好奇心

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DRONE RACER ラジコンカーのドローン化

2016年後半にラジコンカー業界の老舗の京商が、近未来型の空飛ぶラジコンカーを発売。従来の地面を走行するラジコンカーのようなプロポ(送信機)を使い操作し、本体のタイヤ部分にクワッドコプターと同じ4つのプロペラを搭載。元々のラジコンカーユーザーが慣れ親しんだその操作性のまま、ドローンへ乗り換えしやすくなった・・というより、「ラジコンカードローン」という新しいスタイルになって登場!
ドローンレーサー

ドローンレーサー(DRONE RACER)とは?

このラジコンカーの操作性を持ったまま、ホバリングして空を走行する事ができるドローンレーサー(DRONE RACER)は従来のラジコンカーが抱える問題を解消する良い点がたくさんある

ラジコンカーのコースが豊富になる!(ここ重要)

今までラジコンカーは走れるコースが限られていた・・また、路面の状態によっては運営側もメンテナンスなど色々な問題を抱えていたけれど、ドローンレーサー(DRONE RACER)になる事でその問題は大きく改善される

1:地面から一定距離っでホバリングするため場所を選ばない(運営側)

ドローンレーサー(DRONE RACER)は超音波高度センサーによって地面から35cm、もしくは60cmを常に維持して水平ホバリング状態になるため、まず路面の状況は一切関係ないので、わざわざコースを限定する必要がなく、その辺の田んぼでも、竹林でも、コーステープを巻いてしまえば、簡単にコースの設営が可能なので、全国多種多様の場所でドローンレーサー(DRONE RACER)のレースイベントが盛んに行えるという事
また、自動ホバリングで地面から一定の距離を保つ事から、ある程度のアップダウンの激しいコース取りなどもできるため、見ている人にも見ごたえがあるレース展開を期待させたりなど、利点は様々

2:路面の摩擦がないからセッティングが簡単(操縦者)

ラジコンカーといえば、それぞれの天候や、路面状況にあわせたセッティングがそのまま実力差になっていた部分もありますが、ドローンレーサー(DRONE RACER)の場合は、おそらくレギュレーション縛りでも複雑になる事はないと思うのが以下の点

  • ドローン航空法で重さ200gまで(※飛行許可があればそれ以上でも可)
  • ホバリング高さ35cm/60cm固定

搭載するバッテリー容量やプロペラモーターの変更、ボディの軽量化等々、おそらく速度に影響がある部分でいえば、プロペラ設置角度の変更(走行時に切り替え)
プロペラの設置角度
はっきり言えば、ラジコンカーで慣れたコントローラーだからこそ最初は・・
コーナーリング操作に苦戦すると思います
ホバリングしてる状態でのコーナーリングというのは、ホバークラフトの摩擦0と一緒
ラジコンカーでいえばドリフト走行させている感覚に近いように見えて、アクセル開度をコントロールするタイミングがめちゃくちゃシビアです。屋外レースの場合はさらに天候(風)も影響します
ラジコンカーはアクセル抜けばグリップ力が上がるけど、ドローンは逆ですからね(;´・ω・) このドローンでの旋回っていうのがラジコンカー操作に慣れてない人でもこれからの練習しだいで出し抜くポイントでもあるw

色々安全面を考えて作られてる

ドローンって何が一番怖いかっていうと、予期せぬ操作不能になった時なんですよね。例えば無線コントロールが途切れてしまって、空中にいる時に操作できなくなったら怖いですよね・・。これがドローンレーサー(DRONE RACER)の場合はどうなるかといえば

  • 電波遮断ストップ機能:電波が途切れた時点でその場で停止
  • プロペラオートストップ:プロペラに何かがぶつかった時、その場で停止
  • アングル・エマージェンシーストップ機能:マシンが転倒した際の角度を認識して停止

とにかく事故に対する安全面、コンプライアンスの問題をとことんクリアしてます

ドローン規制法にひっからない、ライセンスもいらない

ドローン改正航空法において200g未満のラジコンドローンは「模型航空機」という認定になり、特定の禁止区域以外であれば、どこでも走行させる事ができるので、大人から子供まで一緒になって楽しめる

ドローン特有のFPVを体感!DRONE RACER FPV UNIT(オプション)

ラジコンドローンの魅力のひとつにFPV(ファーストパーソンビュー)という操作方法があります。これは機体が捉えた映像を1人称のパイロット視点で見ながら操作するというものですが
ラジコンカーを操作する人ってほとんどドライバー視点でやらないですよね?
だからこそ、それを手軽に体験できるDRONE RACER FPV UNITをコックピットに搭載できるという時点で、DRONE RACERがどれだけイベント性が高いものかかわかります

  • 操縦者は手元のFPVユニットでコースを攻める
  • 会場モニターに参加ドローンのコックピット映像を流し実況できる

例え街中商店街であっても、イベント申請して、コースを設営して飛行許可さえ取れば、ちょっとした町おこしイベントでDRONE RACERレースの開催もできるという

2017年!全国ラジコンショップに登場する!DRONE RACER

子供から大人まで流行るとしたら、ラジコンカーの進化型「DRONE RACER」だろう

  1. ラジコンドローンのイメージは過去の事件で最悪(危険)
  2. ラジコンカーはマニアックな趣味(専用のコースが必要)
  1. 危険という問題を高度制限・速度制限・安全装置でクリア
  2. 専用コースが必要という問題をホバリングでクリア

その一体型が「DRONE RACER」
普通に考えておもちゃ業界もアニメ化、グッズ化しやすそうだし、ミニ四駆ブームみたいに「ドローンレーサー翔」とか漫画がコロコロあたりで登場して時代をけん引しそうな予感はする(笑)
もっともミニ四駆と違って親にかかる子供のおもちゃコストは半端なく跳ね上がるけれど、いち早くそれで遊ぶからこそ、将来的に浮力や揚力などに精通した航空力学知識を持った青年に成長していくための勉強+実地研修と考えれば、親子そろって先行投資もありなブームである

余談:ドローン操縦者が思う、ここがまずくね?DRONE RACER

さて、上記、DRONE RACERについて、世論というか一般的な意見で良い点をまとめてみたけれど、実を言うと、ドローンという分野に片足を突っ込んだからこそ、良い点が悪い点に変わってしまっている部分も多々感じたので考察していこう

高度を統一すると空中衝突事故が起きやすい

基本、ドローンはスロットルの上げ下げで高度を変更する事で自由自在に飛べる訳ですが、DRONE RACERに関しては、地上から35cm、60cmと自動でホバリングする高さが限定されているという点が問題。数台まとまって飛行した場合、高度が同じため確実に接触の機会が増える可能性がある訳で・・そうなると上記に記した安全装置による自動停止の起きる頻度がどうなる事やら
普通のラジコンドローンレースでも接触だけは絶対に避けたいから高度変える訳だし(;´・ω・)つーかドローンレースの醍醐味はアウトインアウトの横に加え、上から下からのオーバーテイクが魅力なんだが・・接触ぎりぎりの35cm↑65cmのオーバーテイクって、普通に考えればどっちも気流の流れ乱れてクラッシュしそうな予感しかしないw

DRONE RACERに慣れるとドローンが難しい(逆もまたしかり)

ラジコン用のコントローラーって正直難しいですよね・・慣れるまでっていうけど、正直、あれで慣れたら普通のドローン用のコントローラーが操作できません。逆にドローン用の繊細な操作を覚えたら、ラジコンカーのハンドリングとアクセル調整が難しくて・・という状態。

  • DRONE RACER:自動ホバリング→アクセルオンで前方に進む
  • ラジコンドローン:ホバリング→スロットル上げ→上に飛ぶ

まるっきり操作も違えば、挙動も違うという・・(;’∀’)これは混乱するww

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