Googleアドセンスで「ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります」という警告が出たらやるべき事となぜそんな事が起きるのか考察してみたら意外と踏み絵・・
ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります
Googleアドセンスの管理画面で次のような警告が出ている人
ads.txt ファイルが含まれていないサイト?(;゚Д゚)そもそも・・ads.txtファイルって!?
このアドセンスの警告表示は、実は私ではなく、知り合いに起きて相談されて知ったのですが、その際に、一緒に解決策と原因を探して成功した再現性のある手順です。ざっくりと先に解決法だけまとめますね。その後、どういうケースで起きるのかの可能性を考察(私には起きてないので・・)
ads.txtファイル関連の警告がでないようにする方法
- サクラエディタ等のエディタを使って次のようなテキストを入力します
- google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0 とコピペ
- 0000・・の数字部分をアドセンス管理画面→アカウント情報→自分のサイト運営者IDに置き換えます
- 名前をつけて保存の際に文字コードはutf-8を指定し、ads.txtという名称ファイルを作成します
- FTPソフト等で、運営ドメインのルート(トップページと同階層)へアップロードします
- ads.txtファイルが正しくアップロードされているか、トップURL/ads.txtで確認する
- あとは24時間ほど待つだけ
これで問題なくads.txtファイルの警告は消えるのですが・・万が一24時間たっても反映されないケースがある場合、次のような事が考えられます
ads.txtファイルがrobots.txt によってクロール禁止にされているケース
ごくごくまれだったり、特定の動作を禁止するサーバー上(無料サーバーとかルート権限がない所)での場合、robots.txt によってクロール自体を拒否している場合もあるそうで・・(なぜ?)またそのケースに該当するかどうかわからないけれど、ただ24時間、アップロードしたads.txtファイルを次のクロールが来て警告が消えるまで待てない!不安だという人は以下のような手順を実行しましょう(これも成功例)
サクラエディタ等のエディタを使って次のようなテキストを入力します
- User-agent: *
Allow: /ads.txt
Disallow: /ads - 名前をつけて保存の際に文字コードはutf-8を指定し、robots.txtという名称ファイルを作成します
- FTPソフト等で、運営ドメインのルート(トップページと同階層)へアップロードします
- robots.txtファイルが正しくアップロードされているか、トップURL/robots.txtで確認する
- あとは24時間ほど待つだけ
上記は、ads.txtファイルを任意で作成したにも関わらず、クロ―ルされるかな?されなかったらどうしよう・・いや、そもそもされないような仕様になってたりして!?(;゚Д゚)と不安に感じる人用です。まず自分の方からads.txtファイルのクロールを絶対にできるように許可しますよ!と門戸を開いて待つべし!というウェルカム作戦です。
注文した製品の配達員に「いますから!鍵開いてますから!いるかいないかわからないから不在票置いて帰るとかなしだよ?」って感じですね
これでads.txtファイルの警告がでた知り合いの方は、無事翌日に警告が消えたとの事なので、もしads.txtファイルの警告が出たらあんまり難しく考えずに、上記の作業を冷静にたんたんと行ってください
・・といっても、冷静に作業ができない理由もあるんですよね(´ε`;)ウーン…
という訳で、そこを詳しく考察する なぜ?ads.txtファイルの警告がでるのか?について
ads.txtファイル警告がでる前の異変に気づくには?
「ads.txtファイルの警告が出る前から、なんか黄色アイコンで注意のような表示が出ていたような気がするけれど、気が付いたら赤の警告に変わっていた」という事で相談してきた知り合い
実は、その数か月前くらいから何気なくこんな会話をしていた
友「最近、記事内にアドセンスが出ないんだけど、そっちは出てる?」
私「うざいくらいにでてるよ(;´∀`)そこぶっこむか?ってレベルで」
友「なんか、出たりでなかったり・・嫌われてるのかな」
私「Googleが嫌いそうな要素はたんまりあるからなんとも言えない」
友「それなw」
アドセンスの仕組みは広告主あってのビジネスモデルではあるけれど、それ以前にgoogleという会社組織の理念や商売敵との関係性など政治や組織、禁止ワードなどデリケートな問題は結構隠れている
それは時事的に変化するため、正直な所、いつ地雷を踏んだかなんて予想はできないから、もしかしたら、そういうアドセンス先生の琴線に触れるようなコンテンツの内容なんじゃないか?wと軽く考えていたのだが・・しばらくして、まったく記事内広告がでなくなった頃に黄色の注意が赤の警告に変わったと予想できる
黄色注意を放置して赤の警告になる(放置時間の問題の可能性)
上記のように、黄色の警告の段階では広告がちらちら出たり出なかったりなので、ページ更新やアクセスする人によっては出たりと状況を絞り込む事ができなかったが、赤の警告になるとまったく広告がでないという状況を確認しました・・が!(;゚Д゚)えぇ!?
自動挿入の自動広告のみ表示されない(他広告ユニットは問題なし)
実はads.txtが出るケースの多くは、自動挿入広告を使っている場合であり、元から自分で作成した広告ユニットや、設置サイトのクロール状況から自動構築される関連ユニットなどは、警告がでている状態でも、まったく問題なく表示されている。つまり、このads.txtに関する警告がでるのは、おそらく自動広告挿入用のタグを入れている場合だと思う
そもそも論としてads.txtファイルの警告が出る理由って何か?
単純に言えば、我々は運営サイト上にGoogleに広告スペースを提供し、そこにGoogleの広告主が場所を借りて、訪問者に対し宣伝をするというビジネスの見返りとしてショバ代としてアドセンス収益を得る仕組みなのだが・・
「借りたスペースに、偽装・なりすましの広告主も混ざる可能性のある無法地帯ですよここは!(;゚Д゚)オーナー!危険です!あなた違法な活動に巻き込まれるかもしれんよ?」とGoogleが言ってきた段階が注意。実際に、何度かそういった危ない広告が自動的に表示されてしまった段階で警告に変わり・・
「ほらね?いったでしょ?(;゚Д゚)すでに違法な広告でてクリックしちゃった被害者が出てるのにどうして放置してるの?注意したでしょ?運営者いないの?馬鹿なの?そっちがこの問題を放置するなら、うちも正規の広告主にここは危険だから広告載せないようにって広告止めるよ?」って、広告がでない措置を取られたと考えれば、自動挿入に対するセーフティなき場所での広告表示ブロックというだけの話
じゃ、ads.txtを入れるとなんで警告が消えるのか?
これは、実はサイトオーナーも広告主も一緒。ちゃんと正規の広告認定を受けた広告主、および正規の広告認定を受けた広告だけ表示する事に同意するサイトオーナーというads.txtプロジェクトグループへの参加表明のようなもの
つまり、サイトオーナーが意図しない形で広告が入ってくる自動挿入という仕組みであっても、Googleが正規の広告として認めないコンテンツを提供する、ads.txtプロジェクトに参加していない広告主の表示を排除するなりすまし、偽装防止の仕組みを導入しましょうね!という忠告でもあり、警告でもあり・・
見方によっては、踏み絵のような強制でもある訳で・・(´ε`;)ウーン…
偽装やなりすまし以外で排除される広告とは何なのかはGoogleのみぞ知る
もしかしたら、これから先、某国絡みの広告ほとんどでなくなる的な可能性も・・ゲフンゲフウン ま、GoogleさんはYoutubeでも一般ピーポーを巻き込む大きな変化をどんどん起こしてるから可能性は無きにしも非ず
逆にads.txtを入れるメリットがでかすぎて踏み絵を踏んでしまう
調べていく限り、まったくads関連の警告が出ていない私のような人は次の可能性がある
- そもそもアドセンス側で重要な広告スペースとして見られていない
- たまたま違法ななりすまし、偽装広告が出た事がない
①だとなんか悲しいけれど、でもなんとなくわかるのが・・関連ユニット広告をドメインで許可が出てない所はおそらくそっちに該当する気がしますね。他のドメインでは関連ユニットが許可されているのに、なぜかこのブログ(記事数やアクセス数があっても)では関連ユニットがいつまでたっても許可されないので(;´д`)トホホ
②の場合は記事に関連する広告表示で、怪しい広告がたまたま出てないだけのラッキーというケースもあり得ます。このads.txtの警告はごく最近になってからちょこちょこ話題になってきたようなので、比較的新しい仕組みが関係してると思います
で、①だろうが②が理由だろうが・・警告出てないなら別に今のままでいいんじゃね?(゚∀゚)アヒャ という私のような思考の人はこれを見てください
ads.txtがないサイトはDSPからはじかれる!?
一回長々書いたけど、ざっくり切って簡単にまとめます
- アドセンスのクリック単価は多くの競争によるオークションで決まる(高い)
- DPSは広告主にとって最適な多くの広告掲載先を提供する事ができる自動システム
- DPSはadsプロジェクトに参加し、明確に情報を証明した優良な広告主のみが利用できる
- DPSによる広告掲載候補はadsプロジェクトに参加する証明(ads.txt)をだしたサイトオーナーのみ選ばれる
ざっくりと良い点を言えばこんな感じですが、逆説を書くとこうなります
- adsプロジェクトに参加してない広告主(なりすまし・偽装)のはじかれたアドネットワークができる
- adsに参加してない広告主のみの競争率の低いオークションでクリック単価が決まる(安い)
- ads.txtがないサイトオーナーから広告掲載先が選ばれる
つまり、ads.txtがあるかないかで、クリック単価が安い上に、なりすましや偽装広告主を引き寄せる事となり、今後はADSプロジェクト参入企業やサイトオーナーが増えれば増えるほど、ADS対応してないサイトオーナーには偽装広告やなりすまし広告のでる確率が右肩上がりで増え続け・・あげくの果てに警告を無視してたら自動挿入広告枠の停止措置が待っている
・・という事なので、アドセンスで収益を考えるなら、ads.txtという証明をしない理由はないという事ですね
結論:自動挿入広告を使いたければads.txtプロジェクトに参加しよう
ads.txtファイルの警告がでるのは、現時点でGoogleが認めた正規の広告以外のなりすまし広告(違法・トラブルの元)も含まれている可能性もあるため、安全のためにサイトオーナーさんもads.txtで安心安全のプロジェクトチームに入りましょう=それをしないオーナーは締め出し(DPSツールから排除)=自動広告を表示させないという形になるだけですが
この仕組みは既存の広告ユニットにはまったくもって影響はないです
警告がでて自動広告がでなくなった人でも通常の広告ユニットは表示されている事を確認しました
最後にほほえみの爆弾をひとつ ・・と思って色々書いたけどやめた(゚∀゚)アヒャ (゚Д゚;)
ま、なんでこんな事がおきるのか?制度や仕組みの穴については自分で考えてな
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