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NintendoSwitchのリージョンフリーの本当の狙いを考察

NintendoSwitchは原則的にゲームソフトの地域ごとの起動制限をかけないリージョンフリーと発表されていたけれど、よくよく考えると、これはある種恐ろしい事を意味しているので考察してみよう

リージョンロックとリージョンフリーがよくわかる話

リージョンとは地域の事で、DVDやゲームソフトでリージョンロックというのは、日本限定などの、地域限定で再生可能という意味を持つ訳です。国内向けに販売されて、国内で購入する場合、ゲームにしても何にしても、だれもリージョンを気にする事はありませんね。
じゃ、なぜこのリージョンというのを気にするか?というのが次の例
規制 おみせできません
※なんか張ろうと思ったけど、グロすぎたので自主規制(笑)
海外でヴァイオレンス表現(人体の一部が欠けている等)、エログロなハードコアなゾンビゲームが発売されたけれど、同じゲームが日本で発売された時は、全部規制されてしまい、なんとも物足りない感じに・・
そこで、本家を遊びたい人は海外発売ソフトを買う訳ですが、残念ながら日本のゲーム機では海外のゲームソフトが起動できないようにリージョンロックがかかっている・・
つまり、リージョンロックがかかってると、その地域のゲーム機とゲームソフトの両方がなければ遊べない!
事実上の「ゲームの国境」な訳です。これはあくまでゲームを遊びたい側の視点で説明しました
任天堂の君島取締役が「NintendoSwitchは原則リージョンフリーです!」と開会冒頭にいきなり発言したんですよね。ほとんどの人が、・・うん(;´・ω・)え?うん、いや、早く本体の情報言えよ!と軽くスルーしたに違いないですが、ずっとひっかかってたので、これが何を意味するかちゃんと考えてみました

NintendoSwitchがリージョンフリーにする事で起きる事

ゲームソフト全世界同時発売&ローカライズの手間軽減という期待!

まず言える事は、ゲームソフトの機動に地域制限がないという事は、発売のタイミングなどがまとめられるって事だと思います。というのも、Nintendoスイッチは、CRIWAREなど開発プラットフォームの導入でサードパ―ティのソフト開発環境の統一がしやすくなっている事と、同時に地域別の制限がなくなった事によって、ローカライズ時の規制処理をかける手間が減るという事です
なぜなら、海外で血どばー!残虐表現満載のゾンビゲーが出たとしますよね?日本版は同じソフトなのに発売日も遅れた上に、血もでない残虐表現もないクソ物足りないものが発売されるとユーザーが情報を掴んだら?
みんな海外から買っちゃいますよ
だって、Nintendoスイッチ、リージョンフリーですから、規制がない国のソフトを買えば遊べる訳ですからね、ゲーム内に規制かけても何の抑止力にもならない。だから、世界統一規格とでもいうか、どこかの国の規制を基準にしてゲーム内容は作られて発売に至ると予想できます。翻訳パッチとかはアップデートで適用もできるしね

弱小ソフトメーカーにとってのビッグチャンス!

SONYやマイクロソフトなどに高いライセンシーを払って、ネガキャン飛び交う国内で売れるか売れないかわからない状態で博打でソフトを販売するより、SNSや口コミ一発で世界が動き(ピコ太郎みたいな例)、自分たちの作ったゲームソフトが世界へ進出するチャンスがある
それがリージョンフリー
これは、現実的な話で例えるなら起業する若手ベンチャーを応援するための支援環境ができたので、ぜひ利用してください!という企業誘致がうまいマーケティングに近いです
Nintendoスイッチユーザーにしてみれば、今後は国内メーカーだけじゃなく、世界中のゲームを体験する事ができるようになるかもしれません。日本で生まれたマリオが世界へ羽ばたき認められたように、海外から日本受けするキャラクターが入ってくるかも(≧▽≦)

  • 日本では買う事ができないけれど、海外にはやってみたいソフトがある!
  • 逆に海外には未発売の日本メーカーソフトを海外ユーザーが買う事もできる

ハード業界でのユーザーシェアの奪い合いからリージョンフリーにする事で、戦いの場を大きく変えた任天堂。買う客ばかりを見るのではなく、コスト競争やネームバリューで大手とは争う事ができない
新進気鋭のクリエイターへ新たな活躍の場を提供する
・・将来性で見れば確実にその中からビッグタイトル育ちますよ(だから企業誘致)

CERO認定の判定基準が変わる!?どこに合わせる?

さて、そうなると問題は、規制委員会ですよ・・えぇ、ゲーム業界にはびこる寄生虫ですよ(;´・ω・)
このクソCERO認定によって、あのゲーム表現が暗転ドーンさせられた事実は変わらない

Until Dawn -惨劇の山荘とバタフライエフェクトについて熱く語りたい!

ホラー、バイオレンス、エログロ表現、そこを規制するのはわかるけれど、話の流れとかムービーの繋がりとか、色々あるっしょ!前後の伏線とか・・そういうのを全カット!はい、暗転ドーンとかねぇ・・
CERO(コンピュータ・エンターテインメント・レーティング機構)は国内販売の家庭用ゲーム機の審査率100%らしいので、確実にNintendoSwitchのソフトにも口を出してくるけれど、日本で規制した所を海外で規制しないものが発売されれば、当然、口コミで海外の買ったほうがいいよ!と国内版が売れなくなる
つまり、各国の民間の規制団体というまともに作品を審査もしないで適当に決める意味のない集団に
「自分たちの判断に大いなる責任が伴う十字架」を持たせる訳です
安易にここダメ、アレだめ直しなさい!って表現の規制を入れるようメーカーに指示だすのは勝手だけど、そのせいでその「規制が入ったソフトが売れなくなる危険性がある」という踏み絵
そう考えると、規制団体も年齢制限の調整(18歳以上)くらいで、中身のシーンの削除とか、細かい所には手を出せなくなるだろうね。だから親の見守り機能ってのがあるんだ(遠隔で強制ストップもやむなし)
任天堂はうざったい規制団体への抑止力を選択したと言える(ユーザーとしては賛同する)

全世界転売ヤーが本気出す!

これ、最初から言いたかったのはこれです
日本に爆買いに来る中国人とかそういうレベルじゃないです
すでに、昨日の時点でネットで話題になってたのが、アメリカAmazonで予約開始されたNintendoスイッチが数時間で完売になった事。海外オークションサイトのebayでは定価の3~5倍の値段、最高額では44万円という価格で取引されたほど・・転売ヤーが本気だしてます
なぜ転売ヤーかというのが、リージョンフリーにつながってる訳ですね
本体はどこの国で買っても全世界で遊べるって事です※言語設定があるかは不明
つまり、在庫は世界中あり、世界中からかき集める事ができる
日本にも50万本出荷、とか言ってて、国内ではそんなに買うやついないっしょwって思うじゃない?でも売り切れるのは目に見えてます。買うのが日本人ではない可能性が高いから
円安ドル高の今現在なら日本円持ってる海外ユーザーは日本から買ったほうが安いですからね・・
※1ドル:114円として

  • 日本:29980円=約262ドル
  • アメリカ:299ドル=約34241円

とりあえず本体を買う人は発売日予約戦争は海外ユーザー(もしくは転売屋)が相手だって事
リージョンフリーって事は、本体設定で言語選択できるかもしれないしね
後で買おうは馬鹿やろう!(# ゚Д゚)ノ 残りものには・・福が?物が残らねーな・・
夏にスプラトゥーン2が発売されるから、それに合わせて・・とか言ってると、初期ロットを手に入れた人が動画配信はするは、めっちゃおもしろいわ!のポジキャンして仲間を増やそうとするわ、続々と新しいゲームソフト情報が入ってきて、今現在、まったく興味がない人たちもライバルになって・・
初回限定より入手困難になる事は大いに予想できます
だって

  • スプラトゥーンは世界の大人にもキッズにも大人気ですから
  • リージョンフリーだからどの国で買っても遊べるんですから
  • 円安ですから! ← ここ重要!

わざと少量生産にしなくても、普通に足りない事態が起きる予感がします
PSVRは・・
生産追いつかない&価格が高い&ファミリー向けではない遊ぶソフトがない遊ぶための環境が揃わないという事から、勢いが止まっていたけれど
Nintendoスイッチは・・
価格は安くファミリー向け遊ぶソフトは続々増える遊ぶ環境は選ばない・・そしていずれはVRも期待できるという発展性もある
PSVRは後出しじゃんけんで完全に負けましたね・・
(;´・ω・)変態相手の商売してっから・・VRの一般向けキラータイトルがない時点で・・
個人的には、PSVR期待してたんだけど、口に出すと、よけいに感じるわ・・

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