好奇心

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4K UHDBD再生プレイヤーの未来を考察・・レンタルショップの危機

時代の変化は止まらない・・。最新は12Kとか8Kと言われているけど、Ps4Proをきっかけに一般にやっと「4Kの波」が訪れた。その結果、ゲームに限らずあらゆる周辺機器の見直しとしてブルーレイプレイヤーも焦点にしなければいけなくなってきたので色々調べてみた

4K時代到来で従来のブルーレイプレイヤーが使えない!?

これは時代の波についていくか、ついていかないかというユーザー側の問題
例えば、今はもう当たり前にレンタルビデオ屋には青いパッケージのブルーレイが置いているが、ひと昔前ではDVDパッケージのほうが多かったという事実
ぶるれい
しかし、ここにきて4Kの波は世界的に大きな動きを見せ
4K UHDの映像を収録した4K UHDBDという黒箱のパッケージが登場し始めた
4kuhbd
画質の良しあしについては語るまでもなく桁違いに変わります
またそこにUHDBDが登場する事でこうなりました

規格 容量 音声環境 画質
DVD 一層4.7GB/二層8.5GB 5.1ch 720×480
BD 一層25GB/二層50GB 5.1ch~7.1ch 1920×1080
UHDBD 二層50GB/60GB/三層100GB 7.1ch以上 3840×2160

このようにDVDとBDには大きな差があったけれどBDとUHDBDにも「遥かな差」ががある事がわかります
ここから見てわかるとおり、問題は「再生機器が対応できない」という点です
今まではPS4を持っている場合はBDを再生可能、BDプレイヤー/レコーダーを持っている場合、ほとんどがDVD/BDという互換性があったため、ユーザーは好きなほうを(まぁ、ほとんどBDだけどw)を選ぶ事ができた。この点、何の問題もなかったけれど・・
例えテレビが4K対応してても現行のPS4を再生機器と考えた場合
4K UHDBDは再生できない
仮に4k対応のPs4Proを買ったとしても、プレイヤーが搭載されていない純粋なゲーム機のため
4K UHDBDは再生できない
これはゲーム機に限った事ではなく、現在のテレビに接続してるDVD/BDの互換性プレイヤーも同じ事
「4Kが標準化」という時代の変化が今きています
しかし、企業にしてみればこの並に乗りたいけれど
本当に「4K UHDBDは流行るのか?」といささか慎重・・
その結果、生まれた再生プレイヤーが「4Kアップコンバート」対応形式
4Kではない映像を4Kテレビで見た時、4Kに近い画質で再生するという仕組み
そういう製品は、すでにこういった感じでたくさんでています

4KアップコンバートUHDプレイヤー一覧

メーカー/製品名 モデル 価格(円) 備考
Panasonic
DMP-BDT-180-K
11683 フルHDアップコンバート/ハイレゾ対応
/Netflix/hulu/Youtube
Sony
BDP-S6500
43800 3D対応/WI-FI機能/USBメモリ/HDD対応
/Playstation Now対応/リージョンフリー
Pioneer
BDP-180-K
21957 3D対応/Youtube/音声付き遅見再生/続き見再生

色々工夫してますね、ブルーレイ用の映像を4Kアップスケーリングするだけじゃなく
再生音源もハイレゾ相当にアップスケーリングしてスピーカーから再生するなど
(※スピーカーがクソなら意味ないけど)
4Kに興味はあるけれど、まだその時じゃない・・と思う人は
現状のBDを4Kアップコンバート+αの機能があるプレイヤーを用意するのも手
この辺の判断もユーザーによってわかれますよね、DVDやBDでもあるように

  • レンタル派:綺麗に見れればいい(ソフトを買わない)
  • コレクション派:最高のものにこだわる(ソフトを買う)

ほとんどのプレイヤー販売企業が前者の考え方によった商品が多く
「4K UHDBD再生に特化した商品」を出しにくいイメージ(博打)
現時点で4KやHDR対応のUHBDBプレイヤーとして出してるのはパナソニックだけ

備考:UHDBD対応/HDR対応/4k/60p/36bit出力/AV独立2系統HDMI出力/ハイレゾ対応/Netflix/Amazonビデオ/Youtube/字幕位置調整/お部屋ジャンプリンク/4K動画写真再生
そして、これらの製品のスペックをみた時に感じるのが・・
もはや「レコーダーという概念」は過去のもの
DVD/BDプレイヤー/レコーダーのレコーダーという考え方は、過去の「テレビ&ビデオ」の名残。地上波のテレビ番組を番組表にあわせてビデオテープいらずのHDDに録画できる/ディスクに焼いて保存できるという仕組みだけれど、これはもう完全に時代に置いていかれてる
というのも

  • 地上波は4K放送がない時点で、この4K乗り換えの波はまったく影響を受けないのがひとつ
  • さらには今はテレビの機能の中にUSB経由でHDDに接続して直接録画/再生できる時代

結果、レコーダーという「テレビと分離した考え方」自体がもはや必要なくなってます
私が購入した4K+HDRテレビはUSBHDD録画が可能(最大2TB)な上に、デジタル放送は4Kアップスケーリングしてくれる機能もあり、WEBOSアプリでNetflixやプライムビデオ、Huluなどの定額動画サービスも全部がワンセットになっているので、プレイヤーもレコーダーもいらないという
これだけの機能がテレビにまとまって「10万円で収まる」訳ですからね
それこそ、妥協してプレイヤー買うくらならテレビに金をかけたほうがマシ

LG49型液晶テレビ 49UH6100 4K+HDR対応購入レビュー!


書籍がデータ販売、ゲームがダウンロード、映像はストリーミング配信という時代の流れを象徴するように、上記再生プレイヤーも「ネット接続で定額動画見れますよ!」という時点で・・
「ディスクを入れて再生するプレイヤー」という利点すら意味がなくなってます・・
そういった4Kアップス―リングや、ネットストリーミング対応があるから
「4K UHDBD」は流行らない=レンタル屋にトドメになるかも・・

定額動画サービスなら4K UHDコンテンツをそのまま見れる!

netflix
これはNetflixの現在の状況ですが、他のhuluなどのサービスも今後同様になってきます
4Kテレビとネット環境があれば、4K UHD再生プレイヤーがなくても4K UHDコンテンツが見れます
しかもアカウントでログインするスタイルなので、再生環境を変えても
快適なネット接続できる場所ならどこでも見れる=機器いらない
ネット開通してるならオフラインの再生環境を揃える必要性がない訳ですよ
こういった動画ストリーミングサービスの登場当初は、どうせレンタル店とかとコンテンツの線引きして
見れないものも多い、コンテンツが少ないんだろう・・┐(´д`)┌ヤレヤレ と思ってましたが
日本映画にしても、海外ドラマにしても、有名な映画作品などがどんどん追加されてます
さらに、独自コンテンツとして「そこでしか見られない作品」なども登場(動画サービスが出資して制作)
その追加投入コンテンツが4K UHDやHDR対応コンテンツに対応してるので
正直、4K+HDRテレビ+ネットがあれば再生プレイヤーを用意する必要はありません
Ps4ProでUHDBD再生機能が排除されたのも、そういった時代の変化が関係してると思います
※本体OSのアプリから動画コンテンツの再生が可能(後、PSStoreもあるしね(# ゚Д゚)ノ腹黒SONY)

まとめ:UHDBDの登場でレンタル店の危機・・

今まで、一般的に普及していたDVD/BDというプレイヤー環境が4K UHDに移行していく、さらにPS4など普及率の高いゲーム機が再生プレイヤーとして活躍してた状況から・・ゲーム機からはDVD/BDプレイヤー機能を削ぎ落され、新しい環境でも現状のゲーム機でも新しいUHDBDを再生する事はできない
これに困るのは・・ユーザーだけでなく「レンタルショップ」
UHDBDが今後流行るのであれば、UHDBDソフトもレンタル可能に動きだせるのだけれど・・
実際問題、上記に書いてきたように、UHDBD再生プレイヤーを所有する人は限られる
・・そんな状況であってもレンタル店という形である以上、4K UHDBDプレイヤーを所有しレンタルで見ようという、わずかなユーザーのために「UHDBDを仕入れなければいけない」という負担・・
そうしなければ客足が途絶えてしまうリスクもある
BD登場初期もレンタル店ではBDはDVDに比べかなり数が少なかったのも
「BDが流行るかどうかの様子見」だったのかもしれませんね(比率でいえば8:2)
でもその頃と違うのは定額動画配信サービスの登場
&ネットの高速データ通信時代の到来
昔のストリーミング再生は、カクカクしたり止まったり、満足に見る事ができなかったが
現在の1Gbpsの高速通信環境では、そういった問題も解消されている(50~100MB出てれば安定)
それこそ4Kという高画質で大容量の映像ですら自宅でスムーズに再生できる今・・
一本レンタルで200~500円というコスト+店まで足を運び、返す期間の問題
さらには「延滞料金というシステム」に嫌気がさす※何回か払った事ある(ノД`)・゜・。
※ネットでデータ通信レンタルの場合、期間が過ぎれば見れないだけで延滞料金なし
そういうデメリットから考えても4Kテレビ+ネット契約という環境があるだけで
わざわざ店に足を運ぶ必要性はなくなってしまう
それこそ、映画館に見に行かなかったけど、そのうちレンタル店に出るっしょ?という思考が
そのうち定額配信にコンテンツで増えるっしょ?という考え方が当たり前になっている
PS4Proをきっかけに知名度が大幅に上がった4Kへの乗り換えの波は
レンタルショップにとってはかなりの危機
そんなピンチはチャンス的に登場するのが「Xbox One S」です

こちらはUHDBD再生に対応してるので、これ一台あればゲーム&UHDBDの映像コンテンツも再生可能
4K再生できないPS4よりこっちがお得!みたいに店内ポップで煽って
「Xbox One S専用コーナー」を広げてみては?(゚∀゚)アヒャ(需要は少なそうだが)
PS4が排除した4K再生という部分を追い風とできるかがカギ(大爆死の予感)

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