これぞ先祖の導き 夏目友人帳にハマった理由
夏目友人帳に導かれる
霊迎雀宿にくる『霊人の手土産話』をまとめ終わると、他の事に気が回らなくなるほど『眠気』に襲われ、自由な時間ができてもせっかく構築したシミュレーターにも座らず
かと言ってこれと行って、やりたいゲームや見たいドラマや映画もなく…お役目以外は何にも興味を示さなくなっていたのが、昨日たまたま存在を知った『夏目友人帳』というアニメにドツボにハマった
夏目友人帳とは
原作は『少女漫画』らしく、アニメ化は2008年かららしいが、おそらく『当時の私のアンテナ』には全く箸にも棒にも引っかからない
仮に知っていたとしても、まず少女漫画な上に、同じ妖怪ものなら痛快バトルもあり、シリアスとコメディ展開が満載な高橋留美子の『犬夜叉』や『うしおととら』などの方を見ていただろう
しかし、だからこそ『今』なんだろうな( ´-ω-)
夏目友人帳は生まれながらにして、誰にも見えない妖怪が見える為に人から気味悪がられてきた麗子という女の子が
妖怪と戦い子分にする=友達になるという『人からは気味悪がられる寂しさの裏返し』のような『妖との契り』を交わしたまま、その妖怪達との『縁が繋がったまま』亡くなり
同じように生まれながらにして『麗子と同じ力と境遇』を持つ麗子の孫の『夏目たかし』が「麗子が来た!」と妖怪に必要に襲われる理由が、かつて祖母が『妖怪の名を書いて霊力で束縛した』という『友人帳を継承した事が理由』だったと知り
何故か、一匹ずつと向き合い『名前を返す』という『人と妖との橋渡し』のような事をして、妖怪と呼ばれる存在と人の『かつての関わり方を追体験』して解決していくという…
まぁ、『先祖供養=先の祖を人と共に養う』という、『霊を取り入れその霊のやりたい事を叶えてやろう』という『私が夢の中でやっている事と同じ事』だったので
「何この夏目友人帳!めちゃくちゃおもしれえ!めちゃくちゃ…泣けるわ…ええ話や」と、一話完結の妖怪と人の『ハートフルな思い出』や『悲しいすれ違い』というか物凄く共感した
最初に感動したのは
誰が置いたか分からない小さな祠。そこに住み着いた妖でも、地域の人に『神として祀られる事で力』を得て行ったが『人の信仰』が離れた時、最後まで健気に通ってくれた『少女が年を取って亡くなるその日』まで見守り、最後は『共に消えよう』と言う話
私は地元の祠によく向き合っているけど、姿が見えないけど「目の前にいるんだろうか?」ちゃんと心の中で話してる事が聞こえてるんだろうか?と改めて考えさせられる
というのも「お前さん、こっち側(祠)やってみるか?」という夢もあったから
またずっと人と妖として恋人だったのに、ある時を境に、急に『一方的に人が妖が見えなく』なり、それでも片時も離れず妖はそばにいたのに見えないから「僕の事を嫌って離れていったのか・・」と勘違いしたまま生きてきた人間が
歳を重ねて『別の愛する人』が出来た時に、妖は永遠に近い寿命を捨てて、僅かな時間しか生きられない『蛍』として、生まれ変わり、『その人の前に祝福と別れを告げるために現れる』という
やはり『一寸の虫にも五分の魂』、『虫の知らせ』は、『伝える為に生まれ変わった役割』として重要なんだと感じた。私の場合は特に『蚊』にそれを感じる
狛犬として祀られていた神は、『魔を払うのが役目』だったが、民がかんばつに苦しみ、「雨を振らせて欲しい」と願いに来た時、魔を祓う以外の力はないけど、なんとかほうほうに手を尽くして『出来る限りの気遣い』をしたが、一向に雨が降らなかった為か
民は『腹いせ』に祓い神がついた『狛犬を破壊』してしまった。そのせいで『片割れが人を呪う祟り神』となってしまいもう片方がそれを祓うという悲しい定めに
『人は自分勝手な生き物』だと感じつつ払い神、豊穣の神、戦の神など、『神にも役割分担と可能な力と範囲』が分かれていて自由に動けない
そう言う観点で見れば『何者にもとらわれない妖』というのが『人間嫌いで関わらないという構図』も分からないでもない
長い年月、『人に虐げられる状況』が変わらなければ、『怨念』が生まれても仕方ないが、そもそも人からは見えない、聞こえないという『干渉』がなければ脅しも利かないからつまらない
触らぬ神に祟りなしの『テリトリー』を守れば『問題に巻き込まれない』のかとすら思うが…
この事の発端の友人帳の麗子が、妖怪達のテリトリーを荒らして片っ端から勝負して子分にしたり、声掛けて友達になったりとしたものだから、その血筋で力を受け継ぐ孫は黙っていても『妖の縁』に巻き込まれていくというのは因果応報
私が共感するのは、これがある
『鬼門』を通して『色んな事(金縛り)』が起きるのも体験しているが、それは全部、現実で語れば『夢物語』
そんな夢世界での経験を経て、『精神が慣れてくる』と幽霊を見ても驚きもない。と言っても私は起きてる時は幽霊は見えない。『変性意識状態』で『夢と現実が曖昧な夢現』の時なので、その状況では『恐怖のリミッターが外れている』から
夏目のように妖怪(不浄霊)や鬼を素手で殴る(‘д‘⊂彡☆))Д´)パーン
そんな、夢は夢、現実とは関係ないような誰に言った所で、『話のネタにしかならない冒険譚』を重ねて来た今の私は、むしろ、『犬夜叉』や『うしおととら』のような血気盛んで『敵は倒せばいい』という『青い春のような行動』をにあまり共感出来なくなり
むしろ善悪の向こう側、『間』にこそ、その『動機(始まり)』というものがあると
その目線で見ると『夏目の名前を返す 」という行動は、善意を超えた『正しい事』のように共感でき、むしろ、その後の『忘れられた妖と人の思い出』が楽しみ
人は短い寿命、妖は長い寿命
『同じ時』を過ごせるのは『一瞬』だが、その一時に触れ合った『人の縁』によって、残された『妖の方が人の呪縛』にかかっている
これは最近で言えば『葬送のフリーレン』も同じ構図で、フリーレン(長寿のエルフ)は『勇者ヒンメル(短命の人間)の思い出』を辿る
これはかつての麗子と共にいたニャンコ先生=マダラであり、そのニャンコ先生が用心棒についてる夏目は、フェルンとシュタルクを足して2で割ったような感じ
普段は冷静沈着なフェルン
しかしフリーレンにだけはストレートに感情をあらわにする
これはニャンコ先生と夏目の日常と同じ
『世界観』が似ている気がするのは『生きている時間の長さ』と『人と妖の共存』、やはり『テーマ』が似ていると『雰囲気も似る』のだろうか
いずれにせよ
お役目以外は何にも興味を示さなくなっていたのが、『夏目友人帳』を見始めたら、お役目がさらに、『色んなやり方ができる』なと、ちょっと『霊人を宿す勉強』にすらなっている
今見始めで、まだまだ7シーズンまである(๑•̀ㅂ•́)و✧これはラッキー。しかも、何とこのタイミングで、7年ぶりになるTVアニメ『夏目友人帳 漆』の新シリーズの放送が決定との事
『自然な流れ』で、『過去から続く作品』を知り、そしてそのまま『最新へとゆっくりと移行』にちょうどいいタイミング(´∀`)『ジレンマ』が一個解消されました
いつお役目=『霊人の閃き』が来るかわかんない←霊迎雀宿→終わった後、二度寝
いつ名を返せと妖怪が来るか分からない←夏目→名を返すと意識を失う
だから『別の事は出来ない』と思ってたら、その役目の捉え方の『心構えについての予習』となる『夏目友人帳』に導かれたシンクロニシティ
そうなると、俺にも『ニャンコ先生』が欲しい
何か依代にでもなるぬいぐるみでも買うか(笑)
ちなみに、夢の中では結構頻繁に猫に気にいられている
尚、私が見た事がないアニメに急に導かれるのは、やはり『先を伝えたい霊の影響』なのだろう
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