好奇心

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生分解性リポソーム 世界初のがん治療始まる!

もう抗ガン剤の副作用に苦しむ事はなくなるかもしれない!カプセル型微粒子を利用した、正常な細胞にダメージを当てる事なくがん遺伝子治療を行える画期的な技術開発が日本で始まっている という事について考察

がん遺伝子治療に新技術!?

東奥日報の社会記事に掲載されていた事で知った、次世代のがん遺伝子治療方法

リポソーム技術を駆使したがん治療を目指して
がん細胞に正確・高効率に治療遺伝子を運ぶ「がん指向性リポソーム技術」を共同開発

知識がある人は上記リンク先を読んで色々考察してみてください
個人的に衝撃を受けたのは以下の部分

現在の遺伝子治療では,この運搬体にウイルスが用いられることが多く,安全性や標的性に課題もある。
信州大学と東芝は,ウイルスを使わない治療遺伝子の運搬体として生分解性リポソームを活用する共同研究により,がん細胞へ安全,かつ選択的,高効率に治療遺伝子を運ぶ「がん指向性リポソーム」を開発した

って事は・・今までの抗がん剤にはウイルスが仕込まれていたって事か

髪が抜けたり、嘔吐や腹痛、神経痛、神経麻痺、味覚障害、倦怠感等の抗がん剤の副作用と言われる要因のひとつには、薬の成分を運搬させるためにウイルスをぶち込んでいたという事か?

薬によって免疫力を著しく低下させた状態にして、活発に全身にウイルスが動き回って細胞に入り込む作用を利用して、薬の成分をがん細胞に運搬するのに使っていたという事か・・

どうりで正常な細胞に影響が大きくでて、副作用がでるはずだよ

結局の所、肺のがんであろうと、胃のがんであろうと、子宮や違う臓器のがんであろうと、レントゲンやCTである事は確認できても、血管注射によって全身に抗ガン剤を浸透させてきたのは、それが目的か!(# ゚Д゚)ノ

・・と今までの怒りはさやに抑えて

そうじゃない技術として細胞を正常に戻す成分を運搬するのを、生分解性リポソームというカプセル状の微粒子を使って届けるという、本当の医学の登場の可能性を感じました

「生分解性リポソーム」とは?

リポソーム

細胞の中でのみ分解する独自の脂質を主成分として構成するナノカプセル微粒子で細胞の細胞膜の特性の違いに応じて生分解性リポソームを構造設計することで、標的となるがん細胞へ選択的に効率よく運ぶことができ、工業的なプロセスによる量産化が可能

これの画期的なポイントを個人的に考察します

細胞の細胞膜の特性の違いに応じてが重要!

私の母は現在、5年前に患った子宮体がんを抗ガン剤で治療した後に転移した肺がんのステージ4。子宮全摘出した後の肺がんという診断であっても、治療は子宮体癌の時の抗がん剤でした

詳しくは当ブログの抗がん剤闘病記カテゴリーをご覧ください
(※もし、身内や家族でがんの方がいれば絶対ためになる事が書いてますよ)

最初、本当の最初に知識がなかった頃は、意味がわからなかったんですが・・細胞やDNAなど、体の仕組みを勉強していく内にだんだんわかってきました

子宮でうまれたがん細胞(元は正常な細胞)は、肺に転移しても、肺の細胞として活動する事はなく、生まれ持った子宮細胞のDNAに従い、肺の中で子宮細胞を作り続けます

従って、肺の細胞に特化した抗ガン剤ではまったく効果がないと言えます

その証拠に、肺がんと同時に患っていた早期発見の微小な胃がん(浸潤がん)に対し「両方に同時に効き目があって胃のほうは治っちゃえばいいのにね」

と期待してたけど、現実は肺にある子宮細胞は小さくなりましたが、胃がんに変化はありませんでした

まとめるとこうなります

  1. 子宮体がんで全摘出したけど、転移したがんが肺に見つかった
  2. 肺と同時に胃もがんが見つかった
  3. 肺の細胞を採取して調べてみた所、子宮の細胞とわかったので子宮細胞に特化した抗ガン剤で治療開始
  4. 全身投与にも関わらず、肺の中に転移した子宮細胞は小さくなったが、胃ガンのほうは変化なし
  5. 結局、肺の転移細胞が小さくなった後、胃は早期に摘出手術を行った

これ、言ってる意味わかりますか?

子宮の細胞はどこにいっても子宮を作るDNAを持っている
肺の細胞はどこにいっても肺の細胞を作るDNAを持っている
胃の細胞はどこにいっても胃の細胞を作るDNAを持っている

どこであっても、異常化した細胞を発見して採取できれば、その細胞にピンポイントで効果を発揮するように薬を準備できるという事

そして、これは早期発見の発がん細胞に対してだけじゃなく、転移してきた別の臓器の細胞であっても有効。だから、細胞の細胞膜の特性の違いに応じて生分解性リポソームを構造設計できるというのはとてつもない革命と言えます

血管注射の全身投与をしなくて良くなるかも?

抗ガン剤治療においてもうひとつの問題点は薬が劇薬で毒性が強いせいか、血管注射の際に失敗すると血管がどす黒い紫に変わり、硬くなって注射できなくなってしまいます。

はっきりいって動脈硬化や血栓ができるリスクが非常に高くなるため、注射が下手な看護師や新人の看護師には決してやってはほしくないほど、薬による副作用以前にリスクの高いヒューマンエラーのポイント

しかし、この細胞の細胞膜の特性の違いに応じて「生分解性リポソーム」を構造設計できるという事は?

レントゲンやCTなどで、治療範囲が特定できたら、投与するべき部位がわかっているため、全身に抗ガン剤を投与する必要はなく、肺なら肺、胃なら胃とピンポイントで狙いをつけた治療が可能になるため、他の健康な臓器や神経を傷つける事はないかもしれません

また、そういったピンポイントの投与のために、以前考察したこういう医療器具もあわせて開発されそうな良い流れですね!

ノリによる医療の有効性を考察 抗がん剤闘病記11

胃がんなら胃カメラでがんの部位まで直接入っていけるし、肺がんなら経皮肺生検の針を利用して注入ができる

従来通りの手順で血管から流し込んで全身に入れた所で、正常な細胞には影響がなく、効果がある細胞に到達し浸透するまでとても時間がかかるだけの遠回り

肺は肺、胃は胃にしか効果がないのは変わらないのだから、できうる限りがん患部の近くにピンポイントで投与する事で効果発揮のスピードもまるで違うと思う

効果発揮のスピードについての余談ですが

胃を摘出すると、食べ物がダイレクトに小腸に到達するため、甘いモノは即、細胞の吸収が始まります。その結果、血液中の糖分、血糖値が急激に上がるため、即座に腎臓が血液中の血糖値を下げるためにインスリンを大量に放出します

すると、急速に血糖値が下がる影響で、急速な眠気や寒気、震え、けいれんといった症状が出てきます(これを後期ダンピングという)

この事から言えるのは、患部に近い所に直接投与すればするほどがん細胞に治療遺伝子が到達するのが早く、早期発見、早期治療完了!という流れになると思います

まとめ:工業生産と医療のタッグの未来

細胞の細胞膜の特性の違いに応じて「生分解性リポソーム」を構造設計、これを聞いて思ったのはIPS細胞ととても相性が良いのではないか?そしてがん治療遺伝子に限らず、様々な物を入れる事ができる微粒子ナノカプセルは工業生産としてバイオテクノロジーの量産ラインの確保ができる事医療コストが大幅に下がると期待

微粒子ナノカプセルに何をぶち込むか?によっては美容品などにも応用できる模様

美容品

ここに、医療・製薬企業・政治癒着の利権が絡まなければだけどね

都市伝説や陰謀論みたいなマイクロチップを入れるなどの事も考えてみたけど、よく考えたら、ナノ(10-9乗)はマイクロ(10-6乗)より遥かに小さいから大丈夫か?(笑)

道具は人の使いよう

医学を志す人、医を研究する人、決して名声や金銭という欲に負けないで、人を救う、治すという使命感で新しい技術を学んでほしい(。-人-。) 祈る

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