好奇心

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中性脂肪を効率よく減らすケトジェニックにいきつくお話

アルコールの科学的な意味を調べてみたら、人間の体内はアルコールだらけか!?という体の不思議のお話。そうかケトジェニックっていうのか

お酒のアルコールじゃなくて科学としてのアルコールとは?

アルコールって何?という素朴な疑問に対して、それは【お酒】と答える大人は多いだろう
そして、日本酒、ビール、焼酎等、いろいろと種類で分類して説明するかもしれない

しかし、小学生の理科の実験で使うアルコールランプは飲めるかと言えばそうではない。同様にエチルアルコール、メチルアルコールなど、アルコールと名称がつくものであっても、絶対に飲んではいけないものもある

最近はそのメチルアルコールが混ぜられた密造酒関連の事故のニュースが目についたが、根本的に科学的なアルコールって何か?興味を持ったので調べてみたら・・以外な人体の不思議に繋がってる事がわかった

アルコールとは何か(科学的な性質と名称)

第一級アルコール

ヒドロキシ基を酸化(物質に酸素が化合する反応)するとアルデヒドとなる

第二級アルコール

ケトン(有機化合物群・除光液などに用いられるアセトン等)

第三級アルコール

メタノール(メチルアルコール・もっとも単純な分子構造、アルコールランプやホルマリンの原料)、基本的に飲んだらあかん奴

高級アルコールと低級アルコール

高級アルコール 炭素数が多いアルコール:中性脂肪等(蝋状の固体)、セタノール、セチルアルコール、パルミチルアルコール等
低級アルコール 炭素数が少ないアルコール:無色の液体

中性脂肪脂肪酸とグリセリン(沸点が高い)の化合物

アルコール類は、生体内での主要代謝物の1つ、生体内に多種多様なアルコールが広く存在しているらしいが、最も気になったポイントは実は脂肪(中性脂肪)もグリセリンと脂肪酸のエステル(アルコール化合物)らしい事

どうして脂肪は落ちにくいのか? の答えがここにある気がします

人間の脂肪酸は20℃前後、グリセリンは融点(固体が液体になり始める温度)17.9℃なので、体温で解けるんじゃないの?と思われがちですが・・これらが化合されて蝋、ワックス状になると、実は融点が高くなるという性質があるらしいです

つまり・・ちょっとやそっとの軽い運動で体温を上げた所で溶けないという事
溶けすら始まらないという事です( ;∀;)悲しいけど事実

分かりやすい例をひとつ

ろうそくはなぜ燃え続けなぜ溶けてなくなるのか?

ろうそくは火がついてる間は蝋が溶けますが、消えると冷えて固まります
再び火をつけ、火が灯り続けると最後は消えてなくなります

ではなぜ火が灯り続けるのか?ここが実は最大のポイントです

蝋燭には火を保つ導火線(紐)が入っている

ろうそく 紐

蝋燭の先端にひもがない場合、いくら火を当てても火が付く事はありません
それは蝋燭自体が融点が高く、不燃性物質なので燃える事がないからです

自分の体の皮下脂肪をぶにっとつまんでみてください
そう、それが中性脂肪(脂肪酸×グリセリンの化合物)の粘性がある蝋です

おまけにいくら運動してもその部位自体が熱くなる事はありませんね(走った後触ると冷たかったりする)

つまり、火を灯し続ける、熱源を作るには燃える導火線がないといけないって事
それが、近年ダイエットの基本として騒がれているインナーマッスルという訳です

筋温(筋肉の温度)を上げるためのウォーミングアップ

ウォーミングアップという言葉の意味をやっと理解しました
日本語で言えば準備運動であり、やっておかないと怪我するよ!みたいな解釈です

だから子供の頃はそんなめんどうな事やらんでもいいわ!とか軽視して怪我したり
部活で試合形式の練習時間を増やしたいからすぐに本練習に入って省いてしまったり

根本的にちゃんとしたアスリート以外は間違ってる人がかなり多いのかもしれません

本当は形式的なストレッチや準備体操をして・・という考え方ではなく
筋温を上げる事で、自分の体のポテンシャルをベストな状態にできるという事

例えば、外気温が20℃の場合、体の筋肉部位は以下のような温度になっているようです

脇の下:36℃~37℃
腕:32℃
指先:28℃
太もも:34℃
すね:31℃

血流を送り出す心臓から離れて末端にいくほど筋肉の温度は低くなっている訳ですが、筋肉が最も大きな力を発揮出来るのは38℃~39℃らしいです

この筋温が1℃上がるとエネルギー利用効率が10~12%は上がると言われています
もし、手先を使うスポーツをするなら指先のウォームアップが大事って事ですね

つまり、準備運動=ウォーミングアップはエネルギー消費効率を上げるために必須だったという訳ですね

それで思いました

デブのダイエットはウォームアップで終わる(あるある)

そもそも論で言えば、この各部位の筋肉があっての話なので・・筋肉がない=温度が上がる事がない=脂肪が溶けない

まず、筋肉つけなさい!という理屈は正論という訳です

第二級アルコール ケトン体と絶食効果

さて、絶食、低炭水化物食の摂取、激しい運動時などで体内のグリコーゲンでストックしているブドウ糖が枯渇する状態となった時に肝臓で作られるのがケトン体という酸です

これはヨガやダイエットをしてる女性なら知ってる人も多い名前ですが、まさかこれも分類上はアルコールだったとは知らない人も多いんじゃないかと思います

ケトン体が出ればなぜ痩せる?

エネルギーとして使う優先順位は糖質、脂質、タンパク質のようで、通常、毎食欠かさず3食ご飯など糖質を摂り、間食でも糖質を摂っていると、体内にはいつも糖質が蓄えられている状態になります

これにより、糖質をエネルギーとして使い続ける仕組みを「解糖系」というらしいです

この糖を蓄えているのが筋肉や肝臓にあるグリコーゲンという貯蔵システム。この貯蔵庫のストックに入りきらずに余ったものが、中性脂肪になってしまいます

これが目に見えてわかるデブの始まりです(糖のオーバードーズや※過剰摂取)

では逆に、食べ物を絶食して貯蔵庫が空っぽになり続けていたらどうか?というのがポイントです

肝臓社員「社長!(;゚Д゚)食べ物(糖)が入ってきません
肝臓社長「(゚Д゚;)なにぃ!?宿主め・・絶食に入りおったか!」
肝臓社員「社長!(;゚Д゚)ダメです、倉庫の糖が枯渇しました!」
肝臓社長「(;´Д`)くっ・・こうなったらアレしかない!」

そこで、この時、肝臓から作り出されるのがケトン体です(第二級アルコール)

ケトン体は中性脂肪(化合物)を分解する

ケトン体は中性脂肪を脂肪酸グリセロールに分解します
もう、これだけで、前述してきた問題点をクリアしてるのおわかりでしょうか?

中性脂肪=蝋状で熱に強く溶けにくい化合物を元の融点が低い2つの物質(脂肪酸:20℃前後 グリセリン:17.9℃)に分解します。その時点で体内温度でも十分に蝋状でワックスみたいな固形物が液体になり始めるって事ですよ

分解された脂肪酸は血液に乗って全身を巡り、そのままでもエネルギーとして利用され、約70%が筋肉などで消費されますが、残りは再び肝臓に戻ってきて、ふたたびケトン体が抽出されとエネルギー循環の流れに乗ります

一方で脂肪酸と分離されたグリセリンは肝臓で糖を生み出す「糖新生」によって糖に変わるため、従来の「解糖系」の流れも維持される事になります

なるほどね、絶食って言い方されると、抵抗あったけど、簡単にいえば、もう在庫一杯で倉庫から溢れて捨ててる状態だから、一旦供給ストップしようか ってだけの話だったんだね

食事を抜くのが体に一番悪い!1食でも食べないと! と思いがちだけど・・

いや、予備ありすぎて余って捨ててるのにまだ詰め込もうとか・・(;´Д`)鬼
そっちのほうが体に悪いんですけど?って話だったようです(笑)

ケトン体のリスク1 血管の酸性化

脂肪酸が血中に多く含まれると血液や体液が酸性になるリスク
これについては若干の心配材料ではあります

がんについて調べた時、酸性はがん(細胞異常)が最も好み発達する環境なので、極力体内を酸性にはしたくないですね。特に血管が酸化してしまうと、動脈硬化などの危険もあります

ケトン体が血液中に急に増える(高ケトン血症)は血液が酸性になり体に異常が発生するケースもあるようです

ケトン体のリスク2 タンパク質の摂取必須

糖をエネルギーとする普段の解糖系システムでは、タンパク質はカラダをつくる重要な役割のため消費される事はないらしいですが、グリコーゲン(倉庫)が空の状態で行われる糖新生の際は、筋肉のアミノ酸が消費されるようです

つまり、筋肉などを作るたんぱく質の摂取をしないと、筋肉が衰える=減るというのは、メカニズムとして決まっているようです

え?脂肪からエネルギーをとるから痩せるんでしょ?って思ってました(私も)

だけど、まとめるとこうなる訳ですね

  1. 絶食により糖の倉庫(グリセロール)を空にするとケトン体が生まれる
  2. ケトン体により中性脂肪から脂肪酸を直接エネルギーに変換利用(若干のリスクあり)
  3. ケトン体により中性脂肪からグリセリンを抽出して糖新生で糖エネルギーを作成
  4. 糖新生には筋肉内のアミノ酸を消費する(要たんぱく質摂取)

デブは糖質抜きにしてもいい、ただしタンパク質だけは摂る事
そして、ウォーミングアップで筋肉の熱効率を上げて運動をしろ!

筋トレして蝋燭のような不燃性の脂肪の内側に導火線(インナーマッスル)を作れ
最低限これをやらないとタンパク質不足になり、せっかくできたインナーマッスルも失ってしまう

=デブからの脱却は不可能

あれ?(;・∀・)何の話をしてたんだ?(笑)

まとめ:アルコールと分解と人間のメカニズム

人間ってつくづく自浄作用、復元能力まで含めてよくできた生体ロボットだなと思う

業が深くて、食べ過ぎて、体内の倉庫から溢れた中性脂肪と不燃性の混合ごみ
反省し絶食、糖の供給をストップすれば倉庫を空にする清掃作業のメカニズムが始まる

「倉庫の外のごみも再利用してエネルギーにするか!」と現れるケトン体(隊)
分別したグリセリンをエネルギーに糖を作り出す糖新生という体内生産を開始

これが脂肪を貯め込んだデブは飢餓状態になってもただちに問題はないという生存システム

実によくできてますね(;゚Д゚)すげぇな人間!

ただ、もちろん、リスクはあるので対策や用法を理解して行うほうがいいです

再利用可能な脂肪酸はそのまま代替利用(リスクあり※100%の再利用は無理)
ケトン体活動のエネルギーがたんぱく質なので筋肉が落ちる

その中性脂肪が減っていくケトジェニック+ウォーミングアップで
→筋肉の温度を上げてエネルギー消費効率を上げる→インナーマッスルを鍛える

これが最速で痩せる最適解かもしれない( ̄ー ̄)ニヤリ (゚Д゚;)活路を見つけたな

と言いながら、絶食を始める気持ちが固まらない(;´∀`)今日は勘弁 (゚Д゚;)イシヨワ

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