良・健康管理で迷惑をかけるので辞退します」になり2枠繰り上がり当選確定で、山本代表ともう一人が国政に立つという流れになるのが自然
あるいは、その世論の悪いイメージを避けて、今回は別の党員を国政に送り込み、もっと政党の母体をでかくして、衆議院で・・裏方に回る計画なのか・・
特定枠というルールにおいて、障害者はダメとは書かれてはいないが、いずれにせよ、この二人で大丈夫か?という気持ちを感じたのは私だけではないと思う
あまり話題にはなってないが、自民党も2人特定枠から当確がでてらしい。これは今後の選挙でもキーになってきそうな新たな仕組み
あと、【障害者が政治に参加】となるとバックにはトランスヒューマニズム協会の支援が起きてもおかしくはないだろう。体が不自由な人でも脳がしっかりとしてる人ならこれを使えば・・とかね?(伏線)
選挙に行け!と促した場合の身近な人の反応
20歳の時、選挙権を貰ってからは、選挙に行くのが国民の義務!という強迫観念で、最初は誰に入れればいいとかも考えずに、親が応援する政党や政治家へ1票入れていた
その後、20代後半で一人暮らしで生活の大変さを実感していく中、「生活に影響する憲法がある、これを変えるべきだ!」という政治家の声に賛同し、この人を応援したい!と自分の意思を持って1票を入れるようになっていってからは、毎回、どんな小さな地域選挙であっても必ず1票を入れるようにしてきたからこそ思う事がある
「行ったって何も変わらないし・・」
これは一人が言い出せば、周りが一斉に同調するもっとも多い理由のひとつ
自分が1票いれたって、組織票で100票入ったら、99票も足りないじゃんという、多勢に無勢の考え方への諦め。あるいは、自分が1票いれても、いれなくても、どうせ〇〇党でしょ?という無関心が招く負の同調圧力
そういう人が99%いたら、1%で簡単に覆るという考え方を持てなくなってしまう
「あ、今回はパス・・」という自分ルール
これ、気持ちはわかる。誰に投票しよう、どの党を応援しよう・・これは何年も何年も選挙に行っては政治に裏切られてきた人たちからすれば、もう選挙なんて意味ないだろう?と思って政治不信になる理由もわかる
この人なら!と選んだ人が国政に参入したら真逆の事を言い出すという裏切り、長いモノにはまかれろと、意見の違う党との合併、脱退し、併合とか・・民意そっちのけ、どの面下げて、てめー選挙ポスター貼ってんだ?とあきれてる人も多いと思う
でも、今回はパス・・っていう謎の自分ルールは誰がためだろう?
「どうせ不正に票を操作されるだけだろ・・」
これは陰謀論者の間では有名な、自動開票システムのメーカー、およびその周りの動きに対して、検証してる人たちが一定数いて、そのような事実があるかもしれない、というのがネット情報で拡散されて、なんとなーく、そういうニュアンスで知ってるけど
それを理由に選挙にいかない言い訳に使っているに過ぎないだけ
そんな話題に興味持つならまず、一票いれて実際の目で疑ってこい!
こんな風に期待の1票を投票したって・・と絶望の諦めになってしまっている人たちにこそ理解してほしいのがこれ
推しメンではなくアンチの意思を伝える一票
「清き一票を!」というキャッチフレーズは有名だが、もはや政治が清くないのは誰もがわかってる。お前には絶対いれない!(# ゚Д゚)ノと避けるための一票を投じにいく人も増えている
それが国民の民意を伝える選挙の在り方に変わってきているため、選挙に行かない事が選挙に対するアンチ行動だ!と無言不動の意思表示はする人は、はいはい、お前は現状維持でいいって事ねwという都合のいい解釈に受け取れるいいカモと思われてる事を理解しよう
国民審査という制度を知っているだろうか?
その時の内閣が行う政治で世論と国がもめた時の裁判の判断が偏りそうな人選だった場合
明確にNOという意識を伝えるのが×と明記する事だが、上記のようによくわかってない人は〇とも×とも書けず
白紙でOKと言われれば、白紙で投票するだろう。それどころか権利があるのに投票にこないのは=内閣が選んだ裁判官をあなたは文句ないって認めましたね? に同意したとみなされる
そして、こういう国民が納得しないような凡例が前例として作られてしまう訳だ
この誰もが納得しない凡例を前例として生み出してしまった原因は、国民審査を適当に白紙で出した人でも、選挙に行かなかった人のせいでもない
そもそも、×を記載して投じても、選んだ人選は何も影響がない
結果、国民にも一回名前のお披露目パフォーマンス程度にしか影響はない
このシステム自体がそもそも何のために?
という破たんしている事に気づかないといけない
だからこそ、1票とは、応援する人を政治家にするためのものでもあれば、反対票という1国民としての意思表明のための効果が大きい事に気づいてほしい
・・が、これをしればやはり選挙というシステムが破たんしている
国民に参加させているようでまったく関与させていないというのがわかる事例をひとつ
政治とはプロレスである(真理)
ここではわかりやすく政党をA与党、B野党・・のようにわけて表現しよう
現状に不満がある人の多くはA党にはいれたくない!と意思を持っていると思う
つまり、投票するならそれ以外という選択肢の考え方になる訳だけど
それA党もわかってる事だから、その状況でどうやって票を集めるか?を考えている
実は2つの考え方ができあがる
1:巨大与党VS野党の統一による対立を演出
巨大な与党A民党のライバルと言えば、名前はよく変わるけど野党最大のB主党。長年政治を見て来た投票者たちは、Aにはいれたくないが、Bにもいれたくないと思ってる
こうなると、政治不信の原因を作った二大巨頭なので、投票自体が減ってしまう。そこに、A、Bを倒すという国民よりの党が生まれたら一気に票が流れるだろう。それを演出すればいい
2:党内不一致、離脱で新たな政党誕生!
「目指すべき方向性が変わったので私は党を離脱し、自分で政党をたてます」
こんな風に、AからA1、A2、B1と議員が離脱し、新たな党を作り、支持票がもらえそうな人選(話題の人物・タレントとか)で候補をたてて選挙に参加してきます
Aから離脱、Bから離脱、そして真向から違う公約をたてた党が乱立してきます
3:正義のヒーロー!が悪を倒すという演出
さて、選挙の前しか政治に興味がない人はA、B、A1、A2、B1と、いつの間にか知らない政党が増えたように見えますが、ずっと政治家を見てきている人からすれば
「あいつは、元A党で今、B党にいるだろ?A1のあいつB党の時もあったよな?」と公約を達成できない、鞍替えするなど信用できない政治家を明確にわかってます
しかし、ここにC党というまったく新しい党が誕生し、立候補者も勢いがあり、公約にも国民が納得できて、支持率を上げていき、自然にみんなが期待をする党が登場する
今までの政治とは違う!をスローガンに掲げ、ネット活動や若い有権者などに呼びかけ、今までのA、B党が失った政治不信を払拭し、未来は明るいと希望を持たせ
そのための国つくりに一票を!という呼びかけに答えて票を入れる人も増えると、誰もがもしかしたら・・「A、B党を打倒できるんではないか!?」と期待を持つが・・
4:結果は多数決 数の暴力に負けるまでがシナリオ
私はここがとても残念でした
公約に共感し応援したい党首はいたけれど、残念ながら団体としての力は弱く、仮に頑張ってその人を一人国政に送り込んだとしても、議席数は1に過ぎない
法案を出しても可決の際に反対にも賛成にも影響しない、いてもいなくてもいい存在扱いになってしまう。それに一票を投じるくらいなら、もっと票が集まりそうで、国政に行っても影響がありそうな所
・・と思う人も多かった選挙だと思う
だから、結果は、A、B党に入らない票がA1、B1など離脱して新たに作られた団体力がある党にばらけただけ。もともと議員だった人たちが、別の党に移ってまた国会議員になっただけ
さぁ、最終章の幕引きを伝えましょう
5:少数派の党は長いモノに巻かれる
さて、ここまでは国民が選んだ議員、国民の意思が投影された選挙結果のお話でした
ここからが国民ノータッチの政治の世界の駆け引きになってきます
「これこれ、こういう事をやるべきだ!」という法案を意気揚々と出しても、それを実行するかどうか?の決定には、議員の過半数が賛成をしなければ通らないので、国会議員になっても何もしてないのと同じ。これが絶対のルールとして考えた上で、次の言葉を覚えておきましょう
単独過半数
一党独裁、決めた法案は強制で可決できる議席数を確保できている。やりたい放題
公約一部一致による政党同盟
それぞれの政党が掲げる公約を実現するという利害を一致させて協力し、お互いが通したい法案を可決するために賛成票を増やす同盟。これで過半数に到達すれば、同盟でやりたい放題
連立政権
協力する同盟政党から人選した政権を担当する内閣組織。外の政党が公約をまったく達成できないと政治家としてのメンツが保てない上に、必要以上に敵を増やさないための懐柔戦略
今回、A党単独では国民の意思が反映され過半数を獲得できませんでしたが、それは予想どおりです。なぜなら、A党に明確にヘイトを集める事で、A1、B1などの少人数政党に票をばらけさせるのが目的だった訳です
ここで二つの見方がでてきます
A与党が単独で過半数を獲得できない=野党の反対で法案を通せない
A1、B1などの小さな政党が1~3人の議席をとった所で多数決の法案を通せない
そうなると、AとA1、B1は争い続けてもどちらも得しない
なので、政策の一部一致を理由に「こうしないと何もできないから」と歩み寄り、どちらの法案も通すためにという交渉になるのですが・・
母体のパワーバランスが圧倒的に違うので、ほぼ不平等条約を結ぶ事になるでしょう
国民に選ばれて国会に送り込まれようと、少人数ではやりたい事はできない
だから、煮え湯を飲まされ、踏み絵を踏まされ、烙印を押され・・きつい状態になって、仕方なく長いモノに巻かれるという政治の闇に落ちてしまう
あるいは、最初からA1とA2が議席をとったらAに戻る(同盟)というだけの繰り返し
もう、選挙終わった後の国会は国民関係ない所でうやむやになるんです
※追加:7/29日 丸山議員がN国へ参加を表明。議席確保で与党と共闘路線にのった
NHKスクランブル放送を望んでる人はごく一部、それと引き換えにどんな法律が決まってしまうのか・・
政治家が政党という組織を出たり入ったり、移ったり、増やしたり、同盟組んで議席を増やしたりとか、何のために反対票をいれたのかわからない・・そりゃ1票入れたって何も変わんねーよ!(# ゚Д゚)ノと国民の手の届かない所で自由すぎるのが問題だと思う
これは特定の政党への批判ではなく、国民を参加させた選挙の意味がないというシステム的な欠陥についての問題提起なので、ま、個人のぼやきです。(゚∀゚)アヒャ (゚Д゚;)いつもの
この実態に多くの人が気づかないといけないんだけど、具体例がないと伝わらないな~と思ってたそんな翌日に、またしても見つけてしまったタイムリーな映画
ブラジル~消えゆく民主主義~ NETFLIXオリジナル
内容はこの人ならば・・と大統領にした人がその後・・という物語で、物凄く今の日本の政治と絡めて、どういう事が原因でそうなったのか等、深く考察し、勉強し、政治に興味を持ってください
常識人を語るなら、まず政治を知ってから。じゃないと、我々が自分の意思で決定していると思い込んでるあらゆる事は、先に政治が法整備をしてから与えられている環境だって理解してない事になる
仮想通貨を暗号資産?、もともとは政府を通さない通貨システムだったのが、今や金融庁を通さない所ばかりハッキング被害にあってませんか?って話。何が起きてるか?事実をちゃんと見ないといけない
まさかね、事前に書いてた考察記事にナチュラルにリンクしていけるとは思わなかった(笑)やっぱり直感で動くって大事だ、思考をとめちゃダメだ!常識に捉われちゃダメだ
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