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スターウォーズ スカイウォーカーの夜明けを見て・・

スターウォーズ42年の完結というEP9、スカイウォーカーの目覚めを見てきた感想(ネタバレブロックは隠します)

まずスターウォーズに思う事

スターウォーズシリーズの生みの親であるジョージルーカスは、2012年に自身の映画製作会社ルーカスフィルム(『スター・ウォーズ』シリーズの権利を含む)をディズニーに売却している

「ファンのための作品にしたい」と考えていたディズニーと意見が合わず、エピソード7/フォースの覚醒から関わっていない

「自分が関わっても問題を起こすだけだ」と距離を置いたジョージ・ルーカスならエピソード7~9で何を描くつもりだったのか・・

という訳で、スターウォーズの産みの親であるジョージ・ルーカスが一切関わっていない(原作ですらない)、子供向けファンタジーで同じみのディズニー映画に成り下がったスターウォーズ新シリーズ、産みの親が関わると意見が違って問題になっちゃうから離れたよ!っていう

日本版で言えば、ジブリ名義なんだけど、宮崎駿の関わっていないゲド戦記みたいな作品をみてきた感想です

▽スカイウォーカーの目覚めの感想(ネタバレ含む)▽open
ふぅ~(深いため息)

まず、言いたい事は山ほどあるけど、一言で言えばファンのためという名の伏線回収が忙しく
新規ファン置いてけぼりかと思いきや、最終作品なのに謎伏線投げっぱなしなど

誰が為の作品なんだこれ?と

良い所を先にあげておきましょう

これぞスターウォーズ!やっぱり戦闘機や宇宙艦隊と光る脇役キャラクターたち

主役はレイとカイロ・レンだけど、物語を盛り上げてくれるのは個性豊かな脇のキャラクターたち
戦闘機乗りのポーと相棒のBB-8、元敵側ファースト・オーダーから脱走したフィン

そこに初代から根強いファンが多いチューバッカやC3POとR2D2のちょっとドジでコミカルなロボットたち
今作では、42年の集大成という事で、過去ルークやレイアと共に戦い、今やスターウォーズの代名詞ともなっている
ミレニアムファルコンを売った商人のランドなど懐かしいキャラクターたちが協力者として続々登場

そんな、それぞれの脇役とはいえ、シーンごとに完全に主役である個性豊かなキャラクターたちが
今作のスターウォーズの世界観や時間の流れを含めてファンに懐古心を抱かせる演出になっていて

確かにこの辺はディズニーがスターウォーズファンの夢を叶える作りになっていると感じた良い点です
逆に言えば、本来のスターウォーズの主役と関わらない状態でも物語が成立しているので

主役であるレイとレンだけが違う世界観で描かれているのが気になりました

本作は世代交代と血筋、および能力の覚醒といったすっごく雑にわかりやすく薄っぺらくなったファンタジーで
見どころは、これら血筋など一切関係ないけど、民の力と言わんばかりの脇役キャストこそ主役なスターウォーズ!って感じで
ドラマチックでアクロバティック、お約束なドロイドのボケ、言葉の通じないチューバッカのおちゃめっぷりな見どころ満載

が、しかし!ダブル主人公であるレイとカイロ・レンの二人があまりにも浮きすぎていて・・スターウォーズ感が台無し

カイロ・レンはハン・ソロとレジスタンスの将軍レイアの子供であり、フォースを操る能力を引き継いでいる
一方で当初は両親が不明だったが、フォースの力を使えたレイが最後のジェダイとして描かれているが

※ネタバレ:今作で、レイは悪の総帥の孫と判明して、レイの力の源は暗黒であると判明
一方で、最初は悪の側にいたカイロ・レンが逆に光のフォースに目覚める訳だけど・・

なんだろうな・・(;´∀`)本当にこの映画って見どころがすくねぇ

レイは最初修行中にフォースの力で浮かんだりできてたのに、なんでデススターに乗り込んで中を移動する時
ジャンプして落ちそうになってしがみついたりとかアクションしてたんだろう?という矛盾

デススターで追ってきたカイロ・レンとレイが高波の中で戦うのだけど、一瞬、母であるレイアの死を感じ取って動きを止めたレンを刺した後に
レイア?とレイアの死にちょっと遅れて気づいたレイは、なぜか倒れ込むレンの刺し傷を治して助けた・・いや、じゃ刺すなよっていう

まぁ、そこは倒す!(# ゚Д゚)ノって暴走してた自分と我返って善行をしたというせめぎ合いの表現なんだろけど

悪の本拠地に乗り込んで、ピンチになったレイを追って現れたレンの前に現れた元部下たち6人
ドロイドじゃなく、トルーパーっぽいのに会話もなしでいきなりバトル

時空を超えたライトセーバーパスは何その設定?という過去作(ジョージルーカス)にはないファンタジー設定
100歩譲って・・諸悪の根源のシスは遠隔ホログラムできるから、血筋上レイはできてもおかしくない訳だけど

レン・・お前、ジェダイの修行もしてないし、母はレイアだし、父はハンソロやで?
ま、祖父がダースベイダーだから暗黒フォースと最強の力を継いだと言えばまぁ・・(-ω-;)ウーンだけど

レンとレイの時空を超えたライトセイバーの受け渡しはなんでもあり感が凄くてなんだかなぁ・・

42年目の完結?新たな始まりとしか思えない謎のオチ(落ちてない)

今作を最後まで見て一番不思議に感じたつっこみ所は・・

そのライトセーバーはどっから出しやがった!(謎の3本目)

これは何か?編集のミスなのか?映画でシーンを一個入れ忘れたのか?と思うくらい見ている人は思考停止したであろう事件

レイが最初から持っていたライトセイバーはルークから受け継いだもの
そして、今作の最後にルークから渡されるレイアが昔使っていたというライトセイバー

基本的にこの2本しかないけれど、作中の最後にこの二本のライトセーバーを袋で包んで埋めています
その後に、なぜか取り出した3本目のライトセイバーが黄色く光った瞬間

そのライトセーバーはなんで黄色やねん!(謎の3本目)

今までレイが使っていたライトセイバーは青(緑)、カイロ・レンが使っていた闇側は赤だったのが
闇の血を引く闇のフォースにジェダイの正義の心を宿したから、あわせて黄色?

光も闇もひとつになった というもともとレイが持つ闇の血筋の能力と正義のジェダイの心構えの表現かもしれないが・・その前に

そのライトセーバーはどっから出しやがった!(謎の3本目)

二本埋めた後に出てくる三本目については、元の日本を分解してパーツ取りしてオリジナルを構築したという考え方もあるけど・・
そもそもフォースの師匠と世話になった将軍の形見でもあるライトセイバーを分解して三本目を創るって

少なくともそういう描写を入れてくれないと、完全に視聴者置いてけぼりで、せっかくの色の融合シーンに

そのライトセーバーはどっから出しやがった!(謎の3本目)

っていう感情のほうが勝ってしまった人は続出したと思う

という訳で、本当のスターウォーズファンは思い出と脳内妄想で終わらせておいたほうがいいかもしれません

ここまで

まとめ:真のスターウォーズが見てみたい

はるか昔遠い銀河のかなたで・・のテロップから始まるスターウォーズという物語は、かつてこの広大な宇宙で本当に行われた宇宙戦争なのでは!?なんて噂されるほどに良くできた世界観、まだ出会ってもいない宇宙生命体やその暮らしが描かれていて観る者を魅了し、全ての人種が登場し人型だけじゃなく、超小型から大型まで当たり前のように共存している

宇宙へのワクワクというより、そういう世界がかつてあったんだ!と思わせるような新しいけどどこか古い不思議な魅力こそがスターウォーズという作品で、バトルの緊迫感、この後どうなるんだ!?とハラハラさせたり、思わず危ない!とのけぞりたくなるスピード感、ここでそうくる!?という視聴者の予想を裏切った演出と展開が変わるのがわかる壮大な音楽とのコラボレーション

ジョージ・ルーカスならエピソード7~9をどのように作ったのか・・
ジョージ・ルーカスが思い描いていた原作はどうだったのか・・

ディズニー・・今もっとも都市伝説でブラックなディズニー
地下で傷ついてたを助ける描写とか意味深だわな?(そのシーンはいるか?)

42年もの長い歴史のスターウォーズの結末があれなのかい?

願わくば、NETFLIXよ・・彼に本当にファンが見たいと思っていた真のオリジナルを創る資金を提供してやってくれぃ!本当のファン(ジョージが好きなように創る実験的な作品を好む人)が望むエンディングを創るためならきっと世界中がクラウドファンディングに出資すると思うから・・ジョージ・ルーカス監督は名前を変えてでも原作を残し・・ (*゚∀゚)∴:ヵ゙ハッ Σ(゚Д゚)モラレタ!?

ひとつ言えば、監督の自由が効かない、監督が交替する、そんな映画は、演出や脚本にスポンサーの狙いやプロパガンダが含まれた作品が多いので、逆にこのエピソード7.8.9から見ている人に何を伝えようとしているのか?それを探りに行くのも映画の楽しみ方のひとつですよ( ̄▽ ̄)ミタマエ (゚Д゚;)ゲスが

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