好奇心

直感・閃き・気になる事探究を楽しむ

ここにきてHUTER×HUNTERに導かれ 真相は真言念仏

ライオンズゲートの最中、急に導かれしHUTER×HUNTER・・今までまったく興味が無かったのに・・なせがこれを見ろ!と言わんばかりに見始めたら、最後は真言密教の世界観に通じる物語に気づくお話

やはり莫迦のひとつ覚え(入口)が釈迦(出口)に繋がる

私は突然今まで『興味が無かったアニメ作品』に導かれる事がある
そのきっかけはいつも『漠然』した入口で、その掴み所のない過程の中で

「なんでこれ観てるんた?・・なんの為に?」といつもあるがまま広大な空間を漂う気分
しかし、その途中で、今の心が、「これは!?」と『流れ(龍)』に気づく事がある

それを見つけた時、何の為にこれに導かれて、何の為に観てきたのか?という、『明確な問題解決』に向かって『糸口の繋がり』の『点と点が線』になって『先の展開がわかる感覚』がくる

『入口』は漠然していて目的がわからないから『無駄』な気がしているが、『出口』を見つけると、「今までの全てがあったからこそここに辿り着けた!」と

夢から『自覚して覚醒』し、その夢で「気づいた事を和足したい!」と『自己解釈』した事を『自己表現』したくなる

莫迦のひとつ覚えを経て弥勒は気づきを語りたい

それは自ら己で表に現す=『オリジナル』が生まれる

今回のHUTER×HUNTERは、多くの人にとっては『漫画という娯楽』だが私にとっては『学びの経典』になった

その段階的な気づきが最終話に至った時、真言密教の世界観を感じた話をまとめよう

今の心=念の力 自己探求

『念=今の心』を制御して、『点』に力を集め、『凝』でエネルギーの流れを見極め・・これらは人の『霊的精神性の成長』に最も大事な教えとして『夢でも通用』する

私は夢の中でよく『念動力』を使う
それは明晰夢の中で、様々な『特訓過程』があって身についたもの

独自体感論 昔を懐かしんで笑う夢で繋がる師弟の和足し

『内面から自己認識を変える』という意味では、今の心を動かす力が『念動力』

発想発破 内なるショックドクトリン(精神DNA再設計)

夢の世界について『現実的な解釈』では、見せられるがままであり、『悪夢』は避けられないと『逃げの一手』だが、実は夢の中では『怖いと先入観』を持たない精神力があれば『怖いもの知らず』

先入観とは『予め植え付けらた毒=予防接種』のようなもので、『免疫』が弱れば『体に毒素をばら撒く=帯状疱疹』と同じように

『心に隙や不安』があれば、『精神を侵す植え付けられた毒素』と変わらない
だから、昔の人は『病は気から』と伝えていた

その『気の持ちようをコントロール』するという意味では、HUTER×HUNTERの『念の修業』というのは『自身がつく=自ら身につける』

作品とリンクしていると感じたのは、ハンター試験(表)を終えた後のタワー200階でのバトルというのが、『夢で鬼に立ち向かった時』を思い出す(笑)

鬼

幽界探訪記その1 戦った鬼女に気に入られる夢

全力で攻撃しても、平然としてた、『念を放つ=発』が弱かったのかもしれん(;^ω^)ただ、それで『気に入られた』という意味では『裏ハンター試験(念)はクリア』できたのかもしれない

こんな感じで、やってる事は『HUNTER×HUNTER』なのに、訪れたのは『幽遊白書』みたいな世界を『夢で体験』してきていたから

『念』という『心のコントロール』の話がすんなり入ってきた

そして、その念のコントロールがなければ、入る事ができない『グリードアイランド』

人の強欲のゲーム=グリードアイランド(金剛界)

作中では『11人のゲーム制作者の頭文字』をとって作られた名前と種明かしされていたが、現実における『七つの大罪』の一つ=『強欲』とは『GREED』である事から

『金に物を言わせて高額を出せる者』しか手に入れる事はできない金額である上に、そのゲームの中の『何でも叶える魔法のカードを持ちかえる』ためには

『念を使える=心を自律制御できる精神の強い者』でなければ入る事もできない

つまり『願いを叶える』為に、『全財産を投げ打つ者』とその『見返りの報酬を求める』という『強欲の者』が集まる空間

『強欲のゲーム=金剛界』を創った

その中で、『金の為に動くもの』が『騙し、奪い、殺し、自己の欲求を満たす』為に、ありとあらゆる手段に『ルール制限』はつけなかった

そして、それは実は『ゲームの中(仮想)』ではなく『現実の中』で行われている事だった。これは『強欲の金と智謀が渦巻く金剛界』とは『一部のこの現実の事を表現』していたと言える

しかし、ゴンはただ、『ジンの後を追う』という目的の為に、ただ素直に『ゲーム』として遊びながら、様々な『先人達』と出逢い『精神が成長』していった

『金の為』に『手段を択ばない駆け引きや取引』の『智謀の渦巻く現実』の中、『念=今の心』を磨き、『素直』に楽しみ、『目的を達成』する事が

『金剛界(現実)の概念を卒業』する事=『金輪際の見極め』

『協力や助け合い』という『和』を生み出す精神こそが『ゴール』へ向かわせる仕組み。報酬はゲーム内で使える指定ポケットの『三枚のカードを現実に持ち帰る』というもの

これも昔話的に言えば、『三枚のお札』『三天使の護符』とも言える

日本の昔話の一つで、特に呪的逃走譚として知られています。鬼婆と小僧の話や、食べられた山姥の話とも呼ばれます。この昔話は、青森県、秋田県、岩手県、山形県、長野県、愛知県、新潟県、埼玉県川越市など、様々な地域に伝わっています

神はリリスを連れ戻すために**三人の天使(サンヴィ、サンザンヴィ、サメンガリフ)**を送りました。天使たちは「戻らなければ、毎日100人の子どもを殺す」と警告します。しかしリリスは戻ることを拒み、その代わりに「自分の名が記された護符を身につけた子どもには害を加えない」と約束したとされます。

ゴンとキルアは、『カードの偽装』と『真実を現すカード』を選び、指定ポケットの中から・・という『条件を回避』して『選べないカード』を選択

『真偽の両方を使う』というのも面白い

そもそも、『金欲・物欲の強欲の世界をクリア』した時点で『現実に持ち帰るもの』は、『それらを選ばない』という真理

これは『差』を生む=『新たな欲望』を生む事に成る
グリードアイランド=強欲の仮想現実(金剛界の夢)から覚める時

その『夢の体験』から『持ち帰れる夢の記憶』とする

かつて、アインシュタインや二コラテスラなど、『夢見の中で得た知識』を『現実』に持ち帰ったとして

『フリーエネルギー』は新たな『利権の奪い合いの争いを生む種』になった。『相対性理論』やそのほかの知識もまた、『原爆を生む種』になったように

持ち帰るべきではない『智慧は火種』を生む
それを『強欲に金の支配の力』で手に入れた者が『格差』を生み出す現実

だから、ジンはグリードアイランド(ゲーム)の攻略条件に、『強欲』に囚われず『和』と『協力』と『素直さ』がなければクリアできないようにした

・・と考えると、富樫先生は凄いね・・遊びの中に『学びと気づき』をしっかりと残している

この時、ジンはゴンに『逢える魔法の機会』を与えていた

『マグネティックフォース(一人)』を使えば『ジン』に辿り着いた
『アカンパニー(同行)』を使えば『カイト(弟子)』に飛んでいく

ゴンはジンに『キルア(心友)』を紹介したいと『アカンパニー(同行)』使った為に、ジンの弟子のカイトの元へ辿り着いた

これもまた面白いのが『言葉』の繋がり

私は今回の記事を『自己表現で書こう!』と思ったのは、「逢いたいなら俺を自力で追って来い!」という「ジンを追いかけたい!」というゴンの関係性は

シンゴン=『真言』だと感じたから

『ジン=神』というのは神が『何なのか』わからない
作中では、『ゲームの創造主=神』ともとれるが・・

そのジンに対する仲間たちの評価は、『自分勝手で好き放題』、ハンターとしても絶対的に『痕跡を消す』という徹底ぶりで、『真の姿、真の目的』はわからないという『存在意義』にもなっている

その『真の実態』を追う、『真と言う存在』と出逢う
『ゴン(言)』の口から、『真』を語るまでこの物語は終わらない

『真言』が出逢って、『念=今の心』を満たして『ほっとく=仏』になる
ハンターハンターを終わらせるためには『真言念仏』が必要

そういう意味では、『金剛界=人間の業欲』は『グリードアイランド(現実を仮装したゲーム)クリア』で納悳できる

そして、業欲のグリードアイランド編から出た世界は、現実で有っても、『金に囚われた現実』ではない環境

その始まりが『カイト』

カイトとは凧(たこ)、トビ、飛行機、融通手形、空手形
実際の商取引に基づくのではなく、単に資金融通のためのもの

『風のような流れ』を意味するのか、単にジンにとって思い描く『ゴンの成長に融通きかせる目的』か

真言・・ではなく
真偽・・『人の為』のほうに行った

それではまだ『一切皆苦』の『衆生を救う大乗仏教の選択』であり、『真釈迦』を追う『上部座仏教』の方向性ではない

という、やはり『金輪際の見極め』が当てはまる

胎蔵界
金輪際の見極め↑↓
金剛界

ただ、ここなんだよね・・キメラアント編
最初は意味が解らなかったが・・最後まで見たら・・涙なしには語れない『体のメカニズム』の話に感じた

胎蔵界=細胞の中の世界 ヒトか・アリか?変異の果ての自己消滅(アポトーシス)

キメラとは

生物学的には、同一の個体内に異なる遺伝子を持つ細胞が混在している状態、またはそのような個体自体のこと

食べる為に、生きる為に、『支配の王を生む為』だけに、『多種多様の生命の遺伝子』を取り込む存在
作中でも人間や動物を捕食して兵隊を生み出すというのは『遺伝子変異のバイオソルジャー』を意味する

人間を『捕食する為』だけの目的で狩る脅威・・が取り込んだ『人間性の性格や個性』によって『変異』していく様

これもまた、『合理性を突き詰めた人間』が『自然に行ってきた報い』とも言えるし、『自然から見た人間』という『環境を好き勝手に侵略していく様』とも言える

現実でも、問題になっているのが、『遺伝子組み換え技術』の是非。また『異物』を取り込んで『脅威が生まれる』という意味では『AIトランスヒューマニズム』

キメラアントの王には『心』が無い
しかし、『念』が使えるのは『人を取り込み機能獲得』したから

そういう意味では、『念の力が免疫』であり、それを使えるHUTERは『抗体』。その『抗体を捕食』して取り込んで『機能獲得するキメラアント達』は

『抗体の機能を獲得したウイルス』という『驚異』でしかない

ここの世界観が、『胎蔵界(人類の細胞)』に『金剛界の異物(欲深い人間の性質+支配の捕食者)』が入ったと読み解く事ができる

カイトたちは『自然の生態系』を調べ、『隔離・拒絶するべき新種』を見極める研究の役目、これは免疫系で例えると『単球』の役目

細菌などの異物を細胞内に取り込み、消化し、異物の一部を細胞表面に提示します(抗原提示)。 これを同じ白血球の一種であるT細胞が認識して、体の防衛が開始されます。 単球は血管外の組織に移動すると、マクロファージ(大食細胞)と名前を変えます

つまりは『金輪際の見極め』であり、『鬼門の門番の鬼』であり、『T細胞が認識して体の防衛を開始』というのは、ハンター協会に連絡して、『ネテロ会長と最強のハンター達』という『抗体が動いた』という構図でもある

つまり、私の自己解釈の自己表現の世界観の捉え方では、キメラアント編は、体の中の『免疫機能・抗体と脅威ウイルスの闘い』

『HUTER』が負けたら、『全人類が捕食対象』となるというのは、各種臓器、細胞に『癌という拠点(細胞捕食)』が生まれ、そこから『癌悪液質(兵隊)』が送り込まれ、『タンパク質が分解』されてしまう

つまりは『癌との闘い』という見え方になる

・・すると、ここで体の仕組みとして『予想』できるのが・・『NK細胞』の登場

NK細胞は独自の判断で動く為、他の免疫系と連動していない。これはカイトの仇のネフェルピトーを一人で仕留めると執着して、ハンター達と連携しなくなったゴンが

カイトを殺され、助けると言ったのに嘘つかれた・・という深い悲しみと怒りの憎悪で『ゴンが覚醒』して癌特攻の『NK細胞』になって対消滅をしようとした

一方、王を倒せる抗体は誰か?と思ったら、ネテロと共にキルアの祖父という組み合わせで現れたが
ネテロの仏の力を持ってしても、王は倒せなかった

この時のバトルの葛藤は心に訴える者がある

この時、王=癌は人の細胞(コムギ)と出逢い、人側の気持ちを理解していた為に、闘いより対話を試みた
これは、生まれた癌細胞の核が正常な細胞になる事を求め、共存を持ちかけたが・・

始まりが侵略と捕食から始まった脅威、種の違いから、気持ちはわかっても、変異の可能性がある事から受け入れる訳にはいかないネテロ

まだ何者でもない核だから、滅ぼすのか?共存は可能か?という危険な状態だった
ここでネテロが『仏から鬼』になるという表現が、人類の殺戮兵器として

『爆弾+毒物兵器』を利用したという事

これは・・現実的に言えば『抗がん剤』、そしてその中身が『枯葉剤』
癌細胞だけでなく、その周りの『正常な細胞も巻き込んで破壊する』という表現とも一致する

その破壊の最終手段を食らって瀕死になった王は側近の二人を捕食して二つのエネルギーを得る

ユピーから正々堂々と『敵でも認める気高い精神』
プフから、スピリチュアルメッセージとして『人の心を読む能力』

これによって覚醒した王は、『人を滅ぼすという癌細胞の核』として目覚めたが
心にぽっかりと空いた記憶の穴にあったのは、『人の細胞(コムギ)』であった事を思い出し

捕食・侵略の王という核ではなく、『人としての核』として目覚め『自己消滅を選択』した

『癌の核』として生まれる運命だったアリの王は、『人の核』をアリの王に伝える為に生まれる運命だったコムギと出逢い、二人は『お互いが望む最高の最後』を迎えた姿

この・・『名前』というのが一つの鍵で、非常に面白い独自解釈で納悳した

アリの王の名は『メルエム』
そのメルエムが認めた『コムギ』

これを『カタカムナの言霊』で読み解くと・・

メルエム=思考が留まり投影が広がる
コムギ=転がり入って広がる内なるエネルギー

目も見えず体も頭も弱いのに、軍議という分野においては最強の物語としては『誰も予想できないカタチで転がり入ったコムギ』と出逢ったアリの王は『様々な自問自答の思考で葛藤』していた

まさに『言霊通り』の名前の組み合わせ(富樫先生のスピリチュアルメッセージ発動?)

全てにおいて優秀な王は軍議というゲームに置いてコムギには最後まで勝てなかった。勝てないからこそ面白いと『勝つまで追い続ける姿』はまさに

『大日・釈迦の跡』を追う『弥勒』のように、お互いに成長し続ける。それは胎蔵界という純粋に高みを目指す向上心の先にある『争いのない穏やかな夢中』の世界

『現実の体』は死んでいくが、『心はそのまま望む理想の世界』へと行く・・そんな理想的な『感動の終わり』に感じた

正直、最強のネテロもやられて、アリの王をどうやって止めるのだろう?と思ったが、『最強の存在』を『最弱だが純粋で真っ直ぐの意志』が『抵抗』ではなく『抱き止めた』という『和の心』

これは、『核』を変える、『潜在意識』を変える
『ウイルス』にも『細胞』にも『変異の可能性』がある

『ゴン』が『憎悪』に囚われ『復讐の鬼の癌特攻のNK細胞』となったように、『人の意志』もまた『変異の可能性』がある

それを捕食して『機能獲得したウイルス』もまた『元の人を知り変異』する。そんな事が人知れず、人の身体の中(胎蔵界)でも起きている

そういう、『ミクロな世界』を『マクロで表現』したようなシーズンだった

ネテロ会長亡きあとの選挙 金輪際の見極めと決別

アリとの闘いの後に次のハンター協会の会長選挙の展開があった

ここで重要なのは、『パリストン・ヒル(十二支の子)』が、『アリの卵=元ハンター達を回収』して手ごまにしようとする『不穏な計画』を『ジン』が見抜いていた『Xデー』という言葉

『ネテロ会長(光)』についていた『副会長のパリストン(闇)』。会長は『最も苦手な存在』としてパリストンを『手元に置く為に副会長』にしていた

会長の光なき後、『闇が動き出す』・・という匂わせ・・はこれは『金剛界の二元性』の話

そっちに囚われれば多分『こういう展開』が予想できる

アリの襲撃を受けた『東ゴルドー地域、NGLという麻薬密売組織、アリの兵隊』を私設団として囲い込み、ネテロ亡き後のハンター協会を潰す闇側が動く時をXデーとする

これも『現実の預言』として言えば、『コロナ禍の変異株騒動』、それにかこつけた『遺伝組み換えmRNAワクチン』、その『技術の悪用』を匂わせるとも言える

ジンは次の会長になる『戌』にこう言っていた
「お前はマニュアルに忠実だ」「どうせ俺の言った通りには動かねぇ」

これは常識でものを考えている内は、闇の動きには気づかず後手に回る事を示唆
つまり、『闇側の思惑通りのXデーは来る』という預言

これは『金輪際の見極め』でもあり、「金剛界(権力争い)の事は金剛界で好きにやってくれ」と『見限った』とも言える

そんな争いは見限った後、ついに復活したゴンとジンが出逢う

ジンとゴンの出逢う最終回 真言念仏の成就

ジンとゴンは選挙会場で出逢い、ジンに出逢ったゴンは、「弟子であるカイトを救えなかった」と素直に謝った
しかし、ジンはゴンに「だったら次はどうするべきか」と過去の体験の『その先の未来』を示した

これは『二度と同じ事はしない』という『免疫耐性を付ける』という事にも通じる

ゴンは復活したカイトに「次は俺が助ける!」と進言し、カイトは同志だと認めた
ゴンは『ケジメ』をつけ、ジンが待つ、世界樹のてっぺんへと向かう

そこでついにジンとゴンが出逢い『語り合う』

それこそまさに、私が一番最初に「もしかして・・これは!?」と感じて最後の最後までHUTER×HUTERを見終えた時に納悳した『言霊の成就』だった

ジン・ゴン=真言

二人は大いに語らった
それは親子の会話ではなく『同士の対話』

ジンはHUTERになるきっかけを『目の前に無いものを求めた』といい、しかし、目的に辿り着いた時、最も嬉しかったのは、その『目的を共に目指してきた仲間と喜んだ事』だったと

目の前に無いものとして、この世界で一番でかい世界樹を『大きくなれなかった若芽』といい、もっと大きな木が存在するといい
また人類の知らない『外の領域からきたアリ』といい

『この世界の外側が有る事』を古代の遺跡に眠る先人達が遺しているからそれを追って『遺跡ハンター』になったと伝えた

『この世界』という常識に囚われるな
『目先の欲(金剛界)』に囚われず『広い世界』を知る為に『古代(先人)を知る』

未だ知らない世界=『未知』を追う
大事な事は『未知を知る事』ではなく、その『道中の過程を楽しむ』事

そういう意味では、ジンとゴン=『真言』が『今の心』を語り合う
その先は『仏=ほっとく』=その後は蛇足で邪推になるから

真言念仏で完結した物語

キルアにはその後のキルアの世界
レオリオにはその後のレオリオの世界
クラピカにはその後のクラピカの世界

それぞれ、「その後どうなった?」なんて邪推な蛇足をすれば、『スピンオフの外典の物語』はいくらでも書けるかもしれない

ファンはそういう『続きを想像』して『二次創作』をするかもしれないが、これは『釈迦の跡』を追う『自己表現の弥勒』という構図でもある

作者自身はおそらく『続きは望んでいない』と感じたのは、それは商業的には『書けば売れる金剛界を繰り返す事』になり、作品を完結する術を失う

個人的にはこれが『最高のラスト』だったと思う

ジンと対話した後にゴンがカイト達と旅をしていたという表現も『未知の探求』を楽しむでもあり、『未知(脅威)』を発見する『単球(免疫)』でもあったと言える

胎蔵界というまだ生まれていない=未知の世界
ゴンは『胎蔵界を旅する事に夢中』という事だろう

『アリの王編』はまさにそうだった

もしかしたら『人とアリの共存の世界(無害な変異)』もあったかもしれないが『人は拒絶の選択』をした
しかし、その『過程』で生まれた『人の心(元)を持ったアリ』という『共存の形』も生まれた

これもまた『人(細胞)の可能性』のひとつ
この物語を『経典』として『何に置き換えるか』はその人次第

いや~見始めた時は、『物語の後追い』で、『世界観の理解』が追い付かなかったけど、『ジンのグリードアイランド』当たりから、『ジンの目線で物語』を読み解いていたら

最後は「真言念仏だろうな~」と『密教世界』で捉えていてたから、アリ編では、『NK細胞(癌の天敵)が登場するだろう』とは予想していたけど・・

まさか、後先考えない『非常なゴン=ナチュラルキラー』だったとはね(笑)

念の修業は『自己探求と自己鍛錬』
アリとの闘いは『癌と核の変異』による『自己消滅・共存細菌』の可能性

この細胞の変異や共存細菌という捉え方については、元人でアリになった『コアラのヒットマン』と『魂が別の体で復活したカイト』の会話で

「どんなに小さな細胞になっても、意識は続いていて、それは満たされない何かが終わるまで続くのだろう」という『輪廻観』を表現していた

それに対してカイトは

「もし心が望まない選択をするような事があれば、殺してやるから安心して生きろ」と言った

これもまた『細胞のメカニズム』で例えると

細胞には『自己消滅機能(アポトーシス)』がある
コアラがもし『おかしな変異』をしたらカイトが殺す=『自己消滅を促すメッセンジャー』になる

こうも読み解ける

『後悔の戒めとそれを繰り返さない覚悟』を持って『心がやりたいと思った事』をしろと、『免疫(魂)が見守ってやる』という『新たな共存細胞への恩恵』とも言える

全て、体の中で起きている『役目・役割で説明できる物語』であり、それは真言密教における『金剛界(争い・侵略)と胎蔵界(和・自己治癒)』という構図でもある

・・道理で・・作品がなかなか進まなかった訳だよ(笑)

漫画を読まなくなった時『冨樫 さぼり』というキーワードで一時期、騒がれた事がある。なかなか連載が進まないという『続きを待つファン』が好き勝手言っていたが・・

私も『夢見の意識の旅』をしていた時、今までやっていた事に『興味』が無くなり、まったく関係ない事に『夢中で取り組む時期』があった

例えば、『ドローン』にとことんハマる時期があったり
例えば、『天体観測』にはまって夜空の星々や星座の神話を調べたり
例えば、『アインシュタインの一枚の写真』から様々な事に氣が向いたり
例えば、『医療の闇』、世の中の金の動き、陰謀、都市伝説、スピリチュアル
例えば、昔やったような?『覚えてなかったゲームに夢中』になったり・・
例えば、『カタカムナ(古代文字)の探求』に夢中になったり

一見、『脈絡も繋がりも感じられない』ような『ひとつひとつの全て』が、『空海の真言密教』やこの現実以外の『別の現実理解』に繋がって

そして『達成して納悳』して、そこに至る『因果の間』に『心』を巡らせて、『過程の道中に恩』を感じた

まさに、ジンがゴンに言った、追い求めるものを『達成』した事より、その『達成に至る過程こそが宝』と共感する

それらに『執着』しなくなって、『元の位置(意識の帰巣点)』に『興味』が戻ってきて『続きを書ける』ようになったように、時には『急がば回れ』が必要だっただけの事

私はリアルタイムでHUTER×HUTERに興味が向いていなかった

おそらくその時期は土台となる『真言密教』も『人の強欲の果て=コロナ禍』も知らないから、『観ていた』としても、『真の理解に至らない』から『まだ早かった』のだろう

だが、今はその作品の中で表現されるひとつひとつのキャラの『言動や行動』、練りに練った『自己表現の世界観と設定』が、読者に『ヒント』を投げていると気づく

それこそ『シン』として『物語の全体像』をまとめようとしている

最後に、シンを『神=創造主』と捉える事もできるし、『真相』を理解する為の『真』でもあると同時に『探求心』でもあるのだろうと感じた

HUTER×HUTERという作品を最後まで読み終えた今・・少なくとも、『娯楽』として楽しかったという感想ではなく『自己表現の弥勒の痕跡』として『有難い先人の智慧』に触れたと、素直に『感謝の気持ち』になった

シン・釈迦・・はHUTER×HUTERの『始まりで終わり』
そしてゴンの『弥勒(自己表現)の旅の執着点』であり

物語としては『終着点』だが、『本(経典)』を読み修めた読者としては『新たな始まり』

漫画はただの『自己表現の方法』であり、大事な事は『作者(創造主)の発想の元』を追う
ある意味で、『遺跡ハンター(古代の先人智慧)』を追うものこそ『真相』に辿り着ける

『ジン(神・創造主)の物語』なのかもしれない

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