好奇心

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汎・日中韓書体ファミリー「Pan-CJK」でWEB製作が変わる

日本語の難しい漢字までフルカバーした新しいフォント「汎・日中韓書体ファミリー」の登場で、フォント事情が一変しそうです
日本語WEBフォント

Pan-CJK typeface family(汎・日中韓書体ファミリー)とは?

AdobeとGoogleの間で話し合いが行われ、日本人デザイナーの西塚涼子氏が基本デザインを作成し、日本語・ハングル文字・中国語の繁体字と簡体字・ラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字・・等、総合50万文字をカバーしたオープンソースで利用できるデザインフォントです。

フォントの使い道

フォントには様々な種類あるけれど
何に使うか?この辺をよくわかってないという方に
具体的なふたつの活用例について説明します

パソコンにインストールして書類作成や画像加工に活かそう

フォントの例
値段などのポップをワードアートで作ってるお店も結構ありますよね
そういう外部に出力して利用する印刷系にデザインフォントは役立ちます
フォントをPCにインストールすると文書作成ソフトや
画像加工ソフトなどの「プリントアウトできる環境」で利用できます
同じ言葉であってもフォントの違いで
印象は大きく変わるのでWEB製作には重要です

フォントのインストール方法(win7)
  • コントロールパネル→フォントフォルダ→中身をドラッグ&ドロップ

詳しくはこちらのレポートを参照
ウソのようなフォントの話

サーバーにアップしてWEBフォントとして使おう

パソコンにフォントをインストールして使うやり方の場合
自分が指定しているフォントがPCに入ってない人にとっては
「見える文字で表示される」か、「見えないか」 になります
通常、「見えない」という問題を回避するために
CSSで複数のフォントファミリーを指定している訳です

"Helvetica", Arial, "ヒラギノ角ゴ ProN W3"
"Hiragino Kaku Gothic ProN", "メイリオ", Meiryo, "MS Pゴシック", sans-serif;

ある意味、個々の環境にあわせた互換性措置です
これに対して、WEBフォントの最大の利点というのは
フォント書体のデータをサーバーにアップする事で
誰もが共通の表示で閲覧できるようになる事です

WEBフォントの注意点

どんなフォントでもサーバーにアップすれば
CSSから読み込んでウェブフォントとして利用可能になりますが
著作の問題から言えば、利用には注意が必要です

著作権なし:フォントのデザインは「応用美術」

著作権あり:フォントのデータは「プログラムの著作物」

そのフォントデータ配布元のライセンスによっては
@font-faceを使った形式での無断利用は問題になります

汎・日中韓書体ファミリーの登場で何が変わる?

一般的なユーザーには何も影響はないです(笑)
ただ、WEBデザイナーなどコンテンツを作る側には大きな変革です
有料で販売されているフォントの規約を見ればわかるとおり
WEB上にアップロードして使いたくても権利関係(ライセンス)が面倒です
そのWEB製作の架け橋となるべく登場した
GoogleWEBフォント
無料で利用できるという利点がありましたが
日本語フォントに対応したものがなかったのも大きな問題
そこに今回登場した汎・日中韓書体ファミリー
「Source Han Sans」
日本人デザイナーが設計した日本語完全対応のフォント
しかもオープンソースフォントという事で
わずらわしい権利を気にしないでWEBフォントとして使える!
WEB製作を行う人にとっては
まさに、時代が変わる!というビッグニュースな訳です
フォントダウンロードはこちら
Adobe:Source Han Sans Japanese
Google:Noto fonts

ここからは余談・憶測なので興味がある人だけ

ビジネスは「握手」しながら「ぶん殴る」

GoogleとAdobeの共同制作という事で・・
今後登場するOSからMS系フォントの一斉排除が狙い!?
GoogleVSMSの「仁義なき戦争」はこちらでも勃発中!?
Googleとbingのどちらに最適化するか?HTML5の現在と未来
過去にAdobeのアドオンであるFlashPlayer一社独占阻止のために
Flash市場をつぶすHTML5ブラウザ開発を推進しつつ
Flashをスマホ市場(safariブラウザ)から
完全排除したAppleと手を組んだMSに対し
敵の敵は味方・・と言わんばかりに
フォント独占のMSを共通の敵としたのか
ただ、Adobeとしては、利用範囲を限定して
あわよくば有料化?したかったようにも思える(;´∀`)
あわよくば有料化?
日本語対応のWEBフォントは数が少なく
また、製作するにも膨大な時間と文字量があるからこそ
誰もやれないビジネスチャンスに向けて動いてたのに
そこを協力者として横から現れたGoogleが
独占はさせねーよ?ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノミツカッタ
と言わんばかりに、オープンソースフォントとして
無料だよ!好きに使っていいよ!( ゚∀゚)HAHAHA 的な?
実際、WEB製作者の観点から見れば
そんな高度なフォントがラインセスフリーで利用できる事
著作などの権利だけじゃなく、コスト面でも大きく助かるという意味で
Googleまさに神!と崇め奉られてもおかしくはない
さらにいえば、Googleにとってそのフォントを利用する
製作者を味方につける事でオーサーランクもつけやすくなる
的な?(;´∀`)
フォントの製作はAdobeが先に取り掛かっていて
後からGoogleが参加したとの事で・・
「権利」は上げるから「名声」は貰うよ 的な?(;´∀`)

あくまで個人の見解なので信じないように

昨日の敵は「今日の友」
今日の友は「明日の敵」
ビジネスは「握手」しながら「ぶん殴る」だね(*´∀`)コワー
手品と同じで「隠してるほうの手」に秘密があるんだね

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. やべぇw 読んでたら眠れそうww
    ちょっと前、WordPressで書いてる人のブログが崩壊祭だったけど、やっぱり自分でサーバーどうのこうのして作るには、そこそこの知識が要るみたいだね〜
    頑張って学ぼうと思ったけど、難し過ぎて無理だった〜
    たぬっちはすごいね、才能だね!

    • たらこっち( ゚∀゚)ノ
      えーと、サーバー構築とはまったく関係ない話なんだなw
      そっちに関しては、難しい知識うんぬんよりも常に稼動で
      部屋の温度が年中数度上がるときいて、俺ミイラ化決定(;・∀・)
      今回のは日本語デザイナーが作った日本語フォントという点と
      それ以外の言語とのデザインの統一という点
      さらに、それがWEBフォントとして、無料で利用できる点
      でもね、ただブログで記事書くだけなら気にしなくてもいい
      あくまでも製作に取り入れるなら知っとけば便利ってレベル( ゚∀゚)ノ

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