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空飛ぶクルマを見て思う事

技術の発展の方向が間違う前に品質チェックは働かないのか?【空飛ぶクルマ】という空飛ぶ飛行物体浮上実験映像を見て感じた事

空飛ぶクルマ飛行実験動画

空の移動革命に官民協議会を設立までして・・NEC宇宙航空研究開発機構(JAXA)東大日本航空スバルが加わって開発してこの程度なのか・・

実際の浮上実験のシーンを見ればめちゃくちゃ不安定(この程度の風で?)
冒頭のCGで見せている安定した飛行の未来が投資詐欺目的にしか見えない

地上走行にこだわらないからといっても、実用化や業務運用を考えたら・・これじゃない!というか、これ飛べた(浮かべた)としても問題ありまくりというツッコミポイントが多々ある

しかも・・目標設定?2030年には地方でも人を乗せて飛ぶ!?(゚Д゚;)危な

ここまできた!× どうしてこうなる前に止めなかった?〇

都市部や山間部の移動、緊急搬送や物販輸送を想定しているらしいが
まず天候が悪い状態で飛べない時点でどんな用途にも適さない

空飛ぶ原理がモーターであり、ドローン(クワッドコプター)という時点でヘリコプターよりも故障やメンテナンスの問題が非常にシビアになる

この形状もまたネックであり、常時プロペラシャフトが広がった状態キープなら幅3.7mと通常の道路では対抗車線まではみ出し地上走行は本当に想定外

離陸着陸が最寄りの飛行場など限定とした場合、飛行場の滑走路が混雑し、地上管制塔が大混乱で事故トラブルが増えるだろうし

これがよくてなぜドローンがダメなのだ?という線引きが難しくなる

仮に空中走行レーンという謎の誘導電波でラインを創るのであれば、バッテリー容量=重量増加による飛行時間の問題を想定すると、離陸ポイント、発着ポイントなど点々と各駅停車のようになる可能性が高く、特定の場所から特定の場所へ移動する交通インフラにしかならないが

それを想定しているのだとすると乗りたい人で待合所が混雑するだろうし、無理に乗り込んで人数オーバーなどした場合、飛行物体なので恐ろしい事故が起きる確率が高くなる

となると、乗り込む前に監視・警備する人員が必要になる

ここでひとつ現実的に起きそうなトラブルを考えてみよう

万が一警備ロボットなどに任せてしまうと仮に4人乗りなのに「小さな子供はだっこするから!軽いから!ちょっとくらい大丈夫でしょw」という人間側の思惑で家族5人で乗ろうとした時

ロボットにはそういった判断ができないため一人だけ乗り合い所に置いて行かれるなどのトラブルが発生したり、問題行為を起こそうとした人物が現れた時点で、AIが自動的に警察へ通報するシステムになっていれば、そもそも流れるような軽快な人の交通の便として使うにはほどとおく

ゆりかもめのように一部地域のみを移動するためのインフラに落ち着くだろう

またそういった遊園地や観光向けで想定していないとすれば、これは事前に利用を申し込んだ一部の人が優先的に利用できる、既存の交通インフラとは違うショートカットの移動手段であり
現在のヘリコプターやプライベートジェットと変わらず特定の富裕層や上級国民などが利用し、一般利用は想定してない可能性が高いかな?

なるほど、だから投資家が絡んでるのか(((uдu*)ゥンゥン 納得

希望の未来を一般人に見せつけて、伸びる産業だよ!投資すれば儲かるよ!と投資家を焚き付け資金をゲットし、出来上がったものは、一般人向けではない的なね(´ー`*)アーオロカナリケリ

別に都会に住んでないから別にいいんだけど、一言これについてはっきり言おう

卵が先か?鶏が先か? 中華ドローンの進化の本当のポイント

さて、この空飛ぶクルマプロジェクトが世界市場で競争市場になっているとしたのであれば・・本気でこんなくそみたいな時代遅れのモノを浮かせただけで日本の明るい未来を語ってるなら
3年前のおもちゃの中華ドローンから現在に至るまでのおもちゃを使ったレベルと物量の差の進化の試行錯誤の歴史を知ったほうがいい

これらの動画を見れば、今回日本で浮上実験?が成功したという空飛ぶクルマとして動画と写真公開されたものは【外側だけは洗練されて綺麗に見える】が、中華ドローンで言えば、本当の初期の初期の【問題ありまくりの構造】をしていたものに過ぎない

そこから、中国はおもちゃとして試行錯誤を繰り返し驚く事にわずか2年でここまで進化したのだ

日本で飛ばせるMAVIC miniレビューとドローン登録義務化の法整備に思う事

当然、中国では幼少から物を浮上させる技術の操作などに慣れた親しんだ若者も多く、成長して技術者となり、ハードの設計だけじゃなく、ソフトウェアもまた知育玩具で学んで独自に進化させてきた

DJI ROBOMASTER S1(バトルタンク)にワクワクとぞくっとした話

そして、未来の技術者となる少年少女一人ひとりが自らのイノベーションで生み出したロジックを大会で競わせて、その中で勝ち進む最強のプログラムとプログラマーを遊ばせて育成する

これほどのバックグラウンドがあり、遊んだ人間たちが、遊びから学んだ事を実践して形に変える環境が中国には揃っていたという現実を見る事なく・・

メイドインジャパン最強!ヘ(゚∀゚)ヘ と言っていた人はとても滑稽だ・・┐(´д`)┌ヤレヤレ

ドローンの事を知らない日本の技術者たち

どうしてこうなった?こうなる前に止めなかった?の理由は、それら海外の技術に触れる事ができないまま、日本でできる技術(世界にかなり劣る)だけでなんとかしようと試行錯誤したからだろう

本来だったら日本の技術者は勤勉であり、とても優秀な技術者になっていただろうと思うが、こういった不必要な法律を見直さないままだから、日本技術研究の場には海外の知識が入ってこなかった

非関税障壁という技適の本質

その海外で流行ってるドローンをなんとか日本の法律を違反しないようにして取り入れようと企業努力した結果がこれだ・・(間違い)ドローンの良さを完全に殺して、スピード感もなくなって・・(;´Д`)

DRONE RACER ラジコンカーのドローン化

これはもう、国の責任としか言いようがないほど、試作機といえお粗末な空飛ぶクルマを発表してしまいましたね。本当にこの形状のままノンストップで予定のロードマップに沿ってやっていくとしたら・・(何が起きるんだろう)

昔、日本ではミニ四駆というワンコインで買える小さなおもちゃがありました

ミニ四駆

そのミニ四駆の流行を促すように、おもちゃ業界、漫画業界、アニメ業界、イベント業界が少年たちを熱狂させてブームを生み出しました

ミニ四駆

それはのちにラジコン操縦への興味を促し、コントロール技術・設計に興味を持つ若者を育成し、その当時の少年たちが本当の技術者・設計者へとなっていったからこその日本の車業界の技術力の高さに繋がっていったと思います

だから、多くの事を自由に遊びながら学んで経験し、国の特色となる新たなイノベーションを起こす少年少女が必要であり、そんな若者が育つための自由な環境が整った国が、一部の分野で成長していくのは必然

今の中国のドローン発展の軌跡は過去に日本がやった事と同じなんですよね(;^ω^)
ほんと温故知新!(古きを知り、新しきを知る!)

卵(イノベーション)が先か?鶏(環境)が先か? って意味では、最初から両方があるが正解

まとめ:日本の空飛ぶクルマの課題は多い

日本はあらゆる意味で世界の試験モデル

技術を与えられない中で必死に作り出したものが、3年前の不安定な飛行をする劣化中華ドローンのおもちゃを巨大化させたようなもので非常にがっかりしました

ドローン傘なんていう実用性のないものを生み出した発想を思い出しました

マジで日本の技術者ってあほなん?こんなもんドローン飛ばしてればすぐに、絶対に実用性がないってわかるポイントがいっぱいある

  • ドローンから発生する風で上の傘が安定しない
  • 傘に外から当たる風でドローンが安定しない
  • 傘の内側で跳ね返った気流でドローンが安定しない
  • 自分にも他人にもドローンの音がうるさい
  • ドローンの風で髪のセットが乱れる/ドローンに髪が巻き込まれる危険性大
  • ブラシレスモーターはとても危険なのにそれを頭上を飛ばすという自殺行為

うん・・まだまだ思いつくけどほんとうに・・馬鹿・・いや、愚かとしか言えない。これを思いつく発想もおかしいけど、これにGO出す品質チェックが働いてないのも愚かの極み

そういうまともな判断ができない研究者をドローン有識者みたいな感じで迎合して開発してるとしたら、浮上実験で浮かんだ程度で世間に発表しているのは、投資家へのメッセージかな

でもこの映像はさすがに・・逆効果だと思った(株価的に)

巨体を飛ばす(浮かばす)がメインになっていてそれをどういった用途どう運用するのかは二の次になってる気がする

将来的に道路、もしくは道路上空を飛行させるつもりなら、まずそういう形状の発想はでないし、そう突っ込まれるのを見越した上での、地上を走行させるためのものではないという前置きがとても苦しい言い訳にしか思えない

将来的に山間部の移動や物の運送に使うのならどうしてその形状でいけると思っているのか・・

ヘリコプターですら山の救助などは風の影響で難易度がとても高いのに、モーターが4つのうち、一か所でもトラブルが起きると墜落するクワッドコプタ―に関しては、はっきり言って人為的なメンテナンスの手間が大幅に増加する

現在の地上走行をする車の整備で例えるなら、心臓部のエンジンが4つ、タイヤが8本あるようなもので、飛行中にこのどれかひとつのパーツが取れたor破損or故障した瞬間に墜落&墜落現場が飛散な事になります(安全な着陸は不可能)

それに空飛ぶ問題として、まったく触れられていないのが、バードストライク

飛行機ほどの大型のものですら鳥巻き込むだけでエンジンが死んで墜落の危機があるというのに、軽量化のためにぺらっぺらになったブレードに鳥が挟まった日にはもう・・救いようがない

小型のドローンを飛ばして空撮してる人の中でも鳥に激突するケースや鳥にドローンが攻撃を受けるという事もあり、そういう対空防御に関してはどうなっているのか?など飛行安全性の不明ゾーンはまだまだわからない

こういった当たり前の事は、おもちゃのドローンを操縦してみれば誰でもわかる事だから、小型プロトモデルの試作設計を行い、おもちゃ市場に流してチェックした中国の判断は正しかったと言える

これだったらまだ、ヤマトと外資系企業が協力開発している推進力は160km、積載量450kgで、倉庫から各地域の発送場に届ける用途で使うドローンのほうが実用的な空飛ぶトラックとして利に叶っている

ま・・これもバードストライク考えてないだろうけど(笑)

実はこの動画が発表される前に同じ仕組みを持つ飛行機+ドローンのおもちゃが中華で登場していた(早いな)

ドローン+飛行機合体!XK X450 VTOL RC Airplane

さすがは中華!まずは技術や発想のパクリ(参考)から入って、小型プロトモデルで市場に流し、そして飛ばしたユーザーのフィードバックから改良点を見つけ試行錯誤する

その爆発的な開発速度を体感してきた私としては・・

パクリだろうと、猿マネと言われようと、そんなプライドは捨ててしまい、完成したモデルをベースとして受け入れ、日本独自に改良していく

そういう技術発展の方向性にしていかないとまずいような気がしました

今回の日本国内ドローン計画の情報は・・完全に技術者がタッグ組んだ投資家にケツ叩かれて急いで出したとしか思えないほどフライング感満載。この方向性の設計で物乗せて飛ぶのに実用化されるのが3年後か・・

高速AI通信の面から5Gインフラ導入と併行していくと思うので、おそらく経済戦略特区から優先的に始まるだろうから、都心部じゃない人はあんま関係ないかも

ひと昔前なら、そんな未来が待ってるんだ!(;゚∀゚)=3ハァハァ と希望に溢れたが、現在、その程度の安定度3年後に人を乗せる!?(゚Д゚;)怖

だから日本の株やってる投資家へのアピールにしかみえないが・・さすがにこれに引っかかるあほはいねーだろとwウィーワーク問題より事故リスク高すぎ高すぎ君!(≧▽≦) (゚Д゚;)

昭和世代の経営者や下町ロケットの職人のような技術者たちなら「こんな品質じゃ恥ずかしくて情報はだせねぇ!(# ゚Д゚)」だっただろうに・・自己顕示欲の強さなのか、それともスポンサーへの「私たちはやってますから!( ;∀;)資金打ち切らないで」の配慮なのか

さぁ、見えてきましたね、日本の未来像

こんなものが高度数十メートルの上空を飛んでたらまず・・
音がすげぇうるせぇ って文句でると思うよ(゚∀゚)アヒャヒャ (゚Д゚;)タシカニ

安全性に静音性、連続飛行時間と飛行ルート、急な天候変化時の対応システムや自然生物との衝突等・・実用化までの問題は山積みだね┐(´∀`)┌ヤレヤレ (゚Д゚;)タシカニ

反重力技術でもあれば話は別・・てか、そうなったら
そもそもこの危ないプロジェクトいらね!になるんだけど(笑)

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