好奇心

直感・閃き・気になる事探究を楽しむ

釣りから学ぶ 氣を巡らす事の本質

視界の見えない夜釣りで気づく、氣を巡らせる範囲はこうやって広がるという精神論な気づき

夜釣りで起きかけたトラブル色々

夜釣り

最近は釣りの回数も増え、慣れてきたせいか釣りを始めるまでの準備の時間も短くなってきたのだけど、視界のない夜釣りの堤防、雨風が強い状態でのガイドの糸通しやリーダーを結ぶ作業というのは

正直な所、よく見える場所、風などの影響がない状況で行うのとはわけが違う難易度になる

また、広い範囲を使って竿を寝かせてガイドを通すといった作業も、狭い堤防でしかも夜間で視界が無い状態では、ライトが当たってる手元のみしか見えず困難

そんな手間取ってる状態でも、周りに釣り人がいる状態では状況が一変する

大物がかかったら、その戦いのために釣り場を右へ左へと魚に合わせて竿のテンションを維持したまま釣り人は動く。それにタモを持ってついて歩く人などもいて、結構どたばたな状況になる

その際に、まだガイドに通ってなくてふわふわ長く飛んでるラインなどが絡まるとトラブルになるし、地面に竿を置いて作業をしていると踏まれるか、余分に伸ばしているラインやリーダーが見えず足にひっかかったりなどで落水のトラブルにも発展する

その原因が、自分の準備でいっぱいいっぱいな範囲しか氣が巡らず、その間にも刻一刻と変わる周りの状況変化に氣を巡らす余裕がない・・というか、そういうトラブルが起きるかもしれないという可能性にすら気がついていない

終わってみて事なき(落水はなかった)を得たけれど、当たり前の中に気が付いてないだけで、自分の氣が周りに巡ってない事がこれだけあるのか!Σ(゚д゚lll)ガーンと改めて実感した

気が付かなければ氣の巡る範囲は広がらない

気づかない人や状況を一言でいえば、視野が狭い

まさに、暗闇の夜釣りは自分が持っているライトの範囲しか何もみえない一寸先は闇。後、1m先なのか、60cm先なのかわからないが、その先で堤防は途切れ海に落ちる

という緊張感の中、竿を落さないように持ち、風に吹かれるラインを持ち、リーダーを結ぶという作業方法は、実は最初に師匠が実演で見せてくれていた

自分の立ち位置を変えず、太ももに竿を挟み、無駄な長さのない適度に伸ばしたラインを張り、リーダーは最小限に出し。手元は緩やかな余裕を作りながら、胸の高さで結線し、無駄な糸きりからスナップの取り付け、ジグのセッティングまで

一切その姿勢もポジションも変える事なく、人ひとり分の立ちスペースで行う

最初に教えて貰った時は「それはまだできないから地面に置いてやるわ!」とか何かに立てかけて覚えた結果、その立てかける場所も、置いて作業するスペースもない極限の状態において、師匠の教えが実は最も効率が良い安定したやり方だったという事に気づく

最初の教えは、師匠の経験から生まれた、最も効率よく安定して作業できるやり方だったのだけど、難しそうに見えて嫌煙した結果、その時が来た今やっと それが大事だったんだ!(;゚Д゚)氣が廻った訳だ

今ならわかる、師匠のあのやり方こそが視野の狭い夜釣りにおいて、雨風に負けず、周りの釣り人にも迷惑をかけずという自分の作業にも氣を巡らし同時に周りの環境変化にも氣を巡らすという

非常に広範囲に向かって氣を巡らしているからこそトラブルが起きないんだ

師匠は海に落ちた経験もある(ライフジャケットの重要性を語っていた)
師匠は人のライントラブルに巻き込まれた事もある(無駄に糸をたるませるなと語っていた)
師匠は人の竿で躓いた事もある(周りを見て他の釣り人の安全確認もしろと語っていた)
師匠は人のライトで大物を逃がした事もある(シーバス等、大物が逃げてしまう)

これらは全部、経験からくる知恵をちゃんと伝えてくれていたのだけど、風も雨もなく、広いスペースの雑談で知識として教えられていただけで、実地における自らの状況の体感がないから、その状態を想定するシミュレーションする事ができなかった

氣を巡らすは内観(シミュレーション)から始まっている

一度、痛い経験すれば、人は失敗を学習する失敗を失敗として痛感しなければその場限りの一過性で忘れてしまうもの

車の事故がわかりやすい

死なない程度の事故の経験をすれば、運転が劇的に上手くなるというのは、その状況を繰り返さないために自然に氣が巡って注意しているのだけど、事故を繰り返す奴はその事故の原因が自分の不注意であるという事に氣を巡らせる事ができない

だから何度も事故る

これをすれば、あーなる
あれをしたら、こーなる

タラレバの因果関係というものを先にシミュレーションする事を氣を巡らすという事と置き換えるとわかりやすい

私は釣りに関してはまだまだ自分の氣を巡らす範囲が狭い事を痛感した。釣り場は一人ではないのだから、周りにもあらゆる面で想定して配慮しなければいけないが・・

まだ気持ちに余裕がない(笑)
こればっかりは自信を持つまで意志氣して経験をつまねば(日々精進)

やはり釣りは精神修行にいい(魚待ってる間瞑想もできるし)(((uдu*)ゥンゥン

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