野菜の成長を早回し映像のタイムラプスで教育テレビチックに撮影してみたい!そんな気持ちから定点観察用の機材を探して出会ったお手軽タイムラプス動画作成ツールレコロ(recolo)IR7をご紹介しよう!
レコロで撮影した動画を先に見たい方はこちら
その前にタイムラプスってなんですの?
タイムラプス動画でわかりやすいのは雲の動き。よくテレビや映画で時間経過を表現するのに使われてるよね。いくら科学が進んだといっても、雲を早く動かすなんてできない!つまりは、雲を動かすのではなく、長い時間撮影した雲の映像を早く再生して見る・・そんな仕組みをタイムラプスって覚えておけば間違いない!(どんな例えだ)
そんなタイムラプス映像を気軽に作れるのが「レコロ(recolo)IR7」
レコロ(recolo)IR7の箱の中身
本体サイズを簡単に説明すると、厚みはたばこの箱よりちょっと厚め、長さはiphoneより若干短めくらいって言えばわかりやすいかな?(わかんねーよ)形状はペンギン・・をイメージしてるのか、電池パックのストッパー部分が足に見えなくもないかわいいデザイン
防水用のゴムパッキンが2種類(蛍光オレンジ・グリーン)とパステルカラーでおしゃれです・・が残念な事に野外撮影すると汚れるんだけどね・・まぁ、そういう用途だし、そこはスルーで
電源はアルカリ電池四本使用
ペンギンの足をぺこっと曲げると本体が開いて電池を入れる部分がでてきます。アルカリ電池四本か~長時間の撮影のバッテリー的に大丈夫なんだろうか?・・と心配もしましたが、その点については後述するので今は割愛
電池パックのサイドにSDカードスロットを搭載
外観がつるんとしていて、一体どこにメモリーを?・・と思ったら、かぱっとカバーを開けた横にSDカードスロットがありました。SDカードは最大32GBまで対応してます(そこで64GBを突っ込もうとしてはいけない!)
SDカードを挿さないと電源は着くけど操作できない
さっそくSDカードをスロットに挿して試し撮り・・と思ったら、おや?カードを挿してるのにSDカードがささってない事になっているだと!?なぜだこの野郎!初期不良かこんちくしょー!
・・っと思ったら
・・・テヘペロ (ゝω・) 間違えちゃった
ちなみにminiSDをカードリーダー経由で挿すは試してないので、手に入れた方は機会があればそれも試し見てください(笑)
レコロの操作と設定について
さて、肝心の操作についてですが、ボタンも少なく非常にシンプルです。起動は電源ボタンを2秒長押し。(起動時にSDカードがスロットに挿されていない状態だと操作できません)。設定可能な全項目は以下詳細に説明していきますね
Preview
現在レコロのカメラがどこを向いてるのか被写体を確認します。定点撮影の最初の位置取りに重宝しますね。というかこれないとできねーわ
1sec~1dayの撮影タイミング
1枚撮影するまでの時間の間隔を指定します。例えば10secに設定した場合、10秒ごとに1枚パシャっと撮影。それを繰り返すという感じです。秒数を短くすればするほど、大量の撮影枚数になるので、保存容量とバッテリーをくうと思いますので、この設定が用途にあわせた撮影のキモです
1~30fpsのフレームレート
撮影した動画を再生する速度の設定です。例えば、16fpsにした場合、10secで撮影したものと、5secで撮影したものであれば、同じ時間撮影したとしても、撮影枚数が倍違うので動画再生時の滑らかさと動画の長さに影響がでてきます。ただ、撮影した動画を加工して利用する場合、再生速度の調整等ができるので、あんまり極端に高いfpsにしなくてもいいですね
撮影時のエフェクト
撮影時、通常はnormal。それ以外にもエフェクト撮影が可能
- 白黒のモノラル
- 鮮やかな色合いになるvivid
- 古めかしいノスタルジックなvintage
- 色のコントラストがはっきりするinstant
それぞれ撮影前に選択ができます(撮影後はできません)
撮影画像の解像度の選択(MP=メガピクセル)
- 0.3MP(640×480)
- 1MP(1280×960)
- 2MP(1600×1200)
この3種類から選択し、それぞれ完成時の動画の解像度、及び容量に影響します。32GBのSDカードで、できるだけ高画質を!という方であれば、2MPでいいと思います。のちに見せる動画も2MPで撮影してます。
Setting
セッティングでは以下の3つの設定を行います
date&time
日付の調整です。ここで調整した日付が完成動画の右下に撮影開始からの経過時間としてタイムスタンプされて出力されます
TimeStamp
動画内に撮影開始から終わりまでの経過時間のタイムスタンプを表示するか、しないかをON、OFFで選択できます。せっかくかっこいい雲の流れる映像をとっても・・右下に経過時間でてたら、ただの記録映像になっちゃいますからねwそういう細かい所への配慮かと
Battery
バッテリーでは利用する電池がアルカリか充電して再利用できるエネループかの選択をします。ここって重要?と思ったけど、項目が選択できるという事はただのアルカリ電池とエネループによってバッテリーの消費を抑える何かがあるのか!?と期待させる謎の指定
実際にレコロで撮影してみよう!・・と思ったのだが
さて、上記の設定を一通り行ったら、撮影開始・・いやいやちょっとまてよ!これじゃ撮りたいものとれないよ?と・・思うのもそのはず、だってレコロだけだと、ペンギンの目線の直線ゾーンしか撮影できないんですよ
そこで必要なものが自由に撮影角度をつけるための「三脚」です
ゴリラポットはレコロのサイズにぴったり!
カメラ愛好家におなじみ、場所を選ばずまがったり、くねったり、まきついたり、しがみついたりと、自由にぐねぐね動く三脚、それがゴリラポット!今回レコロを選択する際に迷ったのが、ひとつ前の型のレコロIR5
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こちらには三脚がセットでついてるようだったので、そっちにしようかな~と思ったんだけど・・よくよく情報を見ると防水機能がついてるのはIR7から。野外使用を考えてるからこれは当然重要ポイント。そんで決め手はプレビュー機能もIR7から。おいおい、前の型って見切り発進もいいとこじゃないか!!と思った結果、ゴリラポットを別途買いました
さて、これで撮影の準備ができたので、改めてセッティングして、被写体を決めてたら、再生ボタンをぽちっと押すと、設定時間(sec)が経過すると、1frameのように1枚目が撮影されます。そのまま見ていても、画面が消灯し見えなくなりますが、停止するまで設定したsecで連続で撮影されていくので、気長に待ちましょう
撮影を止める方法と止めた後は?
撮影を止めるには再生ボタンを2秒押し(2秒設定好きだなこのメーカー)これで画面中央にストップマークの□がでて撮影終了~!・・さて、ここからがちょっとめんどいと感じるかもしれない作業ですが、慣れるとそんなに気にしなくなる作業です
撮影後のSDカードの着脱作業
レコロ上では撮影した動画の確認をする事はできないので、一旦SDカードを取り出す必要があります。完全に撮影を終えた後であればいいのですが、ちょっと試し撮り・・なんて時はちょっとめんどくさいですね
- 三脚をはずす
- 本体カバーを開ける
- SDカードを取り出す
でも外部からさくっとさせるようにスロットついてたら、防水対応できませんから、そこは致し方ないって割りきりましょう
撮影されたSDカードの中ではタイムラプス動画完成している!
SDカードをPCスロットに挿して中身を見ると、もうすでに動画が出来てます
自動作成された動画には「rcl00007」と自動的にナンバリングが施されるだけでなく、長時間の撮影になる場合、「rcl00007_2」など、自動分割して動画を分けてくれる所も嬉しい配慮です。
動画の容量に関しては、何秒で何枚撮影?の設定しだいです。これを見る限り、1GBの容量を超えそうになると自動分割されるみたいですね。ただ、電池を抜いた後、タイムスタンプがリセットされるとの事で、また00001とナンバリングされると上書き保存する可能性もあるので、必要な動画はPCに移動させておくのが懸命な判断ですねw
動画はAVIファイルとして生成されているので、あとはPCに入ってる動画再生ソフト(windowsメディアプレイヤー等)で再生すれば、撮影時に設定したFPS(再生速度)で再生されます。
だから、タイムラプス動画を作る!・・というより、撮影の構図を決めてしまえば、あとはほったらかしでタイムラプス動画が作れてしまうというお手軽簡単ツールです。
ただ、音声は録音されません。記録映像としてならタイムスタンプ付きで経過時間を載せたまま利用、おもしろ動画に仕上げるなら、タイムスタンプを表示せず、動画素材として加工するのもまた一興
実際に動画を加工した作品をどうぞ(笑)
レコロIR7で撮影したタイムラプス動画2パターン
家庭菜園の準備作業1日の記録
- 10sec(10秒に1枚)
- 16fps(1秒16コマ再生)
- 撮影時間約5時間
- 解像度:2MP(1600×1200)
- 撮影枚数約1281fralme
- バッテリー残量3→3
定点観察のテスト用としてコンクリート塀にゴリラポットをかませる用に固定して撮影しました。風が強かったので若干ぶれてる部分もありますが、大まかな全体を写した作業記録を撮るという意味では問題はなかったと感じます。タイムスタンプによる時間経過以外に、影の伸び方でも時間の経過がわかりますね。計5時間の撮影をしたにも関わらずバッテリーの残量もそんなに減りませんでした。BGMや途中のストップシーンなどはあとで動画加工してます。(レコロではできません)
真空断熱タンブラーの保冷性能テスト
- 5sec(5秒に1枚)
- 16fps(1秒16コマ再生)
- 撮影時間約4時間
- 解像度:2MP(1600×1200)
- 撮影枚数約2621fralme
- バッテリー残量3→3
屋内での固定撮影はブレもなくきれいなもんですね。同じサイズの氷、同じ水道水でやってみて真空断熱タンブラーの保冷性能を事実として確認することができました。ちょっとした理科というか科学の実験です。こういうの子供の夏休みの理科の自由研究みたいでおもしろいですよw身近にある疑問を観察だ(笑)
ぬるいビールが飲みたくないなら真空断熱タンブラーが最適!
この2つの動画はあくまでも私の活用テストですが、他にもすぐ思いつくおもしろそうな使い方は
赤ん坊の観察記録
夜に設置しておけば、朝にタイムラプスで短時間で確認!寝ている間の初めての寝返りの記録映像もバッチリ残る!
ペットの生態観察
一見、人間に従順に見えるのは飼い主が見ている時だけ・・では飼い主が見てない、人間がいない時のペットは一体どんな生活態度なのか!?ドキュメンタリー撮影。そして、おまえ!俺がいない所でそんな事をしてたのか!?と、うまくいけばおもしろペット動画にもなりそうだw
終わりのない兄弟喧嘩もこれで解決!侵入者を暴け!
部屋に設置して入り口を録画しておけばもう安心だ!兄弟間で必ず起きる自分の部屋に勝手に入ったな!?というくだらない争いもこれで決定的瞬間の動かぬ証拠に!かーちゃんがこっそり入ってきて掃除以外にベッドの下のエロ本をみつけて「はぁ・・そんな年なのね」とそっとベッドに戻すシーンまで取れる可能性大だ!
さて、こんな感じで手に入れて満足してる訳ですが・・あえて気をつけるべきというか不満をいくつか・・
レコロIR7に対する不満
ゴリラポットがレコロIR7の重さに負ける・・
上から覗き込むように撮影するケースの場合、あまり前かがみにしちゃうと、こてっ・・って本体の重さで倒れちゃうんです。なので、ゴリラポットの後ろ部分をくいっとまげてどっかに引っ掛けるなど工夫する必要がありますね・・あくまでゴリラポットを使う場合ですけどねw
レコロ上で動画を確認できれば・・
一番いいのは簡易的なテスト撮影(3秒程度)でもいいので、機能として実装してくれれば、最初の構図を決めるのと、ちゃんと撮れてるって確認できていいんだけどね。もし、山とか遠方にいってから「しまった!PC持ってこなかった!!」なんて時困るし。プリンターとかでも出力チェックみたいなのあるじゃない?そういう機能はほしい所
SDカード着脱はもうちょっと楽にならんかな
防水対応のためにカバー&ゴムパッキンの二重構造で強固だけどね。せめて、三脚をはずさなくても取り出せる仕様にはしてほしいと思う。いや、公式で三脚つけてないからそこは考慮してませんって事かもしれんが、実際使う用途として三脚はほぼ必須だから、次のバージョンではぜひ取り入れてほしいと思う
それ以外は大変満足な一品でした。もし開発者がこの記事を見る事があれば次回作でぜひ!
タイムラプス撮影するだけなら、iphone(IOS8から公式導入)やアプリとかでもできるけど、その場合、以下が考慮されてないよね
- その撮影の長時間、電話が使えない
- 電話かかってきたりした時気付かない
- バイブ設定にしてれば、映像がぶれる
完全ほったらかしの長時間撮影用途ならレコロIR7をおすすめ
これをどう使うか、楽しみ方は・・あなたしだいです!(´∀`)9 ビシ
レコロ(recoloIR7)&三脚(ゴリラポット)
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