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抗ガン剤の味覚障害対策に亜鉛!?闘病記07

抗ガン剤の副作用として味覚障害で塩分をあまり感じなくなってしまった母。これについて医者は亜鉛を処方してきた。亜鉛と味覚障害について

抗ガン剤投与4回目から起き始めた味覚障害

味覚障害

抗ガン剤投与4回目を終えたあたりから母が若干の違和感を感じていた味覚障害。塩分が感じられなくなり、やっとしょっぱいと感じるレベルだと、我々には完全に地獄のしょっぱさになってしまう

さすがにこれはおかしいのでは?と抗がん剤5回目を行う前に、医者に症状を訴えると、血液検査の際に亜鉛の量が減っているという事が指摘され、5回目から投与後に亜鉛も処方されるようになった

この亜鉛を飲む事で、若干味覚は戻ったように感じたらしいが、完全に治ったかどうかは本人にしわからない。

ただこの件で、抗ガン剤について確定する事実は3つ

抗ガン剤の副作用に味覚障害がある
抗がん剤を投与すると免疫力だけじゃなく亜鉛も減少する
亜鉛は味覚障害に有効と判断されている

亜鉛ってどういうタイミングで減少するのか?

どうして亜鉛が減少すると味覚障害が起きるのか?
人間にとって亜鉛という存在は一体どれだけの重要度をしめているのか?

とても気になったので調べてみる事にした

味覚のメカニズム 味蕾 味を判断する受容体

味蕾とは舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官で約10,000個の受容体が存在する。これらは細胞膜や細胞内にあり、ホルモンや化学物質などと結合して細胞内に反応を起こすタンパク質らしい

この受容体は甘味やうま味、苦味、酸味、塩味などをチェックするのだが、抗ガン剤の副作用によって、ここに狂いが生じるらしい

ひどい症状だと何を食べてもまったく味がしないという例もあるが、幸い母は濃い塩味でやっと塩を感じ取れるという感じで、それ以外の味覚は正常だった

これが5回目以降から処方された亜鉛の薬によって、徐々に緩和されたのか、塩味に関しても徐々に感じられるようになっていった模様

ただし、これが亜鉛による絶大な効果なのか?という点は疑わしい。というのも、味細胞の寿命は2週間で新しい細胞に生まれ変わるからだ

水デトックスと同じで1日1リットルの水を毎日飲めば4週間で完全に細胞のリセットができるのと同じように、後から食べたり飲んだりした水分によって、細胞にストックされた抗がん剤は徐々に流されて体から出ていくため、体にとどまった抗ガン剤が排出されたために、味覚障害という症状が緩和されてもとに戻っただけのような気がする と思うのは個人的な意見にしておこう

そう思う理由は6回目の抗がん剤投与でふたたび別の味覚障害が起きたからだ
今度は、塩分は問題ないけれど、科学調味料が含まれる出汁などが全面的にマズく感じるようになったらしい

味覚のメカニズム 味蕾は本来人間が持っている正常な器官であるが、抗がん剤はこれに影響を及ぼすものという事だけは理解して心構えをしておいたほうがいい

食べるのが大好きな母にとっては、好きだったものが不味いと感じるのは、ブッダも裸足で逃げ出すレベルの苦行だと思う

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. おはようございます。
    私の両親は抗がん剤が投与できないレベルだったので、
    副作用が味覚障害になるとは知りませんでした。
    味がわからなくなったり、本来おいしいものが、
    まずく感じられたりというのは苦しいことですね。
    私も含めて誰でもいつガンになっても不思議ではないので、
    心構えは必要だと感じました。

    • takafumiさん 毎度(≧▽≦)

      ご家族にがんを患われた方がいたのですね
      治療が間に合わなかったお気持ちお察しします

      生きているだけで幸せと願う家族の気持ちとは裏腹に
      抗ガン剤によって味覚が狂ったり、神経麻痺が残ったり、臓器を失ったり

      治療を受けるほどに生きる楽しみを奪われていく
      それもこれも全てがんという診断と抗がん剤が始まってから

      じゃ、抗ガン剤治療を受けなければいい と断定する要素もないし
      抗ガン剤以外を推奨する情報がネットから言論封鎖されていく現実・・

      ちなみに、まったく関係ないアプローチからですが
      天体観測→星座の神話→アインシュタインの69=このマークはかに座

      天体のひとつのかに座=キャンサーとは「癌」の事らしいですよ(意味深)

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